<注意>ここで紹介するパターンより安い運賃で特割、特便割引等で運行している場合もあります。また、1円でも安く乗りたい方は、バーゲンフェアや超割を使用してください。
金券ショップでの株主優待券の販売パターンは大きく分けて2つあります。1つは、予約は自分で取り、株主優待券を金券ショップで購入し、当日空港で株主優待券を出して支払いする。もう1つは、予約は金券ショップ側で行い、当日空港で支払う(金券ショップで全額支払う)パターンがあります。ここでは、前者のパターンを前提としてお話します
名前 | 入手しやすさ | 安値 | 平均 | 高値 | 特徴 |
ANA株主優待券 ANA株主特別優待券 | 普通 | 9000 | 10000 | 12000 | 1枚で全日空、エアーニッポン(ANK)、A-net(エアーニッポンネットワーク)の好きな1区間が普通運賃またはスーパーシートプレミアム運賃の50%OFFで搭乗出来ます。有効期限内であれば使用期間に制限がありません。 株主優待券は年1回、6/1-5/31の発行、株主特別優待券は年1回、12/1-5/31の発行です。 |
日本航空システム株主優待割引券 | 普通 | 8000 | 9000 | 10000 | 日本航空ならびにJALエクスプレスが運行する国内全路線の好きな1区間が、普通運賃の50%OFFで搭乗できます。クラスJ料金は対象外です。有効期限内であれば使用期間には制限がありません。 こちらの株主優待券は6/1-5/30,12/1-5/31の年2回発行されます。使用期限直前になれば、値崩れすることもありますが、逆に品切れで入荷しにくくなります。 |
詳細の使用基準については、ホームページを御覧ください。共通事項としては、「誰でも使用可能」、「有効期限までに購入すれば、航空券の有効期限までは使用できる」、「株主優待券は大人片道普通運賃を割引します。往復割引、特割、バーゲン型運賃等の普通運賃以外の運賃には使用できない」、「ホームページ等で予約する場合、普通運賃で予約可能」というところです。
この株主優待券は、特割の設定されていない区間、ピーク期で特割が設定されていない時期、当日に突然飛行機に乗らなければいけなくなった場合、当日になって突然搭乗便の変更を柔軟に行いたい場合、特割の購入期限(前日)に決済を行いたくない場合等に有効です。ただし、株主優待券の価格が普通運賃×50%を超えるような金額である場合は損します。例えば通常期では名古屋−成田線では普通運賃15000円のため、7500円未満で株主優待券が入手できる場合のみ有効です。
下に、一部区間についての運賃算出例を出します。通常期運賃を参考に算出しています。
その1:名古屋−福岡・・・ANA,JAL通常期の普通運賃21000円、特割1&特便割引1:12000〜13000円、株主優待券:21000円×50%+株主優待券代(9000円)=19500。Web割が無くなったので、当日にしか予約出来ない場合には有効ですが、運賃の安い区間ではあまりお勧めできません。
その2:名古屋−高知・・・JAL通常期の普通運賃22000円、特便割引:なし、株主優待券:22000円×50%+株主優待券代(9000円)=20000円で2000円の得になります。特割の無い区間では有効です。
その3:名古屋−札幌・・・ANA,JAL通常期の普通運賃31500円、特割1&特便割引1:27200円、特割7&特便割引7:23000円〜、株主優待券:31500×50%+株主優待券代(9000円)=25750円で、何と5750円の得になります。距離が長く、鉄道との競合区間が無いと、特割よりも安いこともあります。
その4:名古屋−石垣・・・ANA通常期の普通運賃49400円、特割1:41400円、株主優待券:49400円×50%+株主優待券代(9000円)=33700円で、15700円も得をします。名古屋発なら石垣便がお得になる金額が一番高いです。
その5:東京−沖縄・・・スーパーシートプレミアム運賃40200円、スーパーシートプレミアム特割30900円、株主優待券:40200円×50%+株主優待券代(9000円)=29100円で、11100円の得となります。スーパーシートの路線があれば株主優待券はかなりお勧めです。