式内 羊神社 由来略記

一 御祭神

    天照大神

    火之迦具土神

二 鎮座地

    名古屋市北区辻町五丁目26番地

三 由緒

    創立年月日は不詳なれど、第六十代醍醐天皇の御代

    延喜年間(西暦901〜922)にまとめられた

    延喜式神名帳に 尾張の国 山田郡 羊神社 と記され

    本国帳に 従三位 羊天神 と有る古社である。

    神社に保存されている棟札によれば、

    本殿は慶長十八年(西暦1612年)に再建されたとある。

    その後、天保九年(西暦1838年)尾張第11代藩主

    徳川 斉温公の時代に改築され、今日に至っている。

四 境内末社

    白山社  秋葉社  津島社  御岳社  

    山神社  水神社  稲荷社

社名及び 地名の由来

  社名の由来

    群馬県多野郡にある「多胡碑」に関係ある

    「羊太夫」(この地の領主)が奈良の都にあがるときに

    立ち寄っていたゆかりの屋敷がこの地 現辻町にあり

    この地の人々が平和に暮らせるため

    「人心を安らかに」という願いをこめて

    羊太夫が火の神を祀ったといわれ、羊神社と呼び称えるように

    なったと伝えられている。

  地名の由来

    鎮座地 辻町は、尾張志に

    「今、村の名を辻といえるは、羊の省かりたるやとぞ」

    尾張国地名に

    「住昔 火辻村といひしを 後世 火の字を忌て単に辻村と書といふ」

    と記されている。

    里の名を辻というも御社の羊の名にし負へるとぞ聞く

 

昭和31年 名古屋市文化保財保存調査委員会により

史跡名勝箇所に指定されている。  






なお、羊太夫のふるさとである群馬県には、延宝年間(1673〜81)に創建された「羊神社」があるそうです。

こちらの御祭神は 天児屋根命、多胡羊太夫 藤原宗勝公 


「多胡碑」は、奈良時代の和銅にたてられたそうです。ということは、
藤原不比等と、ほぼ同時代の人ということになるのでしょうか。
羊太夫の一族は帰化人らしいです。伝説もありますが、古代の事なので諸説あるようです。
貨幣鋳造に尽力したから 火之迦具土神を祀ったという説を目にしました。

羊太夫に興味をもたれた方は、「和同開珎」ホームページ内の「和銅会報第8号」に詳しくのっています。


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