あとがき
この度は拙作に目を通して頂きまして誠に有難う御座います。
源氏物語ファンの私は、某サイトに「紫の上」のHNで出入りしておりましたが、そこに小説投稿掲示板というのがありまして、他の方々が小説を連載しておられました。
他の方の作品の感想を書いておりますうちに自分も書きたくなってきましたので、この駄作を書き始めました。
しかし、そのサイトは閉鎖されることとなりました。
すなわち、この作品は他のサイトに連載しておりましたものを一括して転載したものです。その際、冗長な部分を削るなどの大幅な改訂をしております。
「紫の上」のHNで現代のサイトに出入りしているうちに、紫の上本人が現代にやって来たらどうなるだろうかと考えたのが発想の原点です。
従って、文中の「私」は全て紫の上自身です。
時代背景は、光源氏が明石から帰還した翌年あたりで、巻で言えば「澪標」に該当し、光源氏28歳、紫の上21歳の設定です。
書き進めているうちに、陰のテーマとして「現代文明への警鐘」が浮かび上がって来ました。
というより、中盤からはそれがメインになってます。
皆様にもいろいろ考えて頂ければ幸いです。
御意見・ご感想は、掲示板もしくはこちらまでお願いいたします。
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