いつか、大切な秘密を、かけがえの ないあなたと

菅原玲晶/作


黄昏に響く歌が、とても神秘に思えて、低く、沈んだ。


彼とわたしの間には薄っぺらい一枚の壁しかないのに、
その一枚がとても重い。

いつか、かけがえのないあなたと、大切な秘密を。

いつか、かけがえのないあなたが、教えてくれた、一枚の歌。


とても、薄っぺらい君が、重く、笑う。

たぶん、世間ではこういうことを、『泣く』と表現されるのだろう。


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