私がファミマガこと「Family Computer Magazine」と出会ったのは小学生の中学年でした。その時は、290円で月刊誌。スーパーマリオブラザーズの攻略で、ずらずらっとコースの地図が書いてあったのを覚えています。それからもう15年以上・・・時が経つのは早いですねぇ。
月刊から月2刊、隔週刊となり、ファミマガもどんどんパワーアップしていきました。この頃の付録が今でも忘れられません。極厚極太で、通常の雑誌(200ページ前後)に更に付録としてA5サイズの付録(100ページ〜多い時は300ページを超えるものも)がついていました。特にすごかったのが、RPG攻略大全や、DQ,FFなどの付録(6冊になることも・・・)この頃は定価が毎回違い、店員泣かせだったのかなぁとも思える時期でした。そして、何よりも凄かったのがウルトラ技(ウルテク)がなんと50個!その中に+1個ウソテクニック(ウソテク)が入っていて、それを探すのにも燃えた頃が有りました。「あれ?おかしいなぁ。いくらやってもこの裏技出来ない・・・」・・・ウソテクでした。ウソテクが実際にゲームに採用されたもの(桃鉄)もあったり、この頃のファミマガは凄かったです。そして、ハイスコアを表彰するページも有り、母と協力して、パルテナの鏡(Discsystem)で最高得点を出して応募し、紙面に載った覚えも有ります。今でも、この頃のファミマガの雑誌をどこか出してくれないかなぁと思っています。この頃はファミコン通信(現ファミ通)より売れていたんだよねぇ・・・信じられないでしょ?
FCからSFCになっても、まだまだ全盛期でしたが、SFCからN64になる頃には下降をたどっていきました。そして、徳間書店もSS向けのSaturn FanとPlaystation Magazineを創刊しました。そして、64になる時に雑誌名もファミマガ64となりました。しかし、ファミマガ64になる半年前ぐらいから本が売れなくなり、ファミマガ64になったら周りに買わない人が続出していましたね。
64はあまり売れ行きが良くなく、この頃からPSの雑誌も買うことにしました。そこで買っていたのがプレマガことPlaystation Magazineです。あれこれの会社のサポート計画などの企画が大好きでした。時々極厚の付録があり、ファミマガの後継かなぁと思っていたりもしました・・・。しかし、長い間は続きませんでした。そのうち電撃PlayStationを買うことになります。
ファミマガ64はというと、そのうち合併号が多くなり、最終的には月刊誌となってしまいました。
徳間書店が大勝負に出たのかな?ファミマガを遂に週刊誌として創刊しました!ソフトのレビューやランキングシステムなど、斬新な部分も数多くありました。そして、時には大技林を付録としてとじ込んだりしていましたが、あまり売れ行きはよくありませんでした。それまで、週刊誌はファミ通の独壇場でした。ファミマガWeeklyが出た途端、ファミ通の誌面が急に良くなったかなぁとも実は思っていて、2週間に1回ぐらいはファミ通も買っていました。しかし、半年で突然の休刊・・・。徳間書店は窮地に追いやられていくことになります。
それからも、ファミマガ64、PlayStation Magazine、Saturn FANの3誌は続いていたのですが、どんどんページ数が減っていき、100ページを切るようなことも有りました。そして、ファミマガ64も休刊になり、PlayStation MagazineやSaturn FANも150ページを超えることは無くなり、定価も580円とか高い値段になってしまいました。ファミマガ64が休刊してから数ヶ月後、Nintendoスタジアムが創刊され、ゲームボーイ(主にポケモン)の話題である程度のユーザーは獲得していました。
しかし、その時はやってきてしまいました。1999年12月、PlayStation MagazineとSaturn FANが相次いで休刊。Nintendoスタジアムも次回予告無しで休刊?と思ってしまいました。
その2ヶ月後、Nintendoスタジアムは出たのですが、株式会社アンビットが制作していることに気がつきました。やっぱり儲かってなかったんですねぇ・・・。大技林も広技宛という名前になって今もひっそりと出ています。Nintendoスタジアムは毎日コミュニケーションズから出版されており、同じく毎日コミュニケーションズから出版されているNintendo DREAMと競合。2002年7月に両雑誌の統合が図られ、現在は「Nintendo DREAM」が月2回刊で発行されています。