廃線跡散歩

2009年05月04日

中央西線 定光寺駅付近の旧線


平成21年5月2日から6日まで、中央本線 定光寺駅付近の複線電化付替前の旧線が一般公開されました。
新聞記事でそのイベントを知り、行ってきました。
テレビニュースでも放送していたので、一般の人も多数来ていました。
旧路盤への登り下りは思いのほか道は険しく、山間のハイキングのようでした。
お年寄りは途中でばてている人も。
気軽に街中の公園感覚で行ってはだめでした。
線路跡の路盤もバラストが残っているので、土の上を歩くよりもごつごつしていて歩きにくかったです。
廃線鉄道マニアよりも、休日のさわやかウォーキングに参加するような中高年と、家族連れがほとんどでした。
私はしっかりと運動靴と懐中電灯持参です。廃線跡巡りの基本グッズです。


レンガ積みの重厚な坑口。
こういう施設が一般的な興味の対象になってきました。
長崎の軍艦島とか。



トンネルの中は岩でごつごつしていて、また真っ暗なので慎重に歩かないとけつまずきます。



橋の部分にも重厚な橋台が。


中央本線のこの付近は、昭和41年に複線電化の現在線に付替えられました。
それまでは巨大な蒸機が客車や貨車を牽いてここを走っていたなんて、夢のようです。



場所は定光寺駅(左)から写真奥の古虎渓駅方向で、現在線がトンネルに入る付近から、川に沿った山肌に沿って、旧線があります。
対岸には愛岐道路が通っていて、車が頻繁に走っています。




旧北陸本線 柳ヶ瀬トンネル


単線の線路跡は、信号制御の一方通行。高速道路が横に。




漆生線 才田駅


廃止されて数年後の風景。今はもうないだろうかあ。




山陰本線 保津峡駅


トロッコ観光専用線で復活しています。廃止直後の様子。




漆生線 嘉穂信号所


上山田線と漆生線との分岐場所にあった嘉穂信号所。
まだ列車が走っていた時、漆生線の初乗りのとき、夕暮れ時にこの信号所に列車は止まりました。
信号所の係員がひとり仕事をしている姿が見えました。夕暮れの薄暗くなった中、淡い明かりの信号所。とてもさびしい雰囲気だったことが強く印象に残り、あの風景は今でも強く記憶に残っています。




嘉穂信号所の中


こんな機械がまだ中に残っていました。




漆生駅跡


この写真自体が、もう15年くらい前の写真・・・




沖縄県営鉄道の跡


国場川に残る橋台。宮脇俊三の本で知って、実際に見にいきました。




那覇市内 首里までの電車線の橋台


これも同じく、沖縄都ホテルの裏にある橋台跡、へこみは銃弾のあとだそうです。




福知山線


武田尾駅付近。新線付け替えにより廃止されました。




福知山線旧線


最近はハイキングコースになっているとのこと。




福知山旧線


この頃はトンネル内は真っ暗で、歩くには懐中電灯がなければ無理でした。




北陸本線 旧線 中之郷駅


敦賀−木之本間。道路沿いに今でも整備されてます。




北陸本線 旧線 小刀根トンネル


旧柳ヶ瀬線。明治の初めに掘られたトンネルで、敦賀市指定文化財に指定されています。




小刀根トンネルの説明


最近、こんな案内板が設置されました。




北陸旧線 柳ヶ瀬トンネル内


出入り口で信号により規制している交互通行です。歩行者、自転車は通行禁止。




北陸本線旧線 敦賀−今庄間


カーブの具合がいかにも鉄道の路線です。




旧北陸本線、小刀根トンネル


木之本−敦賀間。




北陸本線 旧線 敦賀−今庄間


いくつものトンネルを越えて。




北陸本線 旧線 親不知付近


北陸本線は、付替工事が多数あり、旧線の廃線跡が豊富です。




北陸本線 旧線 筒石駅付近


自転車道になってます。




鍛冶屋線 鍛冶屋駅 


廃線後




鍛冶屋線 鍛冶屋駅


廃線前





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