蒲松齢の『聊斎志異』
【37】愛書狂 玉桂は本が好きで、20才を過ぎても結婚を考えず、本の中から好い人が迎えに来ると考えては暮らしていた。そんなある日、本を開くとそこから美人の描かれたしおりが出てきた。男はそれを眺めているうちに、彼女が話しかけてきた。そして二人は囲碁や将棋をして遊んだが、そのうち両者の間に子供が出来た。うわさを聞いた知事も玉桂の妻を見たいと思ったが、女が恐れて姿を隠したため、知事は怒って男の家の書物を焼き払ってしまった。