しすの暗黒理力
〜 あとがきと解説 〜
第五部 フィニッシュ
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本部が爆破された事によって、通常の「プログラム」とは違った展開へと変わっていきます。
残っている6人以外に、プログラム担当官 朝宮みさきも動き始めました。
最後の通信も引っかかる所だと思います。
みさきの胸中は…。
80
前回の美鶴とみさきの会話、そして今回の陣とのやり取りで横山シスターズの父親について語られました。千佳子は父親の秘密を知らなかったのです。
今回はラストバトルへ向けての序章となっております。
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色々な意味で読者の皆様の意表を突いた形になりました。
章次は、文字通り死に場所を無くしてしまいましたので、改めて彼の戦う理由を確認させてあげたかったのです。
そして、絶対にかなわない相手に立ち向かう方法は、これしかありません。
彼の攻撃は値千金でした。
82
前半部は美鶴の壮絶な最後です。
「美鶴は改心して一緒に脱出するのでは…」というご意見も頂きましたが、彼女の手は血で汚れすぎています。美鶴自身も自覚のある事ですし、横山純子にはその点を突かれてしまいました。
後半の戦闘は、さらに謎を深めるような結果となってしまいました。
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“一芸に秀でた者が多芸に通じている者を倒す”というお話です。
銃撃戦に肉弾戦、心理戦もあってバトルが好きな方にはかなり楽しんでいただけると思います。
一気に謎解きをやったようになってしまいましたが、概ね予定通りでした。
最後まで千佳子のスタンスが謎でしたが、結局は姉の操り人形だったという事なのです。
最後は、一難去ってまた一難です。
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この回が正真正銘のラストバトルとなりました。
それぞれの戦う理由を明らかにしました。
ついに優勝者決定です。