1999(怨念戦隊ルサンチマン日記)

99.12.31…いつもと変わらぬ日

 少し早く目が覚めたので、「ガンダムミレニアム」をちょっとばかり読む。「ターンエーガンダム」「ブレンパワード」に関する記事が良い。むう、わかってるね。
 食事をしながら雅子様の残念なニュースを知る。どうかお気を落とさず、またの機会が得られるよう励んで(ってなにを?)いただけることを望んでやまない。
 Y2K対応のため、出社。冷蔵庫などわずかな例外を除き、すべての機器の電源を切る。人事を尽くして天命を待つ。いや、私が尽くしたわけじゃないんですが。これで中国か北朝鮮あたりがミサイル誤発射して終わり、とか言ったら笑える。
 塩釜口のモスバーガーで昼食を取る。モスバーガーとポテト(S)、モスチキン、モス畑蒟蒻。
 夕食に弟夫婦と叔父一人、従兄弟二人が来る。またぞろ自分のコミュニケーション・スキルの不足を痛感する。いや、コミュニケーションをとる気がないだけか?
「紅白歌合戦」を見る。割と保守的な構成で、まああんなものか。歌番組は「紅白」ぐらいしか見ないのだが、歌謡曲という文化には興味がある。

99.12.30…予想されたとおりの結末

 見合いの相手先とコンタクトがとれる。1月9日にでも再度お会いしたいとのこと。どうも怪しい。仲介者が勝手にそう言っているのではないかと想像する。
「パンツァーフロント」ではクロムウェル、ファイヤフライ撃破後に高地手前のボカージュを利用しつつ友軍を支援、という手を試してみる。敵を側面から突く形となるので効果的だ。ここで友軍を助けておけば自らの部隊でさばかなねばならぬ敵も減る。
 その後、回り込んでくるチャーチル1両とファイヤフライ1両は高地を利用して撃破。だが、高低差を利用して身を隠すチャーチルにしてやられる。時にはチャーチル相手にてこずっている間に高地の擲弾兵がファイヤフライに蹂躙されてしまうことも。おのれ。
 昼食のついでに書店へ。雑誌「PANTZER」と「ガンダムミレニアム」、「正しいHTML4.0」、「七つの習慣」を買う。「七つの習慣」は先日買ったフランクリン&コーヴェイのシステム手帳で興味をもったもの。帯を見るとナポレオン・ヒルあたりの「夢は実現する!」みたいでちょっと後悔。まあ、売られ方と内容は必ずしも一致しないし、一度読んでみようと思う。
 帰宅すると、再び見合いの相手から連絡。お断りとのこと。推測どおりということか。

99.12.29…考えることは皆同じ

 今日から休み。朝から「パンツァーフロント」に挑む。
 シナリオは「112高地」ボカージュの後ろからクロムウェル2両撃破>陣地を突破してくるファイヤフライを側面から狙い撃ち>高地脇のボカージュを利用して分散配置、チャーチルとファイヤフライを迎え撃つ>チャーチルの装甲が厚く、4両が各方向から狙ってもはじき返す>返り討ちでゲームオーバー、というパターンで負けまくり。
 うーん、こっちも陣地を逆に突破し、後方からチャーチルとファイヤフライを襲うか? いや、その後方にもチャーチルが1両いるし、横っ腹狙われるのは目に見えている。
 会社に少し顔を出した後、久々にレッドバロンへ。以前パフォーマがおいてあったところにはゲイトウェイのフルタワーが。店長が開口一番Macの方が良かったとおっしゃったのは正直意外だった。お話によればWinの最大の不満点はソフトのアンインストールが困難なところとのこと(dllが…)。次いで、再セットアップに手間がかかる点を上げていた。まあそんなものだわな。
 ある意味「ユーザ」ならばWinでOKということか。ま、管理者に苦労してもらえばすむことだし…って、それ「パーソナル」コンピュータか? そういった見方ならWBTは納得できるなあ。

99.12.28…コンシューマ宮川

 朝食後、「パンツァーフロント」に一回だけチャレンジ。独軍練習シナリオ2。ボカージュに潜んで橋に近づくM3を左側面から攻撃しようと考えたが、あっさり見つかる。横っぱらを撃ちぬかれてジ・エンド。もっと早い段階でボカージュに入り、前面を向けるか? あるいは橋のたもとまで突進し、M3が角から出てきたところで側面をぶちぬくか? 後者は3両が一団となって現れるから、正確かつ機敏な射撃技術が必要とされるだろう。もたついているとシャーマンにやられるし…うーむ。
 出社してこちゃこちゃと整理など。
 帰りに、久々に栄・矢場町方面へ寄る。本当はパーカーが欲しかったのだが、思ったより高かったので中止。まあ、着るものがないわけでもなし。ナディアパークの紀伊国屋で「映画秘宝」と「アップル・コンフィデンシャル」を購入。
 何の気なしに文房具コーナに立ち寄ったところ、フランクリン&コーヴェイのPalm装着可能なシステム手帳を発見。思ったよりコンパクトで、しっかりしたつくり。いったん紙にメモし、あとでPalmに入力という使い方も必要とは考えていたので購入。ああ、日本経済への貢献。
 最近はデクリオなるPalmに手書きデータをリアルタイムで転送できるセットもあるが、ちと大きすぎる。遺憾ながら私の用途にはあわない。また、冬はどうしてもセーターなど被り物を着るケースが多く、ベルトポーチでの運用にいろいろ問題が生じていた、という事情もある。今回の購入が単なる無駄遣いに終わるか有効な使い方となるかは、どこまでこのシステム手帳を常時携帯できるかによるだろう。
 帰宅してから「パンツァーフロント」に再挑戦。結局、他人(CPU操作の友軍)にまかせて吉。
 その後二つほどシナリオをクリア。とはいえ黒騎士への道は険しい。4号でファイアフライとチャーチル相手ですか? ファイアフライは距離1800でこちらの装甲をぶち抜くし、チャーチルときたら距離400で側面を狙ってもはじき返すし。むはー、西部戦線も厳しいなり…とかゆー以前に独戦車での射程距離のあわせ方をとっとと覚えろっつーの。

99.12.27…帯に短したすきに長し

 早めの薬が功を奏したか、ほぼ復調。念のため朝食後にも薬を服用。
 社員管理用DBをファイルメーカProサーバに移動。ほぼ同じ時期に標準化したにも関わらず、ファイルメーカユーザはアクセスのユーザより目立つ。SQLサーバとの連携を考えればアクセスの方がいいのだが、開発の容易さでは圧倒的にファイルメーカだ。
 思うのだが、まっとうにプログラマがいるなら、ExcelをインターフェースとしてSQLサーバとデータをやり取りできるようにすればいい。わざわざアクセスを使う意味がどれほどあるのだろう? プログラマがいない場合? 結論はすでに書いたとおりだ。
 定時に退社。テクノポートシトラスによった後、帰宅。食後、「パンツァーフロント」に挑む。米、ソ、独のいずれでも二つ目のシナリオあたりで詰まる。弱すぎるぞ、オレ!
 見合いの結果については未だ先方の感想を確認できず。まあだめだとは思うが。

99.12.26…求むオタク妻!

 昨日はホームページを更新した後、買い物へ。ジーンズと雑誌「世界の艦船」「モデルグラフィックス」、DCゲームの「パンツァーフロント」とPSゲームの「大航海時代4」を購入。「ときメモ2」の評判が良いそうなので手にはしたが、やめた。プレイした場合、おおいにハマルか怒り狂うかのどちらかだろうと想像されたからだ。
 という訳で今日はお見合い。八事のホテルで待ち合わせた後、イタリアレストランへ。会話はまったく弾まず。私が席を立ったときにため息をついたのは、まあそういう意味なのだろう。なにかご用があるとかで、食後すぐにご自宅までお送りし、お別れ。むう、いかんね。
 帰宅後は食欲もなく、熱っぽかったので風邪薬を飲んで早めに就寝。

99.12.25…だらだら妄想する

 以前書いていたことと矛盾するような気もするが、思いつくままに。
 最近よく「パソコンの終焉」という言葉を聞くが、おおいに疑問だ。多くの場合、終焉論者は「様々な専用端末がパソコンにとって代わる」と述べる。
 なるほど、たしかにメールのやりとりだけならi-modeやポケボーで十分だ。ゲームはプレステ2のほうが豊富だろうし、オフィスワークにおいてはネットワークコンピュータのほうが効率的だろう(Win2000はWindows Based Terminal Server機能をほぼ標準的に備えるそうだし)。
 しかし私には、これらはひどくツリー的なシステムに思えるのだ。これらのシステムの中では、どこまでいってもユーザは消費者(または作業者)にすぎない。
 私にとってパソコンとインターネットってのは、もっとリゾームっぽいイメージなのだ。スタンドアローンとして存在できるパソコンが、ネットワークの中である時は消費者であり、作業者であり、提供者でもある。だからこそインターネットは刺激的だし、優れた情報源ともなりえるのではないか。
 たしかに、インターネットの利用の仕方はより多様化するだろうし、そこでは専用端末の活躍する範囲も増えるだろう。だが、それが即パソコンの終焉…リゾームの解体につながるとは思えないのだ。

99.12.24…だらだら嫉妬する

 クリスマスイブ。定時後にレイアウトやネットワークの変更作業。とうの本人たちはとっとと帰ったり酒を飲んでる。んー、そんなものか? こういった時、あきらめるよりは怒る方が建設的だと思うのだがどうだろう?
 作業を終え、帰宅すべく名古屋駅地下街へ。カップルいっぱい。ケーキを片手に帰るものたちもいっぱい。自分が彼らのようになれると思えない。見合いを前にしてそれでいいのか?

99.12.23…だらだら想像する

 風邪はおおむね回復。
 書き忘れていたが、「イスラムと世界史」は読了した。うーん、エッセイ集だったか。まあそれはそれでよし。
 雑誌「MacPower」にてGNU/GPLにしたがい設計仕様を公開する小型PC? に関する記事を読む。どうもかつてのHP200LXユーザらが中心となったプロジェクトらしい。MS-DOSやLinuxに対応するそうだが、BTRONもいけるのか? PalmとノートPCの間を埋める機器として実に興味深い。DOSに「知子の情報」とVZエディタがあれば思考支援システムとしてはかなり使えそうだし。
 こういった、ユーザが中心となった商品開発というプロジェクトが成立すること自体がインターネットの成果だろう。
 永野のりこ先生の「電波オデッセイ」4巻を購入。ひさびさにコミックで泣かされる。

99.12.22…だらだら考え込む

 風邪がやや残っているが出社。考えがまとまらず、なにをやっても中途半端に終わる。
 新年以降の会社組織図を描く。著しくトップヘビーな印象。メンツを保つためだけの肩書きまである。絶対にまずい。来年の今ごろは職探しに走らされることになるのか?

99.12.21…だらだら寝込む

 結局風邪でダウン。9時過ぎに病院に行った後、布団にもぐりこむ。
 寝ながら雑誌「サイゾー」「電脳農奴解放ジャーナル」を読む。「サイゾー」は一時の「Quick Japan」なみに毒の濃い内容だ。対象読者層は…なんなんでしょう。
「電脳農奴解放ジャーナル」はある種わかりやすい。マイクロソフトを頂点にするヒエラルキーへの反抗、というのは実にストレートだ。しかしオープンソースについて述べながらダーウィンとMacOS Xについて一言も言及がないのはいささか不勉強では?
「大江戸捜査網」の再放送を見ながら昼食。急に眠くなったので昼寝。5時過ぎに起き、「ターンエーガンダム」を見る。
 夕食後、「モバイルプレス」冬号を少し読み就寝。

99.12.20…だらだら頑張る

 朝からどうも体調が優れない。風邪をひいたか? 休みを取ることも考えたが、この一週間で決着をつけねばならぬことも多い。薬を飲んで出社。

99.12.19…だらだら過ごす

 9時過ぎに起床。二日酔いではないがどうも首筋のあたりがすっきりしない。
 ホームページを更新した後、会社へ。某団長に渡す分のMacをシビックに積み込み帰宅。その後、塩釜口のFCココイチにてコロッケカレー。
 再び帰宅し、昼寝。たたき起こされるともう夕食。弟夫婦らとともに焼山の寿司屋に行く。弟と両親は日本酒を飲む。私はあの米の腐ったような臭いが苦手だ。
 帰宅後すぐに就寝。

99.12.18…いきなり落ち込む

 7時半ごろ起床。「モバイルプレス」「WorkPad最強化パック2000」を買う。後者の付属CDには「ゼータ0096」のPalm版が掲載されている。という訳で自慢。いい気になる。
 夕刻より全日本Mac系大忘年会。名東区京命交差点近くの三香園で、100名を超すMacユーザらと焼肉&ビール。夜中まで大変楽しく過ごした後、いきなり落ち込みモードへ突入。
 結局、人と接触するためのスキルを磨くしかないのだが。

99.12.17…スタンドアローン

 私のいる会社ではカジュアルフライデーを導入している。という訳でスタジャン姿で出社。が、今日は某D社にワークステーションを届けねばならぬのだった…やばし。まあ持ち前の厚顔無恥で乗り切る。
 夜は会社の同僚らと飲む。同僚らのコミュニケーションスキルには感心する。

99.12.16…油断禁物

 会社で同僚がPM7200/120にLinuxPPCをインストールする。思った以上にスピーディな動きだ。やはりPowerPCは強いのか?
 7200はCPU換装などが全くできず、中古機としてはヘタすると初代PowerMacより評価が低い。が、まだまだ使い道はあるようだ。
 一方、自分は知人分のMacをセットアップ。途中、宮内洋の声でMacが叫ぶ。そいうや、オレがインストールしたんだよな、このコントロールパネル。因果応報。
 帰宅後、録画した「ターンエーガンダム」を続けざまに二回見る。来週は火曜日放送か。要注意。

99.12.15…血の気が多い

 会社でまたしても公開バトル。
 私は他人の傷口に辛子をすりこむのは得意だが、自分のかさぶたをはがされると途端に激怒する。どうすればいいかわからない。
 やや熱っぽいが、これは頭に血が上ったからなのか。それとも、熱っぽくて血が上ったか。多分、前者だろう。

99.12.14…言い訳の多い男

 いつもどおりWorkPadの目覚ましで5時50分に起床。猫の声がしたので玄関をあけると例のトラ猫が入ってきた。キャットフードとパンを少し食わせる。
 猫はようやく暖かい部屋で休めると思ったかもしれないが、非情にも放り出す。許せ、私も出社せねばならぬのだ。
 7時10分発の市バスで地下鉄塩釜口駅へ。約3分程度で到着。行きは便利なのだが、帰宅時にはもうバスがない。早めに自転車を修理せねば。

99.12.13…見合いの日取りが決まる

 むう。やるね「ジョジョ」。まさか週刊少年ジャンプで女囚モノが読めるとは思わなかった。「シャーマンキング」は道円の顔がまるっきりターンエーガンダムで笑える。この作者、以前もこっそり武者ガンダムやバルキリー出してたしな。
 会社で会議中、突如親から電話。見合いの日程についてだ。このあたり、我が親ながら困るところである。とりあえず12月26日に見合いを予定。
 自転車の後輪がパンクらしい。朝、空気を入れたばかりなのに帰宅時にはタイヤはまったいらだ。むう、いつ自転車屋へ持っていこうか?
 両親が三ヶ根へ旅行のため、夕食をコンビニで買う。おにぎりを各種4つ。これとポテトチップ(withサルサソース)で夕食というのは我ながら変。
 三度ほど確認したが、猫の姿は見当たらない。まあそんなものだろう。弟(近所に住んでいる)からの通報によると我が愛車シビックのボンネットで寝ていたとのこと。おのれ。
 防犯のため、1Fの両親の部屋で寝る。

99.12.12…感慨にふける

 ホームページを更新。fetchで今年の分のバックナンバーと98年分などのサイズを比較する。随分増えたように思えるが、これもやはりVAIO購入によって日々に書ける文量が増えたためか?
 焼きそばを食べた後、某有名サイト団長宅へ5台のMacを届ける。有効に活用してくれるであろう人のもとに行ったことは幸いである。
 去年着ていたシャツの襟が擦り切れたのを思い出したので、そのまま買い物へ。紺色のネルシャツとグレーのマフラーを買う。ジーンズも買おうと思ったのだが、人が並んでいて裾直しに時間がかかりそうだったためまた次の機会とする。
 夕食後、「イスラム潮流」の最終回。最後に、イランでの政治的・狂信的イスラムを見せるあたり意地が悪いというかうまいというか。

99.12.11…Rio500を買う

 予約していたMP3プレーヤ、Rio500がようやく入荷。仕事後、受け取りにコンプマート名古屋に向かう。途中、CPUG(中部パームユーザグループ)の一団とすれ違うが、ほとんど言葉を交わさず。ひどく筋違いな恨みを抱く。ううむ、なぜわしってこんなに他人に好かれたいのかにゃー。
 Rio500は、USB経由でMP3をMacやPCからインポートできるのが大きな特徴だ。想像以上にコンパクトで、音質もいい。ボンダイブルー風のトランスルーセントのボディは思ったよりきれいだ。Mac用のソフトとしてはSoundJamが付属する。MacMP3やMacastのプレイリストは利用できないようだ。もしこれからMP3用のソフトを買おうと思っているのなら、先にRioを買ったほうがいいかもしれない。
 親がまた見合いの話を持ってきた。そろそろ焦っているのか? 身上書を拝見するかぎり、正直な方に思える。縁があるとありがたいのだが。

99.12.10…オレは陛下がだぁいすきなんだ!(byゴステロ)

 朝、雅子様ご懐妊のニュースを聞く。まだどうなるかはわからないが、無事の出産を願う。
 なにやら早くも経済効果がどうとか言ってるやつがいるようだが、そんな問題ではなかろう。あ、私は右翼だ。

99.12.9…男たるものカッコつけたいよね

「イスラームと世界史」にて、若き日のケマル・アタテュルクに関するエピソードを読む。むう、カッコイイ。でもほんとに彼はガリポリの戦いで英軍をうち破ったのか? また調べねば。
 遅れた放送回数を取り戻すためか、本日は昨日に引き続き「ターンエー」が放送される。
 今回は、蛮族の王様が大義のため、いにしえの習わしに従い死するという話。この背筋がぞくぞくする感触はいったいなんだろう。かなり強引な展開にも見えるが、なぜか涙が出る。
「ターンエー」で最も心に残っているのは、ウエディングドレス姿のソシエを高々と掲げるターンエーガンダムの姿だ。その情景はこれまでのどのガンダムよりもカッコいい。どこかの雑誌で富野監督について「変な格好のものを動かしたら世界一」と評していたが、まさにそのとおり。
 あの歳でこれほどまでに新しいカッコよさを表現できるとは、やはりトミノはただ者ではない。

99.12.8…これは演習にあらず!

 今日はほぼ一月ぶりに「ターンエー」が放送される。なんぼバレーボールを主催するからといって、それはないんじゃないの東海テレビ&フジテレビ!
 とか言いいつつ出社すると見事にExchange Serverが爆死。いわゆるメモリーリークらしい。およそ半日かかってようやく復旧。おおママン、なぜ私がこんな目に!
 業者にも確認したが、今のところこのメモリーリーク問題への対応手段は定期的な再起動しかないようだ。Win2000では改善しているといいなあ…無理かもしんないけど。
 今回のトラブルはWinNTの問題によるものだが、Exchange Serverについては今のところ不満足な点が多い。残念ながらグループウェアとしての機能はLotus Dominoに劣る。一見なんでもできそうで、実は決まったことしかできないあたりいかにもMS製品。
 そこのあなた、もしグループウェアを導入するならLotus Dominoかサイボウズオフィスをどうぞ。

99.12.7…痛みと歌

 他人の痛みを想像するのは難しい。これは私の能力不足ゆえか?
 カラオケで悲しいうたを歌う人がいる。怒りのうたを歌う人もいる。それはそれでいい。そうせずにいられぬ時もあるのだから。だが、できるなら自分は喜びのうたを、称えるうたを歌いたい(下手だけどさ)。
 美しい言葉が心のうちにあるというのはすばらしいことだと思うのだ。

99.12.6…もしや選択をあやまったか?

 通勤途中、地下鉄で「イスラームと世界史」を読む。なかなか世界史の話にならないような気がするにゃー。

99.12.5…コミックとイスラームとオウム

「シャーマンキング」6巻、「悟空道」10巻、「神聖モテモテ王国」6巻を読む。これらについてはいずれNONSECTIONおすすめBOOKSに加えなくてはなるまい。
「イスラム潮流」第3回を見る。アメリカにおけるイスラムの広がりを描いている。イスラムに改宗した末期ガン患者へのインタビューあり。オウムやらなんやらに心のよりどころを求めざるを得なかった人々がいる。彼らにもしイスラムとの出会いがあったら、と思うといささか残念である。ひょっとしたら、彼らは今ごろ真摯に死にゆくものの救済を考えていたかもしれないのだ。

99.12.4…一太郎ARKをインストールする

 5時30分ごろ起床。一太郎ARKをVAIOにインストールする。とりたてて使う予定はないが、コンセプトが興味深かったので購入したものだ。Word2000のファイルが読めるようなので、できればこれを機会にWordをアンインストールしたい。
 一太郎ARKはJAVAで書かれたワープロソフトで、標準フォーマットとしてXHTMLを採用しているのが面白い。これとインターネット、イントラネットの組み合わせは将来の大きな変革の前触れかもしれない。例えば、以前言っていた「思考支援システム」への活用とか。
 現時点ではMacはサポートされていない。が、以前ジャストシステム自身がiMacでデモをやっていたし、今後に期待。
 出勤途中、コブラとクリスタルボーイをエアブラシでボディに描いたワゴンを見かける。世間は自分が考えているほど狭くはない。あなどりがたし。

99.12.3…罪に許しなどない

 テレビで某教団教祖へのインタビューを見る。曰く「国家が宗教法人に介入するなど前代未聞」とのこと。オウム新法は? 大本教弾圧は? 廃仏毀釈は? まあ、人が何かを信ずるに至るのは、対象が持つ知識に依存する訳ではないのだが、あまりにも程度が低い。私はあの手のくだらぬ宗教に依存する人間に同情するつもりはない。彼らは愚かである。が、その愚かな人々を利用する輩は人とすら思わぬ。とっとと死滅しろ。
 まあ、私もかつて愚かな人々を利用する生業をしていたから、上記の言葉は自らに対する言葉でもある。

99.12.2…寛容たること

 他人に寛容であるにはどうすればいいのだろう。
 自らに自信のあるものは容易だろうと推測はするのだが、そうなる術も思いつかない。

99.12.1…傲慢

 久々にモデルグラフィックスを買う。水玉蛍之丞が「巨大ロボフェチ」の意見が聞きたいなどと書いている。オレがやらねばならぬか?
 見合いの相手の母親が来た模様。最近、娘さんはうつ病気味らしく、今は結婚など考えられない、とのこと。つまり断られた、ということかのう。
 うつ病についてはこちらとしてはあまり気にしていない。一人ではだめでも二人ならなんとかできることもあるから夫婦なんだよね、多分。
 だが、巨大ロボフェチ、軍事フェチについては到底理解してもらえそうになかったしのう。
 二人の話題に接点が少なかったことについては、それもありかと思った。しょせん人はまったく同じ感覚を持てるわけではない。ならばむやみに自分と似た趣味の人を求めるべきでもない。
 気が落ち込んでいることについては、好機とすら思った。もし私がいることで彼女がいやされたなら、私はそれを心の糧として生きていけるだろう、と。
 だがこれは、傲慢というものだ。ろくに接点のない人を救う? 34年も生きてきて、誰一人救えなかった自分が?

99.11.30…脳内リンクの実践、か

「イスラームと世界史」を読み始める。冒頭、20世紀を振り返っての記述が続く。今世紀はメガデス(大量殺戮)の世紀だった、とは「こころの情報学」にあった表現だが、ここでもやはりそれにふれている。
「こころの情報学」では印刷の始まりを言葉、文字の出現につぐ大きな転換点と記している。テレビについても一定の評価をしているが、映画についての評価がなされていなかったことに気付く。
 今世紀のメガデスにおいて映画の果たした役割は極めて大きかったように思えるが、どうだろう? ナチスが宣伝映画に大きな力を注いだことは広く知られている。また、旧ソ連も多様なイデオロギー映画を作っていたことも事実だ。これらをメガデスの原因とは言わないが、メガデスに関わった者たちの認識に強い影響を与えていたのではないか。
 逆に、「こころの情報学」の視点から「イスラームと世界史」を読んでもおもしろい。チンギス・ハーンによって築かれた大帝国はかなり短期間に分散していったが、これは文字をもたなかったことに起因するのではないか? 文字に代わる記号はあったらしいが、それは「読む者」の解釈する範囲が大きいものだったのではないか?
 ん、ひょっとして日本というのは文字で記載されていてもそれを解釈で捻じ曲げられるシステムを有しているのではないか(例.天皇と征夷大将軍・栗田艦隊・憲法9条と自衛隊)? 文字よりも「言葉」や「場の空気」を上位とみなす考え方があるのか? 日本のアメーバ的な法思想と日本史は、前者が原因で後者が結果なのか?

99.11.29…夢を見る

 ひどくセクシャルな夢を見る。やはり昨日の見合いに対し、自分は妙な期待をしているのか?
「こころの情報学」を読了する。なかなか興味深い。オートポイエーシスについては勉強したいものだ。

99.11.28…見合いをする

 大石英司の「新世紀日米大戦」9巻を読む、タイトルどおり21世紀の日米戦を描いた小説だ。
 夢も希望も破滅すらない小説で、そのグロテスクさには息を呑まされる。
 11時に見合い相手とその母親が来る。茶を飲んだ後、八事のイタリアレストラン「つわのや」へ。幸い駐車場はまだ空いており、容易に車庫いれができた。
 第一印象は悪くない。フランクに話される方で、人当たりの良い方だ。やはり接客業をされていたせいだろうか。ただ、それゆえに本心では私をどうとらえたかよくわからない。
 思い切って自分がオタクである旨を告げる。が、どうもオタクという言葉そのものを知らない様子。とりあえずガンダムと軍事のマニアということで説明する。が、超合金ロボと軍服のマニアとして受け取られてしまったようだ。ま、そう違う訳でもない。
 食後、二人とも特に行くあてを思いつかず、赤池のゲーセンへ。上海でこてんこてんに負ける。子育てクイズゲームにさんざんつぎ込み、なんとか終了。例によって「役に立たない知識ばかりもってる」ことを自ら暴露してしまったか?
 一目あって恋に落ちるような相手ではない。が、多くの愛や恋はそのようなものだろうとも思う(推測のみ)。できればもう何度かお会いしたいところではあるが、さて、先方はどう出るか。

99.11.27…準備する

 MS Word2000のマニュアル本を買う。会社では公式ドキュメントのフォーマットとしてWordが選ばれているためだ。Wordには自動で書式を設定する機能がある。が、自分の考えるような書式にはなかなかできない。ああ、うざったい。
 とはいえ、Wordでしか文書を読むこともできぬ不幸な人々がいるのも事実。他人にあわせることは美徳だし、ある程度勉強することにした。
 床屋にて散髪。車も洗車する。ついでに、八事のイタリアレストランの駐車場を確認し、予約。靴を磨く。すべて明日の見合いのためだ。
 写真で見た相手は割と美人。ただし、人に言わせると私の守備範囲はきわめて広いそうだ。やや派手目の装いで、どうも私を気に入りそうに思えない。

99.11.26…鬼子母神のこと

 彼女が罪もない童女の命を奪わずにいられなかったのはなにゆえか? 仏道はそれを抑える力とはなりえなかったのか? 残された子らは、これからの生を羅刹の子として過ごすのか?

99.11.25…未知の世界

 少し早く家を出たせいか、地下鉄が空いていた。おかげで、週刊少年チャンピオンを名古屋駅につくまでに読み終える。惜しみなくゴミ箱へ直行。重量、及び体積と比較した場合、多くのコミック雑誌は持ち帰るに値しない。
 地下街で妙なPOPを見る。ワコールのマシュマロブラに関するPOPだが、「最終入荷!」などと大きく書いてある。ある特定の機能を有する商品が、一定の期間内しか購入できないというのは不可解な話だ。デザインなどの差ならわかるし、あるいは機能の組み合わせ方が異なるというのもよくあることだ。しかし、マシュマロブラってそんなものなのか? それともマシュマロよりもっとやわらかいブラが出るのか? でもそんなにやわらかいとブラの意味ないよな?

99.11.24…謎の頭痛

 朝から妙な頭痛。首筋からこめかみにかけておよそ8箇所ほどに鬱血したような痛みをおぼえる。これまでになかったタイプの痛みで、ちと不安。とはいえ、そんなのを気にするのは、みのもんたの番組ばかり見ている連中みたいでかっこわるい。
 とりあえず昼前にはおさまったのでよしとする。

99.11.23…また電子書籍のこと

 沖縄関連のCD-ROMを両親のiBookにインストール。T-Timeを使ったタイトルで、インターフェースは本に近い。そのせいか、親も積極的に触っている。父などはページをめくろうとしてつい指をなめてしまうほどだ。
 こうして見ると、T-Timeはたしかに書籍のもつユーザインターフェースをうまく活かしている。そのうえ、T-Timeではフォントのサイズなども自由に調整でき、音声や画像などのさまざまなメディアとリンクも可能だ。
 本来電子書籍とはこうあるべきなのだろうね。

99.11.22…それが何故に起きたかは知らないが、哀悼の意を表す

 6時20分ごろ起床。カワハギの干物と大根の皮の漬物で朝食。
 帰宅後、自衛隊機墜落と、それによる首都圏停電の報道を見る。
 人が二人死んだことより80万人が迷惑したことのほうが大きく報じられるのはあまり好きな現象ではないが、理解する。基地が市街地付近にあることに拒否感をしめすのもわかる。でも、そう思うなら沖縄県内での米軍基地移設についてなにか言うべきではないのか?

99.11.21…ひたすら寝る

 近鉄アーバンライナー始発にて大阪より帰宅。寝る。

99.11.20…宮川弘行、西へ

 起床後、名古屋駅方面へ。ターンエーガンダムのDVDを買う。現在DVDプレーヤもDVD-ROMドライブも持っていないため、実際に見るのはプレステ2発売後となろう。会社に行き、人に頼まれたPowerBookの設定。そのまま近鉄アーバンライナーにて大阪へ向かう。あるメーリングリスト関係の友人らと飲むためだ。
 難波、日本橋界隈をぶらつくが、甘納豆以外とくに買い物はせず。
 日本橋は秋葉原と並ぶ電脳街だが、やはりそれとも大須とも違う雰囲気を有する。大須は多様性を具現化したような町で、ある意味電脳街ではない。また秋葉原は、さまざまな煩悩が充血し、屹立した、まさしく「日本の男根」とも称すべき町だ。
 日本橋をどう表現すべきかはいまだ思いつかない。
 飲み会はつい帰りそびれ、難波のカラオケボックスで朝まで歌う。

99.11.19…名古屋にモスクってあるのかにゃー

 夢の中でひどく不安に感じる。具体的にどんな夢だったかはまったく思い出せない。
 帰宅後、「イスラム潮流」という番組を見る。イスラームはいいなあ。オレもどうせ宗教をやるならイスラームだぜ。
 ある意味、イスラームというのは実に枯れた宗教だ。ここでいう「枯れた」とはよくSEあたりが使うのと同じ言い回しだ。そう、ちょうどUNIXやDOSについて言うときのような。イスラームに人が感じる違和感は、おそらくGUIユーザがコマンドラインのみでおこなわれる処理を見て感じるものに近い。イスラームの民は人というハードウェア、心というソフトウェアの限界をかなり鋭く見極めている。イスラームにおける精神病理についての研究はないのか?

99.11.18…デノミと自己嫌悪

 なにやら自民党あたりのおっさんたちがデノミがどーのとのたまっているそうだ。100円を1円にすると1円≒1ドルになるというのが「円の存在感を高める」というのが理解できない。たしかに人間は必ずしも論理的ではないが、為替相場で飯を食っている連中がそこまで直感だけで判断するとは考えにくい。
 2000円札を出す、というだけで大騒ぎになっているのにすべての通貨を変更するなんてどうかしている。最近政府やマスコミはやたら500円硬貨偽造問題について取り上げているが、造幣局がらみの連中はなにかたくらんでいるのか?
 出勤時にコンビニで週刊少年チャンピオンを購入。表紙を見ていたら、なんだか自分がいやになる。
 夕食は名古屋駅前のラケルでジャガイモとキノコのオムレツ。私は人を楽しませる術に欠けている。

99.11.17…ぴりっとごーごー、ごーごー

 WorkPadに起こされる。寒い。本日より冬物スーツで出勤。
 出勤途中にコンビニで週刊少年サンデーを購入。「真夜中の決闘」はまあ、あんなとこかね。今回の「じゃじゃうまグルーミング」はなかなかに色っぽい話でナイス。あ、おれ馬になるのは好きじゃないです。
 帰宅時に名古屋駅の売店にて週刊少年マガジンを購入。あいかわらずトルエンくさいコミックばかり。
 夕食後、ポテトチップにカゴメサルサ(瓶詰めタイプ)をつけてつまむ。以前でていたチューブタイプと比べ、ザク切り野菜が増えたのはいいが、どうもやや水っぽい。個人的には以前のタイプのほうが好みだ。

99.11.16…WinCEとH2

 パーム航空を覗くと、SonyとPalmComputingが提携とのニュース。次世代機ではAV機能を付与し、メモリースティックを利用可能とのこと。まあメモリースティックウォークマンとして使える、という意味だろう。静止画の表示(多分、うわさのカラー液晶で)もあり、か。
 Palmのアプリケーションとしてもメモリースティックが扱えればメリットは大きい。例えばPC上でDBを変換、メモリースティックに入れてPalmへ、とか。そういえばオレのVAIO、メモリースティック使えないんだよな…。
 なんにせよ、SonyがWinCEを選ばなかったのは卓見だ。残念ながら最近のWinCE機は販売対象を見失っている。リブレットffのような低価格ミニノートPCと比較した場合、遺憾ながらCE機には二つしかメリットがない。短い起動時間と、長時間持つ電源、だ。サイズや重量では大差がないし、価格もたかだか2、3万の差だ、しかも決定的なことに、WinCEで利用できるアプリケーションはまだまだ限られている。これではCEを選びたくても選べない。
 WinCE機はモノクロ液晶(16階調ぐらいあればよい)モデルを併売するべきだ。モノクロ液晶の場合、ミニノートとの価格差はたぶん5、6万。かならずしもカラーを必要としないユーザには魅力的な価格となろう。しかも、ATOKやWZなど日ごろ慣れ親しんだ製品の姉妹品が用意されている。キーボードもあるし、用途によってはミニノートやPalmより使いやすかろう。そして「用途」は、サードパーティのアプリケーションで拡張できる。そのプラットフォームが良い市場になると判断されれば、だが。
 Palm-sizePCは、ああ、ダメでしょ。唯一のメリットたるAV機能までPalmに追いつかれそうじゃ。
 新聞を見ると、トップ記事でH2ロケットの打ち上げ失敗が取り上げられている。以前、H2製作にはミクロン単位の狂いを肉眼でチェックできる職人が携わっているという記事を読んだ。そんな職人技に頼らねばならないようでは量産も低コスト化もできるはずもない。
 それでもコストダウンを、と言えば結局ベテランを非熟練者におきかえていくしかない。もし今回の失敗がそのようにしておこったのであれば、それは戦前、戦中において日本がおかしたミスの再演となる。

99.11.15…世の中いろんな器があるよね

 5時過ぎに起床。大根の味噌汁、韓国風味付け海苔で朝食。
 どうも気合が入らない。同僚らの話によれば最近自分は荒れているらしい。人間として底が浅い証拠。ちまちまとした工作などをしていると気が楽。ワシってそういう生き物なのかにゃー。
 雨がけっこう降っていたため、星ヶ丘駅からタクシーで帰宅。夕食はカンパチの照り焼き、ポパイエッグ、カレーライス。

99.11.14…ぼんくらの休日

「ターンエーガンダム」の2枚目のサントラ「ディアナ&キエル」を買う。アニメのサントラはあまり買わないのだが、ターンエーの場合どことなくワールドミュージックっぽいのが気に入っている。
 本物のワールドミュージック愛好家に言わせると単なるもどきかもしれないが、それでもいいと思っている。作品が異なるもの同士の出会いを描いているなら、その音楽が「異なる何かを取り入れた形」であってもいいではないか。
 挿入歌「月の魂」がひどくプリミティブな感じで良い。こういった人の生っぽさを描かせたら富野監督に勝る者はいない。しかし「歌:レッド隊」はないだろう、ちょいと。
 親のiBookに各種ソフトをインストール。ついでにタイピング練習ソフト「ozawa-ken」もインストールした。一見格闘ゲーム風という、実にバカなソフト。
 久しぶりにドリームキャストで「ソウルキャリバー」をプレイしようと思ったら、「ロードに失敗しました」などとほざく。メモリー内容を表示させた限りでは、特に異常はないように見える。また、メモリーを別のコントローラに差し替えても同じエラー。CDの汚れか?
 塩釜口駅近くの漫画喫茶で昼食。ここでは土曜日に次の週の少年ジャンプが入荷する。ほほう、「シャーマンキング」でははやくも木刀の竜再登場ですか。しかも持ち霊はトカゲロウ。うーん、イッツナイス。
 アネックスでタートルネックのシャツを買い、帰宅。なんだかひどく気力に欠けるため、昼寝。
 夕食後、適当にテレビを見て就寝。

99.11.13…電子書籍のこと

 Palm/WorkPad関連のメーリングリストで電子書籍の話題になる。
 話は電子ブックコンソーシアムの独自規格端末に(以下、『電子書籍リーダ』と呼ぶ)よる実証テストに関するメールから始まり、大半は否定的な意見だ。
 電子書籍リーダの最大の特徴は、すべての情報を画像として処理していること。このためフォント問題は発生しないが、テキストとして処理できない。電子化しているにもかかわらず、これはいかがなものか。PDFにするか、TRONを採用するかした方がよかろう。
 こういった奇妙な規格がでてくるのは、書籍流通業界の危機的状況ゆえだろう。旧態然とした製版、いっこうに進歩の見られない配本システム。こんなやつらが時代に取り残されて死滅するのは当たり前とも言える。
 私は、電子ブックコンソーシアムのお題目同様、書籍という文化が失われるべきではないと思っている。が、そのためにとるべき道は、「これまでどおり」ではないはずだ。電子化という力を得た新たな書籍(それが印刷された紙の束とは限らない)文化を提示して欲しいものだ。

99.11.12…地獄は人の心にある

 命乞いをする女性が目の前で焼け死ぬ、というひどくグロテスクな夢で目が覚める。こういった地獄を自らに見せているのはやはり自分なのだろう。
 多少昨夜の酒が残っていたため、名古屋駅地下街の薬局でソルマックを飲む。
 晩は昨日バトルした同僚と沖縄料理屋で酒。といってもさすがに昨日の今日なので、ポークとソーキすば、オリオンビールのみ。

99.11.13…バトル人生

 塩釜口駅前のコンビニで週刊少年チャンピオンを購入。地下鉄の中で読む。少年誌中、もっとも面白いのはやはりチャンピオンだろう。どういうわけか、チャンピオンは時折気の狂ったように凄まじくなり、その後しばらく低調な余波が続く雑誌だ。今はあきらかに「その後」だが、それでも他の少年誌より面白いというのが悲しい。
 VAIOをこうして使い始めて10日以上になるが、やはり起動時間の長さが気になる。iMacやiBookと比べると倍近くかかるように感じる。やはりメモリが少なすぎるのだろうか。
 動作中のスピードについては特に不満は感じない。QuickTimeムービーを再生したときはさすがにコマ飛びが目立ったが、そんな用途で導入したわけでもないし。
 バッテリーの持続時間はハードディスクへのアクセス回数によって大きく異なる模様。DOS/Vマシンの場合、メモリーをRAMディスクにあてることはできるのだろうか。インプットメソッドをRAMディスクに展開できれば、それなりに持続時間を延ばせそうに思える。
 OSとしてのWin98はやはり過大に感じる。が、XMLへの対応を考えると今のところIE5.0しか選択肢はない。ならば、95でも98でも同じことだ。そもそもVAIOでは、USBが使えないとフロッピーすら認識できない。
 会社では同僚と激しくバトル。で、夜は飲み会。気が付くと私の周りは30代前半の独身ばかりになっていた。
 なんというか、自分がいやだ。
 したたかに酔ったため、星ヶ丘からタクシーにて帰宅。二日酔いを予防するため水をコップで4杯ほど飲む。

99.11.10…恨み

 出勤時、塩釜口駅前のコンビニで週刊少年サンデーを購入。これまではマガジンもいっしょに買っていたのだが、VAIOとコミック2冊はさすがに持てない。買い逃すおそれもあるが、容認すべきリスクと判断する。
 細野不二彦先生の短期集中連載「真夜中の決闘・前編」を読む。前編全体を通して、主人公が同級生のいじめに甘んじつづけていた。
 私はいわゆるいじめられっこだった。こういう作品に接すると半ばフラッシュバックのようにあのころの記憶がよみがえる。
 私は、あれらの恨みは忘れていない。彼らにとって幸運なのは、私がまだ復讐のために自らの人生を捨てるつもりがないことだ。断言するが、私は自らの人生について希望が絶たれたなら、彼らに徹底的な報復をおこなう。彼らがどのように変わり、どのような人生を送っていても関係ない。私の恨みはあの時のままなのだ。
 会社では、絶対に役に立たない資料の作成に時間を費やす。やはり役にたたない。
 なんだか悲しくなったので定時で退社。多少風邪気味ということもあるが、やはり心理的な要素のほうが強い。

99.11.9…沖縄のにおい

 5時半に起床。
 新聞を取りにでると、どこからか猫が寄ってきた。餌も少し食べていた模様。とりあえずキャットフードとめざしを追加する。
 両親が沖縄より戻る。土産に丸高レコードで購入した沖縄民謡のCD2枚。親、でかした!
 さっそくiBookで聞く。おお、タンジェリンは沖縄民謡にも似合うじゃん。
 CDを聞いた後、10時半ごろ就寝。

99.11.8…う、うつくしかった

 WorkPadの目覚し時計で起床。
 猫に餌をやる。一昨日の夜に帰宅したときは姿が見えず心配させられた。が、結局ほかに行くところもなかったのだろう。
 PalmDesktopで予定を確認すると、ターンエーの文字が。あやうく撮り逃すところだった。感謝、PalmDesktop!
 帰宅するとまた猫がいない。とりあえず餌を器に用意しておく。
 コンピニで買ったシーチキン寿司とおにぎりで夕食。録画しておいたターンエーを見る。レッド隊と本物ディアナ様の会話がイカス。
 iBookでWebブラウズした後、10時半ごろ就寝。

99.11.7…みんな人生を無駄にしてるわ!(from『エド・ウッド』)

 就寝後、6時間ほどで目が覚める。年寄は朝が早くて困ります(by水戸黄門)。
 インターネットから、Windows用にMac風壁紙を作るソフトをダウンロード。起動すると、Mac OS8風のデスクトップピクチャ…もとい、壁紙ができた。さっそく、VAIOの壁紙に指定する。
 アイコンなどをMac風にするユーティリティもあるようだが、当面利用する気はない。MacはMac、WinはWinらしいユーザインターフェースを保ったほうがいい。
 その後、友人宅へ。クロスケーブルを持参し、VAIOとiBookを接続して遊ぶ。やるぞ、PCMACLAN! クロスプラットフォームはやはりいい。
 夕食にはピザーラのピザをとる。最近できた店で、注文するのは初めてだ。電話したあとシャワーを浴び、ビールを用意。どんなご馳走でもビールがないとものたりない。
 食事をとりながら先週のターンエーをもう一度見て、就寝。

99.11.6…思考支援システム試験運用

 VAIO上でEsabaTADにいろいろと書きとめ、PCMACLANでiMacにコピー、加工。
 ここには記していないが「ニヴォーズ戦記」とかもチマチマと書いている。
 週にVAIOを持ち歩けるのは概ね4日。中年の独身男性がパソコンばかりに金をかけているという事実をのぞけば、購入は成功と判断する。

99.11.5…明日香モエモエ〜!

 5時に目が覚めてしまったため、iMacとVAIOを起動。iMacでメールをチェック、その間にVAIOのデスクトップをカスタマイズ。最初iMacギャルの壁紙を設定したものの、さすがに外でつかう時が恥ずかしい。で、横山先生のP.K.Aのイラストにする。結局、ヲタク丸出しやんけ。
 iMacとWorkPadとSyncさせている時間を利用し、モデムをVAIOに差し替えて、QuickTime4 for Winをダウンロード。そのまま朝食をとる。ハムをはさんだマフィンを焼いてもの。
 明日から両親が沖縄旅行。親に、猫にやるえさの説明を受ける。冷ご飯をあたため、かつおぶしをかけて欲しいとのこと。水は飲まないらしい。
 猫は10日ほど前から家に住みついた。茶系統のトラ猫で、腰と尾に骨折の痕がある。傷ついた動物の知恵だろうか、やたら人に甘えるしぐさを見せる。父親は猫が苦手だが、あれだけ甘えてくるものに邪険にできないようだ。今のところ玄関先に居座るのを容認している。
 名前もつけてはいないし、家にも決して入らせないのだが、やはりあれは我が家の住人なのだろう。
 書店で雑誌「コミックフラッパー」を立ち読み。和田慎二先生の「超少女明日香」新連載がうれしい。他にはあまり読みたい作品はないが、永野のりこ先生が3号ぐらいからなにか描くらしい。とりあえず期待。
「明日香」は昔から好きなシリーズだ。エピソード冒頭にて明日香(前髪おろしてチンクシャになってる方)が驚異的なスピードとテクニックで家事をこなすのがお約束の展開。今回もやはりそうだった。カッコ悪いのだが、私はそれを見るのが好きでならない。このあたり、いかにもマザコンという感じでなさけない。

99.11.4…会社のCD-ROMドライブを一時的にパクる

 会社から借りたPanasonic製CD-ROMドライブでPCMACLANをVAIOにインストール。結局、ネットワーク経由のインストールが問題ではなく、「オートバインド」をはずせばよかったらしい。Windowsはよくわからないにゃー。
 あわせてExcelとWord、MS-IMEの2000をインストール。Wordはまったく使う気がないが、それしか使えないアホタレがいることも想定せねばならない。
 Becky!もインストールしたが、標準のメーラーに設定できない。なぜ?
 どうでもいいがVAIO、急に「バッテリーの充電が完了しました」とか女の声で叫ばないように。怖い。
 怖い云々はともかくとして、音声で充電状況をアナウンスさせるのは疑問。充電作業は家庭でおこなう、という想定なのだろうか。ビジネスユースを考えていない、ということか? まあ、私は職場で充電するつもりはないのでいいが。

99.11.3…休日出勤する

 会社でNTサーバ2台の導入とLANの100BASE化。あわせて耐震用CPUガードの一部設置をおこなう。
 サーバの方は見事に設定がうまくいかない。結局設定作業は後日へ持ち越し。本当にNTってコストパフォーマンスが高いのか?
 仕事中、大学時代からの友人たちから電話をもらう。豊橋で集まっているということだったが、さすがに辞退。ありがたいことである。

99.11.2…iBookを買う

「オレのアイを捕まえに行くんだ!」とか叫びながら丸の内のテクノポートシトラスへ走る。予約していたiBook(タンジェリン)を購入。ああ、オレって日本経済に貢献してるなー。
 遺憾ながら増設用メモリは未着だったが、あまりにかわいいので受け取る。増設作業そのものは容易らしいので、後日装備とする。
「iBookを買いに行く」と言ったらなぜか会社の女の子が一人ついてきた。MacMartでも見ることはできるのだが、と疑問に思うも、単に家が丸の内に近かったためと判明。まあそんなものである。
 家に帰ってさっそく両親に披露。女の子も母親も「小さい」と評したのは意外。だが、たしかに小さく見えるデザインだ。また、ハンドルの具合も良く、手に取ってもさほど重く感じない。
 液晶画面はかなり広く感じる。800×600だが、一つ一つのピクセルが大きいようだ。私のように目の悪い人間にはありがたい。
 iBookは当面家族に使わせる予定。やはり家族にもインターネットを利用して欲しい。OSのバージョンアップやアプリケーションのインストールはメモリ導入後の予定。
 食事は家でキムチ鍋。すべて平らげてしまったためやや腹痛。こんなにキムチが好きなのはなんでかにゃー。
 どうでもいいがおがん、豆腐のついた手でiBookを持つな!

99.11.1…XML関連の雑誌を買う

 帰宅時に三洋堂書店塩釜口店にて雑誌「オープンデザイン」を購入。特集でXML入門記事を掲載しているためだ。XMLの、プレーンなテキストで多様なデータ構造に対応しようという発想に興味がある。アプリケーションやOSに縛られる環境はやはり望ましくない。

99.10.31…VAIO C1Rをセットアップする

 早朝、VAIOをセットアップ。
 EsabaTAD、WZ Editor、クラリスワークス、ファイルメーカー、JRトラベルナビゲータ、Palm Desktopをインストール。CD-ROMドライブは買っていないので、自作PCとネットワークで繋いでの作業だ。このためか、PCMACLANはインストールに失敗。後日、会社のCD-ROMを借りて使うことにする。
 とりあえず使えるようになったため、せっかくだからとカメラによるキャプチャーとEsabaTADへのペーストをテスト。被写体は我がiMacだ。やっぱりiMacはかわいいにゃー。
 友人宅でGatewayのトラブル対応。SCSIカードが認識しない。いろいろ試した結果、利用しないモデムカードをはずし、SCSIドライバをインストールしなおしてとりあえず動作。スキャナも認識したようなのでよしとする。

99.10.30…VAIO C1Rを購入する

 やや遅めに休日出勤。出社前にMacMartでMac OS9を購入。しかる後、ツクモ電気を覗く。むう、ミニノート(でよかった?)VAIO C1Rが169000円。安い。
 昼休みに会社のパソコンから秋葉原などの通販価格をチェックするもほぼ同等と判断。退社後、コンプマートにて対抗馬がでていないかチェックするも、Let's note mini comの展示品158000円のみ。Let's noteシリーズは割と好きなのだが、キーボードが今ひとつ狭いため検討対象より除外。入力が容易で、携帯可能で、EsabaTADが動く環境…思考支援端末の一環として購入する。
 VAIO C1RのCPUはMMX266、メモリは64MB。ハードディスクは6GB。LANはPCカードだよりというのがちと難点だが、こちらの想定する用途では容認できる範囲と判断した。
 あわせてコレガの10/100のPCカードも購入。

99.10.24…なんでオメーはそんなにバトルが好きかね?

 NONSECTIONおすすめBOOKSに「もてない男」を追加。興味深くはあるが、もう少し突っ込んでほしかったところ。
 疲れているせいだろうか、ここのところ人とよく衝突する。いや、言い訳するべきではない。人とすぐ衝突するのは私の属性だ。
 私は、自らに向けられた言葉に対して寛容でいられない。受け入れたり、退いたり、あるいは他の方向に移動したりといった対応の仕方があるとは知っている。しかしながら、それをどう実行すべきかわからない。追いつめられた鼠のように、猫に飛びかかってしまう。愚かな話だ、むやみに立ち向かえば破れるだけなのに。
 多分、自らを追いつめているのは私だ。たびたび悪夢にうなされるのもその証だろう。

99.10.23…思考支援システムのこと

 雑誌「モバイルプレス」秋号を買う。特集として、HPのCEマシンJornada680、98マシンLibrett ff、そしてWorkPadが取り上げられている。比較記事ではないのだが、3機種ともに別個の長所をもつのが見て取れて興味深い。
 さて、今号で最も興味を引いたのは「知子の情報」に関する記事だ。ご存じの方も多いとは思うが、「知子の情報」はDOS時代から活躍していたテキストデータベースである。一つのファイルにメモ、記録、文書などを格納し、高速かつ直感的なインターフェースで検索できるのが売りだ。Macユーザである私も同製品には常々興味を持っている。
 他の人々はどうか知らないが、私の思考は「声」の形で内部処理されている。それぞれの「声」は必ずしも論理的にリンクしている訳ではない。このため、後からちょっとした刺激によりリンクが形成されてようやく「思いつく」ケースも多い。
 私がパソコンやPDAに最も強く期待するのは、「声」の記憶とリンクの形成支援である。スティーブ・ジョブズはMacintoshを「知的自転車」と表現したが、私のもとめるのもそれだ。もっとも、現在のMacintoshがその表現にふさわしいか否かは別である。
 さて、こういった目的を達成するためには、いかなる機能が求められるか。矛盾は無視し、求めるところだけを書き連ねる。

ハード的な要件
常時携帯可能なサイズであること
サイズ的には財布程度が望ましい。シャツの胸ポケットにおさまるのが理想だ。
16時間以上、電源を補充することなく利用可能なこと
起床から就寝までの間に利用できない時間があってはならない。
生活防水機能を有すること
雨が降っているから腕時計をしないなどということがあろうか? ユーザが求めるときには常時利用可能でなければならない。
停止状態から入力可能な状態になるまでの時間が秒単位であること
15秒以上待たされるぐらいなら再利用不可能なメモ用紙に頼るだろう。
入力が容易であること
ここで言う入力の容易さには、スピードや認識精度、変換効率を含む。立ったままでも入力でき、かつ着座していれば長文でも入力できるのが望ましい。
ソフト的な要件
多様なタイプのデータが格納できること
表や画像、音声についても格納できるのが望ましい。ただし、それらの品質はあまり問わない。表の罫線は一種類で十分だし、画像は160×160ピクセル程度で問題ない。肝心なのはそのオブジェクトがなにであるかではなく、それを自分がどのように認識したか、なのだ。
いかなるタイプのデータであっても高速で全文を検索可能であること
データのタイプごとに検索せねばならないのでは意味がない。画像や音声についても、コメントや分類情報などから検索できる必要がある。
データとデータの間にリンクを形成できること
思考というのはつまるところリンクだ。であるならば、その支援システムがリンクをサポートするのは当然である。
リンクの状況についてツリー構造や網構造としてグラフィカルに表現できること
紙やホワイトボードに書きながら思考する際、人は補助線や矢印などでテキストをオブジェクト化しようと試みている。人の思考が物理界のありように基づいている以上、グラフィカルなリンク構造の表示は必須である。
データのフィルタリング、ソートが可能なこと
すべての情報が一度に表示されても、人がそこから必要な情報を選び出すのは難しい。状況によって自在に選別し、並べ替えられる機能が必要だ。
補助的な要件
メールやWebをなんらかの形でサポートすること
リンクの要因が外部に求められるケースは少なくない。必ずしも直接メールやWebを閲覧できなくてもいいが、その情報は容易に格納できねばならない。
個人レベルで利用できるソリューションであること
価格面、運用面において個人レベルで対処できないようなものでは意味がない。これはあくまで、個人の思考を支援するシステムなのだ。

 では、これらの要件をある程度満たすソリューションとして、どのような組み合わせが考えられるだろうか。

 こうして見ると、それぞれに一長一短はあるものの、組み合わせによって対応は可能ではないかと思われる。
 たとえば、こういうソリューションはどうだろうか。
 情報はすべてインターネット上のサーバに蓄えられる。それはホームサーバかもしれないし、あるいは契約によって業者サーバの一部スペースを借りるといる形かもしれない。
 データはすべて再利用しやすい形式…たとえば、XMLとして格納されている。サーバはユーザの要望に応じ、その時ユーザが用いている端末で利用しやすい形にしてリアルタイムに提供する。端末がPalmやPalmサイズPCであればテキスト形式として、パソコンなら画像や文字修飾をふくむ全情報を、というのはそんなに難しい話でもないと思える。
 ある程度の情報は端末内にキャッシュとして格納してもよい。検索機能は、CPUが端末内を検索している間に、残りの情報をサーバへ探しにいくよう設計されているといいだろう。同時にインターネット内まで検索できるとなおよい。
 むー、でも個人顧客相手にこんなソリューション作ろうなんて酔狂な企業があるかにゃー。かといって、グループウェアの発展形としてとらえるとくだらん機能ばかりが増えるし…(不毛な妄想モード)。

99.10.3…ムラ人曰く

 中日優勝。まったく根拠のない多幸感を得る。これも一種のムラ意識のなせる技なのか。であれば、私もつくづく救いがたい男だ。おまえはアウトローを気取っていたんじゃなかったのかね?>ワシ。
 それにしても、中日が優勝する年というのはどうしてこうもすさまじいことがおこるのか。優勝以外の記事が中日新聞の一面トップになろうとは。
 私は科学のたぐいは苦手なのでよくわからないのだが、ウランとかってバケツで運んでいいようなものだったっけ? そういえば昔、関西芸人(現オタキング&ガイナックス社長?)がそんなのネタにしてたな。
 実のところ、日本というのはそういったお笑いネタレベルの下部システムによって支えられている面が多いのではないか。そういったお寒い状況について知っていてもあえて発言しない(できない)というのはよくあるパターンのように思える。
 これもまたムラ意識のなせる技なんでしょうかねえ。

99.9.26…どうもよくわからない

 インドネシアの状況はまことに悲しむべきものだ。たとえオーストラリアをはじめとする各国の思惑があろうとも、多国籍軍によって治安が回復することを願ってやまない。
 で、さて。例によって「日本も金だけでなく人も出せるようにしなくては」だの「日本もPKFや多国籍軍に参加できるように法を改定すべき」だのとのたまう方々がいらっしゃる。
 人的支援、まことに結構。でもそれを言うなら、台湾に災害救助目的で陸上自衛隊1個師団ぐらい派遣したほうがいいんじゃないの(現実的に自衛隊にそれだけの兵站能力があるかは別としてねね)? 人的支援ったって鉄砲構えることが目的じゃないだろうし、自衛隊でないことが条件でもないし。
 あ、35000アクセスありがとう。

99.9.19…イタイ妄想

 リンク集に追加あり。私は怠惰な男だ。
 映画「マトリックス」を見る。話の筋はまあ、なんだ。ブルース・リーの映画でよくあるじゃない。何発かいたいのくらったあと、おもむろに軽快なステップ。とたんに形勢逆転ってやつ。「考えるな、感じるんだ!」みたいなことも言ってたし、99年版「燃えよドラゴン」だと思って見るのがいーんじゃないかにょー。ヘタな見かたをすると、いっちゃったヤツの主観映像みたいでやばいぞ。
 さて、プレステ2が発表になった。あのスペックを見ると、やはりソニーはプレステ2中心の情報家電ネットワークを作るつもりなのだろう。アメリカではパナソニックやソニーがハードディスクビデオ(と言っていいのか?)を発売するという。これらがホームサーバに進化し、プレステ2がその端末になるというのはそれほど無茶な想像ではないと思うのだが、どうだろう。
 ホームサーバの内蔵HDDは100GB以上(ひょっとしてTB単位?)、OSは多分Linuxベース。仕様やスペックの統一により、周辺機器やソフトの開発はパソコン向けのそれよりはるかに容易になる。
 ビデオ、オーディオ、ゲーム、インターネット端末などはすべてプレステ2+ホームサーバが兼ねることになる。デジタルビデオ、デジタルVHSはこれらのバックアップメディアとなろう。無論パソコンとも接続可能だろうが、そのような環境下では二義的な意味しか与えられまい。
 で、そのような環境ができたらという想定での妄想。よくパソコンでデスクトップマスコットなどを見かける。かわいい女の子がこちゃこちゃ動いたり、ランチャーを兼ねてたりするやつだ。デスクトップピクチャー(Win風に言うと壁紙か?)にかわいこちゃんのイラストを貼っている人も少なくない。大容量のデータがより高速に扱えるなら、それらも進化するだろう。
 で、あれば、だ。
 A氏は独身男性。一人暮らし。帰宅すると彼はおもむろにプレステ2のスイッチを入れる。
 正常にロードされた旨のメッセージが表示されると、テレビにはいきなりギャルが表示される。3Dキャラクターだが、好みの問題で2D風にレンダリングさせている(影は二段おとしだ)。無論、静止画ではない。彼女は先日A氏がインターネットで注文した本(当然、デジタルデータだ)を手にしている。ちなみに、インターネット経由で注文した本の内容や傾向は、彼女の性格パラメータに少しずつ反映される。
 着ている服もインターネットでダウンロードしたもの。A氏の好みでメイドさん姿だ。もちろん、裸エプロンにすることもできる(もちろんなのか!)。
 彼女は人気声優の声(声優の声をサンプリングした合成音)で彼に語りかける。
「おかえり、今日は早かったのね(ここ一週間の起動時刻の平均値と今回の起動時刻を比較している)。お手紙届いてるけど、見る?」
 メールの一覧が画面端に表示される。デフォルトで受信メールの確認が設定されているのだ。A氏はコントローラでメールを開き、ついでにビデオの録画状況を確認する。
「あ、今日の番組録っといたよ(当然、この番組の傾向も彼女の性格パラメータに反映される)。今見る?」

 …日本ならやるよな、これ。

99.9.4…ボンクラ、悩む

 今朝はビデオに録っておいた「ターンAガンダム」を見た後出社。ちょいと簡単な仕事をした後、松竹座で「オースティンパワーズ・デラックス」を見た。むー、ボンクラまるだしの土曜日。
 今日の「ターンA」はディアナ・ソレルが看護婦をやったらガンダムが手伝ってくれましたとさ、というお話。ただそれだけなのにやたらエロティックなところがトミノ流。む、おっぱいボインボインのアニメより洗濯するディアナ様のほうが色っぽいと思うオレが変態なだけか?
 映画「オースティンパワーズ・デラックス」は上映開始5分前に入ること。予告もなんもなしでいきなりマドンナの「ビューティフル・ストレンジャー」のビデオクリップが上映されるぞ(松竹座以外はどうか知らん)。腰をくねらせて踊るマドンナを見てエロバカまるだしの妄想にふけるオースティン・パワーズ…泣けるぜ。
 映画そのものは前作にもまして見事なオヤジギャグ炸裂ぶり。個人的にはお勧め。ドクター・イーブルの秘密基地はやっぱ「サンダーバード」が元ネタなのか?
 それにしても、観客の中のカップル率の高いこと。ううむ、私と彼らを隔てているものはなんなんだ? 数えきれぬほどあるようにも思えるし、一つか二つのようにも思える。ある意味、数えきれぬほうが救いがある。違いが一つだとしたら、それはきっと決定的な差なのだ。

99.8.29…君が代のこと

 あー、Gateway、DVDなしのプロフィールも発売してたんだ。また知ったかぶりでつまらぬことを書いてしまった。でも20万以上するのはちょっと残念。
 最近気になるDOS/Vパソコンは東芝のサブノート、Dynabook1050(だったっけ?)。13万8000円という価格設定は興味深い。デザインはなんとも退屈だが、二台目のパソコンとしては正しいありようだ。
 で、いきなりだが表題の件。忌野清志郎氏のパンク版君が代を収録したアルバムが発売中止になったと聞く。氏は以前も反原発ソングを含むアルバム(たしか『カバーズ』だったよな)を発売中止にされた経験の持ち主だ。私は音楽にははなはだ疎いが、RCサクセション、タイマーズなどでの氏の活躍には興味を持っている。あのおっさんは、タフだ。
 正直、氏が今回パンク版で君が代を歌う意味はわからない。あえて不似合いな場、不似合いな形で歌うことによって違和感を与えるのが目的なのかもしれないが、それはあくまで推測。歌の意味はやはり聞かねばわかるまい。なんらかの形で発売されたらぜひ購入したい。でもインディーズCDの入手方法は知らないしにょー。
 はっきりさせておくが、私は右翼だ。憲法9条は改定(改正ではない)して、国家の自衛権について明文化すべきだと思っている。有事立法も原則賛成。天皇陛下も好きだ。日の丸や君が代を法で国旗、国歌として定めることにも賛成である。
 ただし、公的行事で国旗掲揚や国歌斉唱が義務づけられるのはどうも気にくわない。主義主張と関係なしに皆が同じように行動するなんてまっぴらごめんだ。歌詞の解釈まで押しつけられるなど冗談ではない。
 映画「ガメラ2」で好きなシーンがある。レギオンをたおし飛び去るガメラに、自衛隊の兵士らが一人、また一人と敬礼するシーンだ。皆が一斉に、ではないのがいい。本当の敬意ってのはそんなものだと思うのだ。

99.8.28…出張より帰還のこと

 昨夜、研修より帰還。研修会場と同じビルにアンナミラーズがあったため、5日の間に3回も利用。冷静に振る舞おうとしながらも、ウェイトレスの立居振舞に目を奪われる自分がいた。これは風俗に通う者たちよりさらに見苦しい行為だ。自らという人間についてますます信用できなくなる。
 出張中に立ち寄った古書店にて「世界の艦船」創刊号を安価で入手。私は資料としての書籍を探していたはずだが、創刊号を 購入したのはそういった理由からではなかったように思える。
 単なるコレクション。無目的な、ただ保有することだけに起因する喜び。これではまるっきりただのヲタクだ。

99.8.22…カーソルキーについて理解する

 およそ一ヶ月ぶりの更新となる。この夏は会社のパソコンの再セットアップやメールシステムの変更などでつぶれてしまった。多忙のためかどうも体調が思わしくなく、貧血時のようにフラっとする。今週も月曜日から出張だし、やれやれ、だ。
 会社でのメインマシンがこれまでのMacからWinNT4.0になった。メインアプリケーションもMS Office2000だ。NTはマルチユーザを前提にしたOSらしく、アプリケーションのインストールにはいろいろ手間取った。なかでも、IME2000をユーザが使えるようにするのには手こずらされた。うー、管理者権限でインストールしたら、最新のバージョンをデフォルトにするとかできんのだろうか?
 Office2000はユーザインターフェースに気を配っている、とは思うがそれが結果として操作性の向上につながっているかは疑問だ。見ていると、それまでWin版Officeのユーザだった者ほど2000にはとまどっている様子。逆にMac版Officeのユーザにはあまり混乱は見られない。おそらく、白紙の状態から使うのなら今回の2000は良いアプリケーションなのだろう。
 個人的には、WordにせよExcelにせよ妙なところでインテリジェント化しているのが趣味ではない。勝手に書式を設定したり、勝手に入力される情報を推測したりという機能は私にとってはむしろじゃまだ。入力はシンプルに、そのあとの加工はインテリジェントに、というのが好きだ(例.インスピレーション)。が、まあこれはこれで良しとする。なにしろ、Word以外にパソコンで文章を書く方法を知らない者も少なくはないのだから。
 WordやOutlookで文書を書いているうちに、自分がすぐ「改行」を他の文字で置き換えてしまうミスを犯していることに気づく。文書の修正の際にはマウスで該当ポイントをクリックし、そこでキーボードから加筆、訂正をおこなうのが私のクセらしい。
 Macの場合、こういったやりかたで「改行」を選んでしまうことはまずない。これは慣れもあるのだろうが、Macでは「改行」をわざわざマウスで選択するのは結構難しい。少なくとも、ワンクリックで選択ということはないはずだ。
 対して、Windowsでは(なのかMS Officeがそうなのかはよくわからないが)、クリックで簡単に「改行」だけを選択してしまうようだ。しばらく悩んだ後、文書内はカーソルキーで移動した方が効率的であることに気づいた。これなら、カーソルの移動だけで「改行」を選択することはない。
 そこで、私の長年の疑問が一つ氷解した。WindowsユーザがMacのカーソルキーの配置に不満を表明するのを、私は幾度も聞いた。だが私は、マウスで簡単にできることをなぜカーソルキーでやらねばいけないのか理解できなかった。
 そう、私は知らなかったのだ。彼らにとって文書内の移動手段としてはマウスよりカーソルキーのほうがはるかに便利だという事実を。そしてまた、彼らもMacではマウスのほうが楽だということを知らなかったに違いない。これでは話がかみ合うわけはない。
 論語に曰く、「習わざるを伝うるか」である。反省。
 あ、君が代については近いうちに、また。

99.7.24…e-oneとiBookのこと

 とうとうAppleのコンシューマポータブル機iBookが姿を現した。ジャンル的にはThinkPadのIシリーズ(だったっけか?)に近い、搬送可能な省スペースパソコンと言えるだろうか。これはいわゆるモバイルパソコンでない。PalmOS機とのSynkソフトPalm Desktopが標準でバンドル(日本もそうだといいな…)されているのは、その性格を実に象徴的にあらわしている。
 ひょっとするとAppleは、キーボード付きPalmOS機をサブノートがわりに提案するつもりかもしれない。HandSpringあたりと組むと面白そうだが、さて? 実際私は、ただのサブノートなら買わないつもりだった。とりあえず、私はiBook購入を決意した。家族にもインターネットを利用させるには、やはりこういったタイプが家に欲しい。
 さて、会社帰りに寄ったコンプマートでソーテックのe-oneを見た。うーん、ダイウーのニセiMacよりはいいけど。どうしてもモノマネの印象は拭いきれない。あれがiMacの対抗馬だとすると、ユーザもなめられたものだ。どうせ真似るのなら色や形ではなく、コンセプトを真似てほしい。しっかりとしたコンセプトと主張があれば、iMacがかすむほどの驚きと喜びを与えてくれるDOS/Vマシンは不可能ではないはずだ(例.VAIO C1)。
 できればGatewayには液晶一体型パソコン「プロフィール」の廉価版を出してほしい。DVDなどを省けば20万以下の価格設定は可能と思われるのだが、どうだろう。

99.7.20…DOS/Vのこと

 DOS/Vマシンには優れた面がいくつもある。その中で最も重要なのは、選択肢が広いという点だろう。
 現用のGatewayを友人に販売することとし、NLXマザーボードで新たに一台DOS/Vをくんだ。本体容積で言うと4分の1ぐらいまで小さくなったように思う。セカンドマシンとしては適当なサイズだ。CPUやメモリ容量などではこちらのほうが上だが、拡張性はないに等しい。が、そういったことをこのマシンに求めるつもりはない。理想のサイズはMacintosh LCシリーズだが、まあそれはいいっこなし。
 友人の支援もあり、初めての自作ながらどうにか稼働。一通りのソフトをインストールし、満足している。
 つまるところ、私がMSを嫌うのは「彼らが他者との共存を考慮しない」点にあるのだろう。一見相手にあわせているように見えても、それは相手を取り込むためのポーズにすぎない、というのが私にとってのMSの印象だ。
 世界には必ず他者が存在し、むしろその存在こそが自らの存在の立脚点となっている。それを否定しようとする行為には首を傾げざるを得ない。
 せっかくいい製品作っているんだからさ、もうちょっと寛容になったら?

99.7.12…オウムのこと

 またしても風邪でダウン。うー、しんどい。
 テレビを見ていると、最近どうもオウムパッシングが活発な様子。私は初めて見た瞬間からオウムが大嫌いだ。あのような醜悪な集団に同情するつもりは全くない。
 だが、彼らに対して拒否の姿勢しか示さないのはどうだろうか。彼らの中にもオウムから離れたいと思っている者はいるだろう。年齢によっては、オウム以外の価値観を持たぬ者すらいるかもしれない。そんな人々を拒絶することが問題の解決になるのだろうか。むしろ、別の価値観にふれる機会を増やすことこそが重要ではないのか。
 もしそれができないというのなら、一人残らず殲滅すべきだ。法を無視し、性別も年齢も無視し、平等なる虐殺こそが処理としてふさわしい。「常識」から、「普通」から外れた者すべてに死を。

99.6.27…マニアックのこと、あるいは身の丈にあった自分

 意外!「アエロスペースクーリエ」2号を目撃。あいもかわらずハラショーな内容でクラスナヤ・ズベズタ。今回はさすがにわしも買わないぞ。
 変な雑誌といえばインフォバーン発行の「サイゾー」創刊2号を購入。ビジネス雑誌のようなエンタテイメント系のような、それでいてコンピュータ系のようなアナーキーな雑誌だ。な、なぜ「ラジコン技術」の増刊なのでしょうか? でも「マガジンZ」より100倍お勧め。
 昨夜はビデオで録りっぱなしだった「ターンAガンダム」を見る。うおお、燃える展開! 少しずつ積み重ねられていった様々な思いが瞬く間に砕け散る演出には心底震えた。富野監督にはルサンチ・ゴールドの名を献上したい。
 さて、先日ある方に「マニアックであるということはそれだけで感嘆すべきこと」と言われた。実のところ、私は自らをマニアックだとは思っていない(性的な面をのぞく)。マニアというのは私なぞよりはるかにピーキーに、なにかに専心する人のことを言うのだと考えていた。たしかに私がなす個々の行為はマニアックと形容すべきだ。しかし、私はマニアと呼ばれるほどの高いレベルには達していない。
 私の物事の捉え方には著しい偏りがある。だが、なにかに専心しているとは言えまい。中途半端なマニアと言われればそのとおりだし、不完全な市民と言われればこれまたしかり、だ。ここ数日、私は自らをそういった存在だと考えている。
 マニアとマニア、あるいはマニアと市民の間に立つというのは悪くない。その存在自体はひどくあやふやで無価値だが、なにかとなにかの結びつきは新たな価値観の礎になるとは思うのだ。

99.6.26…眠れない夜のたわごと

 夜中の2時に目が覚める。眠くてしょうがないのだがにょー。ベッドでごろごろしていても暑苦しいだけなのでとりあえずMac をいじる。
 先日インストールしたiCab(J)は好調。インライン入力やJAVAスクリプトは未対応だが、速度、安定性ともにNetscapeやIE以上という印象を受けた。使い勝手もなかなかいい。日本語化もかなり徹底している。メニューやダイアログの一部に半角カナを使っているのは趣味じゃないが、まあ許容範囲だ。現在はPreバージョンということで期間限定のフリーだから、Macユーザは一度お試しを。正規版発売後は購入するつもりだ。
 昨日は新創刊の「マガジンZ」を購入。目当ては永野のりこの新作「STAND BY みーちぇ」だ。ほほう、今回はそういう路線できましたか…(でもやっぱり泥沼系メガネにーちゃんはいるのだった)。ところで雑誌としての「マガジンZ」だが、コミックとして読みづらい作品が多すぎる。対象読者ももっと絞るべきだろう。永井豪と「ときメモ」とガンダムがいっしょ? うーん、大化けするか、あっさりこけるか。

99.6.20…いつか世界の意味が変わる日まで

 まー、なんだね。つまるところ開き直るしかないってところだ、うん。無能も根性なしも器が小さいのも、みんなオレの属性なんだから。さあ、首でも命でも持っていけい。
 という訳で今日はお休み。仕事は山積みのようだが気にしない、気にしない。
 結局、会社のグループウェアとしてMS Exchenge Serverの導入が決定。ジーク・ゲイツ! MacもLinuxも殲滅いたします…って、オレが? ま、パラダイムシフトのその日まで下僕としてMSに忠誠を誓うことになりそうだ。会社がオレを見限れば別だけど(とっとと首を切るべきだと思うのだがね)。
 パラダイムシフトのタイミングとして私が想像しているのは以下の二つ。

 ま、単にぼんくらの妄想だけどね。

99.6.13…人間としてどうかと思うよ

 監督キャメロン、主演ジェット・リーで「新造人間キャシャーン」見てえ! ブライキング・ボスはシュワルツネッガーでどう…って、またぞろ妄想モード。あああ、不毛だ。
 いろいろと気分転換を図るのだがどうもよろしくない。こういう時は何かを一生懸命やるのが一番いいのだろうが、やる気がおきない。自分がやって問題が解決するとも思えない。結局、怠惰や無能のつけを払うのは自分なのに。

99.6.12…いないほうがいい

 火曜日に欠勤したにもかかわらず、身体がひどくだるい。という訳で今日はお休み。
 書店で昨夜購入した「アニメ批評」と「映画秘宝」を読む。「アニメ批評」は特集と呼べるような特集はなし。どの記事も細切れで残念。中には書き直しただけのような記事も目立つ。ただ、業界の構造について直接批判できるのはこういった雑誌だけだろうとも思うので、今後に期待。映画秘宝は急にでっかくなったので要注意。表紙はどう見ても「ファントム・メナス」のムックだぞ! うーん、「シックス・ストリング・サムライ」と「オースティン・パワーズ:デラックス」早く見たい。
 ここ数日、またしても鬱気味。なにか事故で即死できたらいいとすら思う。ち、甘えやがって。

99.6.8…カッコいい人とカッコわるい人

 今日は風邪が胃にきてダウン。うえーん、ポンポン痛いよー。
 という訳で医者に行った後、昼寝。遅めの昼食後、メールをチェックする。Palm/WPJに関するメーリングリスト「Palm-ML」で低レベルの言い争いが発生していた。問題となった発言には、MacOSに対する批判(なぜかPalm/WPJコミュニティにはMacユーザが多い)、3com社の戦略に関する批判などが含まれている。が、文面を見る限り山田氏を「神様」と呼ぶPalm/WPJコミュニティへの批判が発言者の真意のようだ。
 山田氏はPalmOSマシンの日本語化をなしとげた人物だ。彼は単に有能なプログラマというだけでない。それ以外にもPalm/WPJコミュニティを広げるような活動をしている。それも、無償で。
 彼の業績なしに日本のPalm/WPJコミュニティは語れない。こんな人物が私と同い年だと思うと嫉妬すらおぼえる。だが、メーリングリストなどで彼の発言を見ていると、それを上回るほどの敬意を感じる。
 彼は批判のための批判をほとんどしない。彼はおごることなく、言葉尻をとるようなこともない。その発言には「まさに正論」とうならされることも多い。多様な価値観を擁護し、積極的に意見を交換できる場を意識的に作り出している(本人に確認したわけではないが、言い切らせていただく)。
 カッコいい。オレ的にはイ・スンシンに匹敵するほどの英雄だ。彼を「神様」と呼ぶ人が多数いるのも頷ける(ちなみに、彼は神様を自称したことはない)。
 彼のプログラマとしての知識、技能がどのようなレベルかは私にはわからない。ひょっとすると問題の発言をした人物(及びそれに同調した人々)の方が博識で有能かもしれない。
 だけど…カッコわるいよ、君たち。

99.6.6…僕はムーンレイスなんですよぉ

 あー、なんか知らんけどアクセスが30000を突破。ほぼテキストばかりのページでここまでいくとは感慨深い。「97年から」というのはHPとしては割と古手に入るのだろうか。そういえば最初はLC630で作っていたにゃー。
 最近やたらと忙しい。本日もこれより出勤の予定。おそらくお盆も年末年始もなし。それらの仕事が、最終的には民族浄化作戦(Mac殲滅)の一環でしかないと思うとくさくさする。
 こういうときには、嫁さんでもいたら、などと思う。やはりララァの言うように、守るべきものもなく戦うのは不自然なのだ(属性:トミノ)。まして、自らの主義主張と相反する方向に努力するなんて。
 とはいえ、そんな気持ちで「嫁さん欲しい」などとのたまうのはひどく徳に欠ける行為だ。結局のところ人を道具扱いしているのだから。
 とりあえず「人のクロスプラットフォーム」を目指すのだと自分に言い聞かせる。ローラみたいにムーンレイスとも地球とも闘うぜ(またしても属性:トミノ)!

99.5.30…「属性:トミノ」を思い切り発揮する

 リンク集に一部修正。
 久しぶりに模型雑誌「モデルグラフィックス」を買う。ザクの作例がやたら格好よかったという単純な理由だ。
 例によってターンAガンダムを肯定するユーザを批判するコラムあり。模型雑誌にとってあのデザインはつらいところだというのは理解する。が、だからといって今更「真のガンダム」を云々するのはどうだろう。「ターンA」は「ターンA」、「G」も「W」ありということではまずいのか? あ、わたしは「W」は嫌い。それはつまらないからであって、「真のガンダム」がどうこうという理由ではない。
 書店ではあわせてキネマ旬報社の「富野由悠季全仕事」を購入。監督本人へのロングインタビュー、関係者ら多数へのインタビューが特に読ませる。これまで同社のアニメ関連書籍にいまひとつという印象を持っていただけに、かなり強烈な印象を受ける一冊だ。

99.5.23…ペロにあこがれる

長靴 履いて
苦しみ 求めて
幸せ 捨てて

 東映のアニメ映画「長靴をはいた猫」の主題歌の一節だ。私がこの曲に出会ったのはテレビ放送の時だと記憶している。子供心に、じんときたのを今でも思い出す。
 この曲と出会ったせいかどうかは知らないが、私は自らの主義主張のためにはあえて苦難に立ち向かうべきだと考えるようになった。主義主張のない人間は露骨に軽蔑するし、個々人の主義主張を無視するようなシステムには常に反対し続けている。少なくとも、私は自らをそう認識している。
 私のそういった性向は、決して正しいとは言えない。苦難に立ち向かうのはともかく、それを勝利につなげる努力を怠っているからだ。
 自らの精神的・肉体的耐久力に限界を感じている。著しい倦怠感と疲労感。そのくせ眠りが浅い。くそ、もう歳か?
 リンク集にまたしてもPalm/WPJ関係を追加。主義主張のない連中に限ってぐだぐだご託を並べるが、ここはそんな奴らとは無縁だぜ。

99.5.22…すげえぜ、ヒゲガンダム

 SCSIケーブルを束ねて首を吊ろうとして失敗、という夢を見た。どうも鬱はそのあたりがピークだったようで、現在は多少回復。オーケー、オーケー。
 という訳で見とるかね、チミ。ターンエー・ガンダムを。ファースト・ガンダムの対ランバ・ラル戦を彷彿させるような小気味よい戦闘シーンには思わずうなった。富野監督の才能はやはりロボットアニメで最も強く発現するものらしい。
 あ、ガンダムハンマーについてだが、私は賛成。以前「ゼータ0096」でハンマー云々には強硬な態度を示した私だが、アニメの表現としては否定する気はまったくない。いや、強く肯定してもいい(無論、世界観などとの整合は図るべきだが)。ただ、文章でハンマーを描いてもギャグにしかならないと未だに考えていることも表明しておこう。
 ターンエー・ガンダムの演出で特筆すべきは「少しずつ、押し留める術もないままに動く状況」の描写だろう。スピーディな展開の中でそれを描くのは決して容易ではない。状況に流される人、状況を作ろうとする人、状況に立ち向かう人。それらの生命感あふれる演出は実に見事だ。
 予告編によれば次回は主人公ロランが女装する話らしい。…って、まさかオープニングでハリー中尉(赤いヘンなグラサンかけた敵役)のバックに写ってるのはロランの女装姿なのか? うーん、すごいぜ。

99.5.16…頭の痛い話

 iMacにMac OS8.6をインストール。 なんとなく反応が早くなったように感じる。私の環境では8.0以降OSはかなり安定しているため、特に8.6だからどうこうという印象はない。
 ついでにMRJ2.1.1をインストール。Appleから提供されている、現時点では最新のMac用JAVAヴァーチャルマシンだ。だが、4.5までのNetscapeはMRJに対応していない。Netscape4.6が同社のftpサイトから落とせると聞いたので見に行ったが、残念ながら英語版のCommunicatorのみ。当面メールはARENAでいくつもりなので、ダウンロードは見合わせる。まあ、4.6でMRJに対応したかどうかも未確認だし。
 考えた末、IE4.5をインストール。うん、たしかにJAVAは早くなった。キャッシュの使い方がよいのか、評判どおりNetscapeよりきびきび動く。だが、個人情報自動入力機能が気持ち悪いので、とりあえず標準ブラウザはNetscapeのままとする。勝手にMSに送信するという噂もあるしね。
 会社はどうもMS Exchange Serverを導入することになりそうだ。問題は、Exchange Serverの機能をフルに使うにはMS以外を排除する必要があるという点だ。あれだけ多機能化しつつあるOfficeなのに、ドロー機能はクラリスワークスやインパクトの足下にもおよばない。今や標準と言うべきPDFすら、Exchange Serverはサポートしてくれない。これでいったい、どうやって業務環境を維持しろというのか? 情報を共有せよというのか? MSにはもうちょっと器の大きいところを見せて欲しいのだが。

99.5.15…それはあまりいいことじゃない

 本日はちょっと休日出勤。昼過ぎには会社を出る。コンプマート名古屋駅店にてrhino skin 2000(Palm/WPJ用のベルトポーチ)を購入。純正の黒い革ケースと比べるとかなり大きい。背広の時には革ケースで問題ないのだが、カジュアルな格好での外出時にはこういったタイプが望ましい。携帯電話といっしょに格納できるのが助かる。デザインはいささかカジュアルすぎるが、まあ夏専用と考えればよし、か。
 次いで、丸の内のシトラスでMacPac2を購入。MacとPalm/WPJを接続するためのキット(ソフト込み)だ。同じバージョンのソフトは既にダウンロードしたし、一応前のバージョンを持っているのでライセンス的にも問題ないのだが、ソフトのサイズがあまりにでかすぎる。もう一度ダウンロードなど勘弁して欲しいのでやむなく購入とあいなった。
 ここのところやや鬱気味。他者に対してやたら攻撃的になっている。不寛容な言動も目立つ。

99.5.9…おおいにはまる

 既存パーツ利用の省スペース型デスクトップについて検討を続ける。むー、インテルチップよりAMDのほうが面白そうだが、Linux動くのかのう。雑誌見てもAMDはWindowsでの利用についてしか書いてないし。あ、Windowsをこれに入れるつもりはない。なんせGatewayのDOS/Vマシンがちゃんとあるからね。あくまでLinuxの勉強が主目的。できればサーバにもしたいにゃー。
 それはそうと、先週はWorkPad関係で派手に失敗した。メーリングリストをいくつか利用しているため、多いときは一日100通以上のメールがある。これだけあると、さすがにシンクに時間がかかる。IRでクレードルいらずの極楽環境とは言ってみたが、シンク中ずっとWorkPadを持っているのはちょっとしんどい。そこで、たまたまコンプマート名古屋店で発見したKeyspan社のUSBシリアル変換コネクターを購入。これはPalm/WPJ関連のメーリングリストなどでiMac+WPJ環境での動作が確認できているパーツだ。
 情報どおりKeyspan社のWebサイトから最新版のドライバをダウンロードして接続。認識もうまくいったため、さっそくシンクに挑戦したが失敗。いろいろ試すうち、メールソフトARENAとのシンクだけがうまくいかないことが判明した(他はすべて問題なし)。うーむ、ARENA Sync!はアルファ版じゃしのう。ARENA Sync!の転送スピードの低さが原因かもしれない。
 なんにせよ肝心のメールがシンクできない以上、とりあえずはずすしかない。という訳で結局IRシンク環境に逆戻り。とほほ。
 あ、Muchyさんのホームページ(本日、リンクにも追加)で「ゼータ0096」が月間ダウンロードランキングで現在7位。いくつかの定番シェアウェアより上というのは正直びっくり。一時的な数字と推測されるが、とりあえずうれしい。そういえばオレ、Read Meファイルとか付けてなかったな…これもまた失敗だがまあよし。

99.5.5…変な雑誌を買う

 本日はDOS/Vマシンの再セットアップをすべく出社。連休の前日午後5時にトラブルが発生したものだ。ところがバックアップするファイルをまとめておくよう要請してあったにも関わらず、なにも対応されていない。やむを得ず、キャノン旧式プリンタとPC98(うへ)の再設置だけをおこなって会社を出る。
 帰宅途中、省スペースデスクトップPCの資料を求めて書店へ。むー、通販の広告を見ても案外少ないものだ。機能を限定できるような連中は素直にメーカー品を買っているのか?
 とりあえず「Computer Shopper」を手にレジに向かう。と、なにやら怪しげなオーラに満ちた雑誌が。書名は「アエロスペースクーリエ」。なんとロシアの航空宇宙関連技術の専門誌らしい。出版元は一応日本の会社らしいが、全体のレイアウトは昔なつかし「今日のソ連邦」を思い起こさせるようなダサさ。うーん、ロシアの航空宇宙関連技術の売り込みのつもりか? いや、それなら素直に三菱商事あたりに営業攻勢をしかけた方がなんぼかましだろうに。
 とりあえず、カチューシャ砲(元祖自走多連装ロケット砲)開発者の話が載っていたので購入。VOL.2、出るのかなあ…。
 あ、今更ながらわしも一発バナーっちゅうのを作ってみたんで、いる人はトップページからよろしく。考えてみれば、これも「アエロスペースクーリエ」なみに意味不明な存在よのう。

99.5.4…省スペースデスクトップPCのこと

 相も変わらず眠りが浅い。そのくせ、やる気も起きない。こまったものである。とりあえず、リンク集を若干手直し。
 さて、昨日大須に行った際、DOS/Vショップなども覗いてみた。現在、我が家ではATAPIのハードディスク、10/100のネットワークカード、PCIバスのビデオカードが浮いている。また、NECの15インチモニタも事実上余っている。これらを利用し、省スペースのLINUXマシンを作れればと考えたのだ。
 残念ながら、省スペースデスクトップタイプの筐体は見つからなかった。DOS/Vユーザの友人(関西方面の友人ではない)曰く「省スペースデスクトップ自体終わっている」とのことだが、私はそうは思わない。たしかに、拡張性の面で省スペースデスクトップは大きな制限を受けている。だが、私のように限定的な用途しか考えていない者にとっては、PCIバスなど2つもあれば十分だ。別に3DCGもサウンドブラスタもいらないしのう。最近はハードディスクも大きくなったから、二つ搭載する必要もないし。
 最近のDOS/Vで気に入っているのはVAIOのLシリーズとGATEWAYのプロフィール。前者は液晶ディスプレイ+省スペースデスクトップで、後者は液晶ディスプレイ一体型だ。両者ともに割り切り方がユニークだ。
 前者はビデオ・デジカメとの連携などAV機能に重点を置きつつ「残業パソコン」としても使える、というコンセプト。あえて苦言を述べるなら、Excel標準添付にも関わらずテンキーレスな点か。矢印キーよりテンキーの方を頻繁に使うと考えるのは、私がMacユーザだからだろうか。
 後者はDVDと省スペース性を備えたDOS/V版iMacとでも言うべきモデルだ。ある程度の拡張性をPCカードで確保しているあたりなかなかである。これでiMac+10万円というのは決して悪くない。ただ、そのユニークなコンセプトにも関わらず、それを前面に押し立てる売り方がなされていないのは疑問。iMacとの比較広告や、牛模様バージョンなどで話題づくりをすべきだと思うのだが。

99.5.3…本を捨てる

 親に言われて、午前中は部屋の整理をした。といっても、不要な書籍、雑誌を廃棄しただけだが。いやはや、でるわでるわ。紐でくくっておもてに出すだけでくたびれてギブアップ。正直、これ以上整理する気にはなれない。誰が来るわけでもない部屋を片づけてどうなるというのだ。
 すてたのは主に古いコミック、ノベル、パソコン雑誌など。エロ本は様々な事情により今回は除外。古本屋あたりにこっそり持っていくしかあるまい。
 我ながらずいぶんと無駄なことに金や時間を費やしたものだ。
 午後はキースパンのUSB・RS232C変換ケーブルを探しに大須へ。結局見つけられず、会社で使うMOドライブやLANケーブルなどを購入。うーん、やはり通販で入手するしかないのか。
 ついでに以前も報告した韓国料理屋でキムチを買う。店名はソウル・キムチ。万松寺通りをちょっと入ったところにある。
 夕食時にいただいたがやはり美味い。大須に行くなら、くだらんアイテムよりこっちをお勧めする。
 今日はエロゲームやエロ本は買わなかった。この飢えがそれらで満たされるとは思えなかったからだ。

99.5.2…他人とともにあるのが苦しい

 昨日今日とメールゲームのサークル、ポスタルテイルのイベント。参加者らに新企画「ニヴォーズ戦記」のNPC作成を手伝ってもらう。なかなか自分では思いつかないタイプのキャラがたくさんできたのでナイス。
 本日は散会後、愛知県体育館へ。友人が参加しているアマチュアプロレス団体JWAの試合を観戦する為だ。名古屋の方はご存知だろうが、愛知県体育館は名古屋城内にある。名古屋城の城郭そのものは鉄筋コンクリートの安っぽい代物だが、春の陽光に輝くたんぽぽや白爪草、風にそよぐ緑の木々は美しい。と、書いたところで女子中学生らとおぼしき観光客にカメラでの撮影を依頼される。あ、この文はWorkPadで書いているのだ。
 いやはや、まったくもって美しい。目に映るすべての事物、すべての人々が美しく見える。
 昨日今日の自分の言動、情動を思い起こすと気持ちが重く沈んでいく。美しいものに対する私の姿勢はあまりに醜すぎる。美を奪わんと欲したり、自らの手の内にないことを憤るあたり言語道断。そのくせ自らを本当はいい人間だと考えようとしているあたりがなさけない。

99.4.29…シェアウェアの支払いをする

「ゼータ0096」全6話のDOCファイルをまとめてダウンロードできるように変更。Palm/WPJユーザはこちらのページからどうぞ。あわせてリンク集にパーム航空を追加。はは、わしもこれでいっぱしのPalmモンじゃ!(そんな訳はない)
 さて、どうもこのところ眠りが浅くて困る。今日もまた5時過ぎには目が覚めてしまった。ちょうどよい機会と思い、MacやPalm用のシェアウェアの支払いをいくつかの送金サービスページからおこなう。
 ここのところいろいろ環境をいじっていたので、案外送金していなかったソフトが多い。まあ、1000円前後のものがほとんどなので大した金額にはならないが。
 こうして送金サービスを利用すると、インターネット普及による社会の変化を強く感じる。個々人が情報を発信し、その代価を得られるシステムが当たり前になったことの意味は大きい。今後もインターネットが個人の見方であり続けることを願ってやまない。

追記:
 今日は「シャーマンキング」3巻を探して愛車シビックを走らせた。どうもまだ発売ではなかったらしい。むー、無駄骨。
 途中、強い春風に揺れる木々を美しく感じる。もし子を授かるようなことがあったなら、そういった情景を少しでも多く見せてやりたいものだと思う。ま、前提自体がかなり現実味に欠けるのでさしたる意味はないが。

99.4.25…ターンAガンダムのこと

 先日、∀(読める? 機種依存文字かな?)ガンダムの第2話を見た。第1話は放送開始に気づかず、見逃す。おのれ東海テレビ、オレに断りもなく! 周囲の評価はどうもいまいちのようだが、オレ的にはいい感じ。ある種野蛮でおぞましく、下品ですらある生命の美しさを描かせるとやはり富野監督に勝る者はない。ファースト・ガンダム第1話のフラウとアムロのパンツに関する会話などいい例だ。あと、ちゃっかりセイラにも粉かけるブライトとか。
 どう考えても玩具が売れそうにないから放映そのものが心配だが、今後に期待したい。
 前作のブレンパワードではなんといってもジョナサン・グレンがよかった。否定すればするほどに明示されるジョナサンの母への思慕。バロン・マクシミリアンとの会話が泣かせる。作画はろくなもんじゃないが、見るべし。
 やはりどうしても富野作品には肩入れしてしまう。なんせ「属性:富野」だからな、ワシ。

99.4.24…大須で石焼きビビンバを食う

 今日は大須で友人と会った。いろいろ買い物につきあった後、昼食。たまたまみつけた小さな韓国料理屋に入る。石焼きビビンバと骨付きカルビなどを注文。うまい。
 思わず目を見張ったのは石焼きビビンバ。ぐちゃぐちゃにまぜて食べるのが韓国流と聞いていたので、せっせとまぜたら店員のお姉さんにおこられた。まぜかたが違う、と言いながらお姉さんはスプーンをとり、手早く私のビビンバをまぜなおす。食べてみると確かに味が違う。先に自分で混ぜたときとは別次元のうまさだ。おお、世界のなんと広いことか。
 私は大須が好きだ。秋葉原も興味深い場所ではあるが、大須ほど魅力的とは思えない。
 大須にはいろいろな人が集う。大須観音に参拝する老人。エロゲーやDOS/Vパーツに群がるオタク(私はここに含まれる)。古着などをあつかう店に集うファッションにうるさい若者たち。ブラジル人、中国人、その他諸々の人々。某教団の残党もいれば、道ばたではチャーイやブラジル風のスナックを売るものたちもいる。時にはチンドン屋や、今ひとつ似合わないサンバチームが練り歩くことも。
 雑多な、ひどくまとまりのない世界。しかしそういう町だからこそ、今日入ったような店もできるのだろう。考えてもいなかった出会いもあるのだろう。そして新たなリンクからは新たな価値が生まれる。古来多くの文化がそうであったように。
 エスニック・クレンジング? はは、お笑いである。世界は大須のようにあれかし。

付記:「ゼータ0096」全6話をWorkPadなどPalmOSマシンで利用できるDOC形式にコンバートした。さあ、君もWorkPadで毎日ゼータだ!

99.4.18…こんなノートが欲しい!

 日々WorkPadへの依存度が高くなっていく。以前、MacのメーラーをPalmOS機とシンクできるものに変えたとお伝えしたが、定期的に読むホームページについても今やMacでダウンロードした後、WorkPadで閲覧している。余談だが、IBMよ、WinCE機にWorkPadの名前をつけるのは勘弁してくれ。
 PalmOS機の存在によりデスクトップパソコンと日常の隙間がきれいに埋められていく。PalmOS機自体の能力は決して高い訳ではない。にもかかわらず、多くの人にとってノートパソコンや他のPDA以上に日々の生活の中で役立つ。これはやはり、なにが必要でなにが必要でないかを十二分に考えた設計思想の勝利だろう。関西方面の友人(本人曰く今は違うところに住んでいるそうだが、私にとっては今も関西で『出会った』友人である)もそのホームページで述べていたが、PalmOS機には「切り捨てる美学」がある。
 さて、友人曰くその対極にあるのが今日のPowerBookだそうだが、この意見についてはいささか疑問がある。
 私はそもそもオール・イン・ワンのノートパソコン自体好きではない。機能的には優れているかもしれないが、でかく、重い。当然、今日のPowerBookも嫌いなパソコンの一つである。
 が、オール・イン・ワン・ノートの存在意義については否定するつもりはない。移動可能なデスクトップパソコンと考えるなら、オール・イン・ワン・ノートは正しい選択だ。もっとも、移動時も平常とまったく同じ環境を保たねばならない人が世の中にどれぐらいいるかは疑問である。
 そういった意味では、DOS/Vユーザは恵まれている。選択肢が豊富なため、自分のニーズを満たす最小限の機種を選択できるのだから。スーパー・ヘビー級もモスキート級も選べるのはよいことだ。残念ながら、どう贔屓目に見ても今日のAppleにそれらすべてをカバーする力はない。彼らのとるべき戦略が「戦線の拡大」ではなく「戦力の集中」であることに異論はなかろう。
 さて、私が今後のノートパソコンへの要求をまとめると以下のようになる。

 うーん、あえて言うとSONYのVAIO C1かPanasonicのLet's note miniが近いだろうか。噂のコンシューマポータブルMac(多分、4月や5月の発売はないだろう)が上記のようなマシンならうれしいのだが。

99.4.11…もう書けなくなるかもしれない、クロスプラットフォームのこと

 人の思考パターンは一種のOSである。このOSは乳児期からの体験によってインストールされるものであり、同じバージョンのものは二つと存在しない。類似の反応を示すからと入って、必ずしもそれは内部処理が類似であることを示すわけではない。
 OSが異なることは問題の元でもあるが、同時に多様性を確保するためには不可欠である。単一のOSでは一つの事象に対する反応は一つしかないが、複数のOSは複数の対応を示す。特定のOSでは解決できない問題も、他のOSでは難なく処理できるケースもある。
 言語はバーチャルマシンの一つであり、これにより異なるOS、プラットフォーム(すなわち、他人同士、他民族間)であってもある程度の情報のやりとりが可能となっている。言語バーチャルマシンはそのモデルとして自然物や生活習慣を用いている。このため、意志の伝達性は社会の共通性と比例する。
 これまで妄想として書いてきたことをまとめるとこんな感じだろうか。
 これらを前提として書くが、私の理想はクロスプラットフォームだ。多様なプラットフォーム、多様なOSが混在する状況下で情報を淀みなく伝達し、共有しあえる環境こそが私の求めるところである。言語は不完全なバーチャルマシンだが、他のプラットフォームやOSに対する理解と配慮があればクロスプラットフォームは決して不可能なことではない。
 こういった私の世界に対する認識は、やはり間違っているのだろうか? コソボなどでおこなわれている民族浄化は、明らかにクロスプラットフォーム環境から単一プラットフォーム環境への移行だ。また、NATOによるユーゴ空爆を正当化する意見の大半は、アメリカを中心とするNATOプラットフォーム(日米安保などを加えてもいい)内でのロジックにすぎない。
 そしてまた、私もエスニック・クレンジングの先兵としてMS至上主義を叫ばねばならぬ立場に追い込まれつつある。ユーゴ内務省のように。あるいは、NATO軍のように。
 多様性を放棄した組織の行く末は概ね決まっている。単一性というメリット故の拡大。さらなる単一化。そしてついには変化する環境への対応能力を失い、滅びる。このタイムスパンは数千年かもしれないし、数ヶ月かもしれない。
 いつかこれらの言葉を思い出すとき、私はどう感じるのだろうか。過去の愚かな判断に対する気恥ずかしさ? それとも意志を貫けなかったという後悔?

99.4.10…ゲイツの手先に誉められる

 なんだかんだあって、昨日は会社でマイクロソフトの連中がデモ。「戦略的提案」という話だったが、終始OutlookとExchange Serverの話に終わる。むー、セキュリティや安定性、インターネット標準との乖離などいろいろどでかい問題はあるけど、Outlookのインターフェースはよくできているからにょー。む、「戦略的」というのは「ふはは、愚かなシステム管理者なぞ迂回してエンドユーザの意識を掌中につかめばこちらのものよ!」という意味だったのか? どうもMacやUNIX殲滅の先兵とさせられそうな予感。
 さんざんイライラさせられたあげく、質疑応答。Outlookの話ばかりで業務関連の部分が見えなかったため、先陣をきって確認。
「Outlookのto doの達成率は、MS Projectとリンクできるのですか?」
「おお、まさにマイクロソフトの回し者のようなご質問ですな。そのとおり、できます」
 こ、この俺様が「マイクロソフトの回し者」だとォ〜!(黒バックで閃光)
 我が人生、有数の屈辱。ショックで言葉も出ない。

99.4.4…Palm OSマシンについて

 iMacのメーラを、これまで使っていたNetscape Communicator4.06からARENA1.5に変更。ARENAは安定性、スピードに定評のあるMac用メーラーだ。試してみたが、噂に違わぬ印象を受けた。
 ARENAの売りはもう一つある。ウインドウやアイコンなどをカスタマイズできるのだ。さっそく、「親父の殿堂」のれー様よりいただいたポール・フェニックス(鉄拳3版)のJPEGをウインドウに貼り込む。おお、いいじゃないか。デスクトップピクチャ(Win風に言えば壁紙か?)がロリロリイラストなのとあいまって、いかにもボンクラにふさわしい風情となっている。
 そういえば、Win98機がいきなりパーになってしまったが、あれはやはりエロゲームのおまけ画像を壁紙につかったからなのかにょー。うーむ。
 さて、私が今わざわざ有料のメーラーたるARENAに乗り換えた理由は他でもない。WorkPadとメールの同期をとるソフトが存在したからだ。アルファ版でまだまだ未完成なものらしいが、とりあえず使ってみるつもりだ。
 私にとってWorkPadはもはや手放せない存在となった。これまでにもPowerBook145BやWindowsCEでいわゆるモバイル用途を模索してきたが、少なくとも現時点ではWorkPadを含むPalm OSマシン以上の選択肢は思いつかない。
 技術的、社会的状況までも視野に入れ、最良のバランスを製品に与えたPalmのエンジニアたちは賞賛に値する。彼らと比較すると、WinCEマシン関係者たちは、カタログスペックの向上だけを考えているようにしか見えない。Newtonの開発者たち? うーん、きっとNeXTのように10年後ぐらいには先駆者として称えられるんじゃないかな。
 が、私はPalm OSマシンの将来については楽観していない。むしろ、いずれWinCE機によって駆逐されるのではないかと危惧しているのだ。
 想像して欲しい。店頭に、Palm OSマシンとカラー表示のカシオペアが並んで置かれていたいた場合、人々はどちらを手にするだろうか。ちょっとした動作で砂時計を表示したり、すぐにバッテリ切れをおこすことなど、購買時に予想できるだろうか? それよりも、華やかな宣伝文句(32000色表示、MP3プレイヤー機能、携帯電話と直に接続、デジカメと接続、大容量メモリ、MS Officeとの互換性、エトセトラ、エトセトラ)に人は心を奪われるのではないか。
 売れてしまえば勝ちというのは、残念ながら真実だろう。量販効果が出ればコストパフォーマンスは向上し、最終的にはライバル…Palm OSマシンを圧倒できる。
 まあ、私は少数派たることに慣れているのでどうということはない。とりあえず、現時点での最良を選ぶだけだ。

99.4.3…桜はエロである

 先日、大阪方面の友人がホームページ上でMacのインターフェースに不満を表明していた。事実誤認の疑いを感じたため、さっそくメール。どうもリスト表示を知らなかったらしい。うーん、それぐらいチェックもせずに不満を述べるのはどうかと思う。ま、私もWinについて同じような過ちもあったので、あまり人のことは言えないが。どうも友人の職場ではまだ漢字Talk7.1らしい。そのころのリスト表示ってどうだったっけ…うーん、思い出せない。
 個人的には、2階層以上のディレクトリは作らない主義ゆえ、現行のMacOSのインターフェースには大きな不満はない。むしろ、Winのエクスプローラに違和感を感じる。なんで同じウインドウの右と左で、表示の仕方が異なるのだ? ま、あれはあれで合理的だとは思うが。結局のところ、馴染みの問題なのだろう。
 世間では、桜が満開の様子。多忙と体調不良により花見にはいけぬが、まあそれもよし。
 ロングで見る際などに強く感じるのだが、桜ほど鮮やかさに欠ける花は珍しいのではないか。鮮やかさという点で比較すれば、葉桜の方が勝っているだろう。が、だからといって葉桜の方を好む人は少なかろう。
 和紙ににじむ墨のような桜の色合いは、どこか女性のなめらかな肌を想像させる。その花弁と黒々とした木肌の対照は、動悸が高まるほどにエロティックだ。
 向日葵や菖蒲を愛でながら酒を飲む気にはなれないが、桜ならOKっていうのは、やっぱそういうことなんすかね?

99.3.29…あーあ

 34歳になった。一年後は30代後半である。んー、あかんね。

99.3.27…今日の標語

 水、木と風邪でダウン。主に胃をやられる。薬のおかげでどうにか快復しつつあるようだが、どうも精神のバランスがおかしい。抑制する機能が低下しているようだ。疲れているはずだが眠れないしな。ひょっとして、ヤバイ薬なんじゃないか、これ?
 そんな訳でまたしても未練の虫がうごめいている。ここで撤退するのは早まった行為ではないか、などというたわけた考えが浮かぶ。うむ、見苦しい。自分を抑える能力に不安があるため、ここに文字として残すことによってこれを補助する。

 未練を禁ずる。

99.3.22…ガメラと、自意識過剰なスケベ親父

 昨日は職場から友人宅へ直行。夜はカラオケ。うーん、わしっていろいろな意味でヘタ。
 今日は8時ごろ起床し、「ガメラ3」を見にいく。悪くはないが、ちょっとキャラクター(とくに女性)が多すぎたように感じる。
 お約束のように中年中間管理職(例によって自らのできる範囲で協力する!)を出すくらいなら、主人公の少女を救わんとする少年や、悪の巫女? の描写にもう少し重点を置いて欲しかった。個人的好みで言えば、あそこはやっぱ、少年が剣で曲玉を断ち落としたところを悪の巫女さんが凄まじき形相で拾いあげ…といくべきでしょ、うん。
 ま、なんにせよ「vsビオランテ」以外の平成ゴジラに比べれば百億倍上質である。熱意や誠意はひしひしと伝わってくるが、どうもそれが「平成ゴジラへのアンチテーゼ」を意識しすぎているように感じる。
 現時点では、「ガメラ3」が好きかと問われればNoだが、そのスタッフについて問われればYesだ。こういう時、心や気持ちは伝わるものだと感じる。そして、なぜ私の気持ちは伝わらないのか、と考える。
 自分はひどく惚れっぽい。誰にも惚れていなかった期間は我が33年(もうすぐ34年)の生涯のなかでも極わずかだ。自分の気持ちを受け入れてくれた女性は残念ながら一人もいない。念の為に付け加えるが、誰かから惚れられた経験は皆無だ。
 これだけ惚れて一度もむくわれないというのはどういうことか。考えた末、一つの結論を得た。
 私は一度も惚れていないのではないか。
 振り返ってみれば、あれらの情動は恋愛などではなく、比較的単純な性的衝動だったようにも思える。ならば、気持ちが伝わっていたとしても拒絶されるのは当たり前だろう。
 おそらく、私が本当に好きなのは局地戦闘機<雷電>とかiMacとか「マジンガーZ対暗黒大将軍」などだ。多分、あの人やあの人やあの人に向けた思いは「好意」ではない。受け入れられなくて当然である。

99.3.13…SONYに関する妄想

 先週土日は会社のビルが全館停電ということで出勤。オイラって働き者じゃのう(ウソ)。
 今朝はMacPac2のiMacへのインストールと日本語化を敢行。日本語化パッチはフリーウェアである。偉大なるフリーウェア作家、Mig氏に感謝する。
 MacPac2はPalm/PilotとMacをシンクさせるソフトだ。英語版ということもあって日本語パッチのみでは解決できない部分もあるが(例.PalmOS日本語版では姓名とその読みを別フィールドに分けているが、MacPac2では読みを姓名フィールドの一部として認識する)、実用上はまず問題ない。
 Palm(正確にはIBM WorkPad)には赤外線によるシンク機能がある。そして、我がiMac Rev.Aには、Rev.Cで省略されたirDAポートが装備されている。つまり…ふはは、クレードル不要の極楽シンク環境の完成である。メイン機iMac、高機動端末WorkPad、エロゲーム&Winデータ変換機Gateway。むー、我ながらほれぼれするほど見事な布陣だ。私の用途においては、システムは完成したと言っていいだろう。
 布陣といえば、最近SONYの動きが気になる。メモリースティックのデジカメやVAIOへの搭載。ビデオやパソコンのみならず、プレステ2までへもFireWire(呼び方はIEEE1394でもiLinkでもいいけど)を装備。うーん、やはりプレステ2を切り込み役とし、VAIOを中核とする家庭内AV・情報ネットワークを形成するつもりだろうか? プレステ2の開発環境をLinuxにしたのも某MS社に主導権を渡さぬための布石とも見える。
 私はかねがね、Wintelを現在の地位から追いやるシステムは中国から生まれるものと考えてきた。が、そうではないかもしれない。LotusやNetscapeではMSに勝てないだろう。が、「鉄拳」や「ファイナルファンタジー」はMS Officeを圧倒するかもしれない。無敵を誇った強大な軍隊が、想定もしていなかった戦いに敗北した例は少なくないのだ(ただし、WindowsもMS Officeも生き残るだろう…新たなるシステムの一部として)。
 現時点では、ドリームキャストへのWinCE採用は戦略的に活かされているとは思えない。今、MS Office for DCを出せば戦わずしてSONYの意図を挫けるものを。

99.2.26…Palmを買う

 さんざっぱら千葉で散財したにもかかわらず、IBM WorkPad(Palm3xのOEM版)を購入する。
 噂には聞いていたが、実にいい機械だ。スピード、性能、価格が実に高いレベルでバランスしている。この4、5倍の値段のノートパソコンが起動までにどれくらいの時間を要するか考えると、その有用性が如実にわかる。
 一筆書き風の入力には当初危惧を抱いていたが、試してみると実に容易だった。記号や特殊文字の入力には若干慣れが必要に思えるが、それも致命的レベルではない。
 WindowsPCとの連携のしやすさには舌を巻いた。ボタン一発でOKとは…Macに公式対応していないのが実に残念だ(MacPac2ベータはpalm.comからダウンロード可能)。
 パームサイズマシンとしての完成度はどう見てもWinCEより高い。PalmOSの成功から、パソコン関係者は「完成度は必ずしも機能の高さと同一ではない」と理解すべきだ。
 残念ながら、現在のWinCEはハンドヘルドPCあたりにとどめておいたほうがよかろう。無理してPalmOSに対抗することはない。むしろ、一種のアジールとして存在を容認した方が、Windows共同体のためにもよいのではないか。WinCEは別方向に進化させ、現在のワープロ専用機の位置を奪うようなローエンドOfficeマシンを目指すというのも悪くないあり方だ。
 最近Office2000がらみの記事を読むことが多いが、どうにもバージョンアップすべきと思えない。ファイル共有環境があるのに、わざわざ高い管理コストを払ってXMLで情報共有する必要があるのだろうか? 個人的には、クライアントOSとしてのWinCEの強化とサーバOSの安定性強化がベターな方策ではないかと考える。
「SQLserverのソースを90パーセント書き換えた!」なんて威張っているところを見ると、MSはそれとは逆方向に走っているようだが。

99.2.21…技能不足を痛感する

 ちと用事があって大須に行く。
「パソコン減税に署名お願いしまーす」
 などと言ってる者がいたので賛意を示そうかと思ったが、某学会の手先どもだったのでやめ。
 それはさておき、昨日の続き。
 他人にあたえるマイナスを考えすぎるのが私の悪い癖と指摘される。彼曰く、それを改めるのは難しいから、他人に与えるプラスを高めるべく考えるようにし、意識内の優先順位を徐々にシフトするのがよろしいとのこと。肝に銘じておきたい言葉だ。
 だが、今日その言葉について考えてみると、自分は他人にプラスを与える技術を持っていないことに気づいた。
 なにがプラスになるかは対象者によってそれぞれ異なると推測される。温和な姿勢や真摯な態度はたいていの場合有効かと思われるが、それらだけでは不足だろう。そうでなければ「やさしいだけの人」などと呼ばれる者はいないはずだ。
 課題は、いかにして対象者の心理・要望を読みとるか、だ。おそらくこれは一種の技術だろう。私はこの種の技術を幼児期よりはなはだしく軽視していたと思われる。結果、同技術の修得はほとんどなされていない。親と呼ばれる立場にある方は、くれぐれも私のように子が育たぬように注意されたし。
 とりあえず情報の収集が第一だろう。他人の話をよく聞くよう心がけるべきか。

99.2.20…関東珍道中、あるいはおセンチ日記

 17日より関東方面に出撃。メインの目的は一応Mac World Expo Tokyo。本日、無事名古屋に帰還す。
 まず17日は約1時間の新幹線ストップをものともせずT社虎ノ門ショールームへ。会社の用件でコピー機をチェック。見学後、インストラクターの女性と食事をする。会話も弾み(さすがは接客業である)いい感じじゃ〜んとか思っていると会社から緊急連絡。ネットワーク関係トラブル発生の知らせで大騒ぎとなり、せっかくのいいムードは台無し。おのれ。
 幸いネットワークは復旧し、名古屋へのとんぼ返りは回避。
 秋葉原をうろついた後、千葉へ。何度行ってもあの醜悪な町には慣れない。太いケーブルでつながれた外付けハードディスクのような町だ。ことに稲毛海岸駅付近の情景にはぞっとする。
 あくる18日、Mac World Expo Tokyoに参加するため幕張メッセへと向かう。ねらいはもちろんスティーブ・ジョブズの基調講演だ。並ぶ人々の列の長大さには唖然とした(ちなみにMac Wireのページの写真にはわしも写っているが、発見は本人以外不可能である)。場内約6500の人々が一斉に立ち上がり、ジョブズを歓迎。だが、期待のコンシューマポータブルに関する発表はなし。まあそんなもんである。
 同日、及び翌19日は情報収集と散財を繰り返す。Mac OS X ServerやLinux PPC、ファイルメーカー用のプラグインソフトなど興味深いものが多かった。購入したもので大物はPC MAC LAN for Win98/95。他に、USBのプログラマブルマウスをゲット。ケンジントンも早く出せ。
 19日午後には名古屋の友人らと遭遇。昼食中、友人から私の犯した過ちについて聞く。今後私が関わることが先方にとってプラスにならぬと思い、代わりをつとめていただけるよう依頼する。無責任かもしれないが、他の選択肢を思いつかない。
 同日夕刻、横浜へ。およそ7年ぶりの友人らと会う。ある女性が大輪の花のように美しく成長しておられ、呆然と見とれてしまう。例によってまたしても邪な思いを抱くが、下品な振る舞いを示す以外はとくになにもせず。とりあえず、コートを新調しておいた自分に感謝する。
 その夜は友人宅でいろいろ話を聞き、7年前のことは無駄ではなかったと思うことにする。思えるわけではないのだが、思うのだ! 勝手な想像で無理矢理補ってでも、思うのだ! でなければ彼らの忠告までも無駄になってしまう。

99.2.14…ベタな話が好きだ

 今日はばっちり7時に起き、「ギンガマン」の最終回を見る。もー、ベタ。ベタすぎるほどベタ。
 敵を倒すため、あえてアースの力(なんだかわかんねーけど、星が与えてくれるすげーエネルギーらしい)を自ら捨てたヒュウガ。玉砕覚悟で挑もうとする彼に弟は言う。
「兄さん、アースはあるよ…アースは星を守りたいと思う心だ。兄さんにそれがない訳ないじゃないか」
 兄と弟が一斉に放つアースの輝き! 勝ち誇る敵の胸深く埋め込まれた「星の命」は微塵に砕け散る…うう、かっこええ(記憶モード)。
 わしは本当にベタな話が好きだ。特撮のみならずコミックもそうだ。「将太の寿司」とか読んで泣いちゃうあたり、馬鹿としか言いようがないほど好きだ。ノンフィクション(?)小説「敵対水域」もベタの王者みたいで激燃え。和製ヘビメタのいかにもしょーもないバラードにしびれるあたり、病は重い。
 思うに、わしは「お話」への精神的依存が人一倍強いのだろう。脳内OSも「お話」の形で現実を処理していると想像される。オブジェクトを一旦相関関係におとしこみ、そこに既存の「お話」から抽出した意味性を付与し、その意味に基づいてオブジェクトを認識、反応する…というところか。効率悪そう。
 といっても、いまさらOSの再インストールも難しいよな。フォーマットする訳にもいかないし。フリーズやら暴走やら覚悟で、だましだましやっていくしかないか。

追記:義理チョコはもらった。そんだけ。

99.2.13…おたくとパソコン、ホームレスと犬

 どうもこのところ眠りが浅い。3〜4時間で目が覚め、その後なかなか眠れない。寝覚めはよくない。ひどい不安感の残滓が夢の記憶として残る。むりやり寝ようとすると見事に金縛りにあう。
 一昨日は指先に何者かの口元の感触があり、目を開くと動く人形がいた。うわ、きつー。ま、霊的現象とかでないのは確かなので問題でもないのだが、毎日こんなでは精神衛生上よくない。
 どうもGATEWAYにエロゲームをインストールしたあたりからこんななように感じる。システム的にはDOSのころから進歩ゼロの陳腐なゲームだが、女の子が割と…好みだ。日々その女の子と生活してよりベターなパートナーにするというのがゲームの目標らしい。中途までしかプレイしていないので、そうでないかもしれんが。
 もー実にくだらない選択肢を選んでいくだけのゲームだが、どうも私はそれに強く惹かれているようだ。ついこの間、敗北だどーだと騒いでいたくせに何ともはや。
 思うに、不安感の正体はこんなアニメ顔の、男の都合だけで作られたキャラクターに心惹かれている自分に対するものではなかろうか。
 先日、一人の印象的なホームレスを見た。ボロボロの三輪自転車を押す彼の両脇を、二匹のみすぼらしい犬がついていく。おそらく、彼は残飯漁りなどで得たわずかな糧をその犬たちに分け与えているのだろう。自らになつく犬の姿が、彼のわずかな支えなのだろう。
 ファンヒーターにあたりながら言うことではないかもしれぬが、あれはまさに私の姿だ。

99.2.11…ギークな日々

 先日書いたようにGATEWAYへのLinux導入は失敗に終わった。退役DOS/VへのHD移設を試みたがこれまた失敗。BIOSが1GB以上のHDを認識できないらしい。マザーボードメーカーのホームページに行くが、Update版がどこかよくわからない。むむう。
 とりあえず元からついていた800MBのHDにインストール。動くには動くが、残り容量はゼロに近い。これでは家庭内LANサーバとしては無意味だ。が、とりあえずは「経験を積んだ」ということでよしとする(軟弱!)。HTTPやFTPサーバを立ち上げるためと称して、会社のDOS/Vにインストールしようと思う。自宅では、金に余裕ができた段階で専用マシンを組もうかとも考えている。HDやネットワークカードは余分があるしね(自らに対するごまかし)。
 休日中こちゃこちゃとパソコンをいじっていると、自分が人としての真っ当な道から少しずつ離れつつあるように感じる。これまでその道にあったというのではなく、ますます、という意味でだ。
 人からパソコンについて頼られても、それは必ずしも人として信頼されていることを意味しない。先日も「納豆が好きそうな感じ」と言われた。うーむ、よくわからないがあまりいいイメージではないよなあ。

99.2.6…帝国と英雄たち

 リンク集に修正。例のナニである。
 さて、本日は早朝からGATEWAYにLinuxをインストール。最初はRedHatにするつもりだったのだが、どこにも見当たらなくてTurboLinuxにした。軟弱、軟弱ゥ! が、見事に失敗。どうもビデオカードが対応していないようで、X-Windowに入るあたりで画面が表示できなくなり、OUT。17インチモニタでコマンドラインだけというのもなんだかのう。かくなる上は退役DOS/V(ペンティアム100)にHDを移し替えてインストールするか。ネットワークカードとHUBを購入する必要があるが、他に転用のきかないAGPを買い替えるよりはましだろう。それにこれならMacOS-Linux-Win98でネットワークすることも容易になる。
 それにしても最近、強力な個性を持ったプログラマの名を耳にする機会が増えたように思う。Linuxの作者(と言っていいのか?)Linus Torvaldsはその代表格だ。
 フィンランドというヨーロッパの片隅からあらわれた彼は、インターネットという広大な舞台を味方とし、いまやWinNTと競い合うほどのOSを開発した。正確に言えば彼一人で開発したわけではないが、彼の能力、カリスマ、そして強固な意志がなければLinuxが現在の地位にいたることはなかったろう。
 彼の活躍ぶりを見ていると、強国ソ連の侵攻に立ち向かったグスタフ・マンネルヘイムを想像してしまう。MS社の物量作戦(先日私も彼等の著しいダンピング攻撃にあった)に彼とLinuxはどこまで戦えるのか? ほぼ孤立無援だった史実と違って、大手PCメーカーが次々と支援を表明しているが、さて。現代のスターリンも容赦がない男だからのう…。
 一方、日本でも一人の男が英雄的に戦った。J-OS(Palm用の私家版日本語OS)の作者たる山田氏だ。先日3comジャパンがようやくPalmの日本語版登場について明言したが、それ以前に多くの者がPalmを手にしていた。モバイル関係(いやな言葉だ)でPalmが話題にのぼらぬことはない。魅力的だが日本語化されてなかったPDA、Palmがここまでの勢力になったのは、やはり彼の活躍抜きには考えられない。そしてそれなくして、3comはPalmの日本語化を決断できなかったはずだ。
 国内Palmコミュニティは今、山田氏への賞賛に満ちあふれている。メーカー純正日本語OSが登場した今、山田氏のJ-OSは静かに席を譲らんとしているのだ。英雄であるが故の悲劇的な結末! 私はプログラムのことはこれっぽっちも分からないが、男として彼に敬意を表したい。
 さて、Palmの地位を奪わんとするものといえばPalmPCと呼ばれるWinCE機だろう。だが、そのインターフェースはお世辞にもPDAに適しているとは言えない。縦長の小さな液晶一杯に広がるスタートメニューを見た時には開いた口がふさがらなかった。たしかにWin95のインターフェースはそれなりに合理的だ。だが、それをPDAにそのまま適用するなんて、自転車にトラックの運転席をつけるようなものだ(ただし、ハンドヘルドPCとしてのWinCEは評価すべきだ)。
 また、Win2000はNTベースでの開発が断念されたと聞く。この期に及んで95ベースとは…、年内はおろか来年発売もあやしいものだ。巨大化、肥大化による帝国の崩壊は歴史上幾度もあったが、さて。
 はたして帝国はこれからも帝国であり続けるのか? 英雄たちの振りかざす叛旗は、土にまみれるのか? とりあえずMac Expo Tokyoには行ってこよう。

99.1.31…GATEWAY2000、来襲

 先日少し触れたGATEWAYマシンが我が家に来た(というか取りに行ったのだが)。
 ミッドタワーということだったが…でかい。モニターとあわせるとボリュームはiMacの2.5倍ぐらいか。ケーブルもやたら多く、iMacのコマーシャル状態。むふう。
 タワー型にもかかわらず、キーボードのケーブルがひどく短い。レイアウトの自由度はほとんどないと考えるべきだ。また、スペースバーは御多分にもれず小さい。通常キー2個分以下か? 直接触れる部分故、ここはやはりこだわって別途入手したい。
 USBを使うためWin98をインストールする。なぜか出荷時はハードディスクが二つに分割してフォーマットされていたので、fdiskで1パーテーションに変更。
 再セットアップの手間はWin95と大差はない。つまり、さしたる進歩はないということだ。ただ、マニュアルは比較的しっかりしていたので助かった。DECのマニュアルは最低だったな…。
 モニターの画質は、まあこんなものだろうという程度。だが、17インチはさすがに広く快適である。付属の外部スピーカもそれなりに響く(ただし、私は音にはあまりこだわらぬたちゆえ、この評価を信用すべきではない)。
 フロッピードライブがひどく遅いのが気になるが、機能的にはとりあえず満足。別に3Dゲームやる訳でもないし、PenII266で十分だ。メモリーは64MBなのでまあなんとかなるだろう。インターネットやプリンタの設定がまだだが、半日がんばったので今日はこれでよしとする。
 自らへの褒美にかねてより用意しておいたHゲームをインストール。さっそくプレイすると見事に暴走。ま、こんなものだーね。

99.1.26…幸せな他人ほどいやなものはない

 世の中いろいろな理由があり、会社の同僚らとの飲み会に誘われた。行かぬのは失礼と考えて参加したのだが、それこそ無思慮な行動だったかも知れない。
 おそらくは、私に気を配った態度。おそらくは、私に気を配った会話。私がここにいなければ何を語り、何を笑っていたかと思うといたたまれなくなる。
 残念ながら「気持ち悪い」路線爆走中。

99.1.24…復活のDOS/V購入計画、あるいは30万円のiMac

 あれは7月であったろうか。会社の同僚にどのパソコンがお勧めかを聞かれた。
 用途はインターネットとExcel。ノートは高いからいやと言う。一応8月発売のiMacを勧めたが、Winがいいとのこと。ならば、と私はVAIOコンポとゲートウェイを勧めた。今ならDellも候補に加えたかも知れないが、同社ノートの修理についてひどい目に会ったばかりだった。
 結局、同僚はゲートウェイのミドルタワーモデルを選んだ。17インチモニター込みで約30万円のセットだ。CPUがペンティアム2(266)なのが気に入ったらしい。
 それから半年程たった先日、その同僚にゲートウェイの調子を聞いてみた。ほとんど使っていない、との言葉に愕然とする。それどころかこたつの上で(!)場所をとり過ぎて邪魔だとのこと。思わず私は叫んだ。
ワシ「じゃそれオレが買うから、その金でiMacを買いなよ」
同僚「うん、それいいね」
 …ってオイ。こうしてDOS/V購入計画はいきなり再開された。買い取り金額は双方にプラスになるよう、中古屋での買い取り価格と販売価格の間をとった。iMac(Rev.B)+64MBメモリぐらいはなんとかなりそうな金額だ。ということで、同僚は30万円でiMacを買ったことになるわけだ…はふう。

99.1.17…あてがない

 レンタルビデオ屋でイランの戦争映画を2本発見。陸軍ものの「デザートライオン」はつまらなかった(中国製の装甲兵員輸送車がちらっと出るのは興味深かったが…)。だが、空軍ものの「デザートイーグル」はなかなか楽しめる。合成や特撮も「ベストガイ」よりずっといい。なによりストーリーに盛り上がりがあってすばらしい。アメリカあたりのへっぽこ軍事サスペンスものより遥かにお勧め。
 おお、これは「ニヴォーズ戦記」のネタになるじゃないかとさっそくメモする。つまり、ろくに構想は固まっていないということだね。
 先週あたりからやや鬱状態。漠然とした不安感をぬぐい去ることができない。不安の原因が己の狭い心根にあることが明確なだけに苦しい。

99.1.16…恐怖する

 昨日は弟を車で名古屋空港まで送った。途中、高速道路を使う。私はあまり車が好きではない。ハンドルを握る度、恐怖を感じている。
 恐怖は概ね二種類。第一は「交通事故で死ぬのではないか」という恐怖。第二は「人をはねてしまうのではないか」という恐怖。
 第一の恐怖に関しては、だいたい高速道路などを利用する際に限られる。ただし、誰かを乗せている場合はこれが「同乗者を事故に巻き込んでしまうのはないか」という恐怖に変化する。
 第二の恐怖は、運転中常についてまわる。私の運転技術は未熟で、しかも観察力・集中力に欠ける。とてもではないが安心できない。
 つまるところ、私は自分を信用していない。そのくせ、他者からの不信感には我慢できない。無能なくせに。いまさら、な言い方だがシンジ君以下である。
 敗北は当然の結果だったと理解すべし。

99.1.15…ドリームキャストを買う

 先日、会社の用事で仕事帰りに大須に行った。ケーブルやらタップやらを両手に抱えてひいひい言ってると、目の前になんとドリームキャスト(以下、DCと略)が! 何も考えずに購入。「バーチャファイター」とビジュアルメモリ、追加のコントローラもいっしょだ。無理矢理抱えて帰宅。
 多少遊んでみたが、新機種の有り難みは現時点ではない。たしかにポリゴン処理能力は強そうだし、待ち時間も少ない。でも、だからどうだというのか。その程度の利点は64にだってあるのだ。個人的にはやたらテカテカした発色が気になる。これではまるで安物のアクションドールだ。まあ、これは「バーチャファイター」の問題かも知れない。見栄えは「鉄拳3」のほうがいいとすら思う。噂のように「ソウルキャリバー」が移植されたらどうなるかは注目したい。
 どうにも納得できないのが、通信プレイ型のゲームが本体発売に間に合わなかった点。DC最大の特長は通信機能にあると思うのだが、現時点ではそれを活かすソフトがない。セガラリーは今月末だったっけ? レースゲームは苦手なのでそれも魅力ないしな…。通信対戦型「バーチャロン」や「ディアブロ」のようなネットワークゲームを早期に提供してほしい。
 どうもCSKグループはネットワーク端末としてDCを売り込むつもりらしいが、はたしてどうなるか? Windows版と同等のOfficeが動くのならともかく、業務用機器としては半端にすぎる。なにしろインターネットを存分に利用できるパソコンがいまやじゅうにまんはっせんえんですぞ(こだわってる)!
 私なら、家庭を対象にTA付きDCをISDN工事、プロバイダ契約などとセットで販売する。つまり、安価で操作の単純なインターネット利用システムの一環とするのだ。通信にかかる料金はアクセスポイントまでの電話代のみ、あとはポータルサイトやメールに企業広告を掲載してまかなう。この程度はやらないと低価格化の進むパソコンとプレステ(及びその後継機)の挟み撃ちにあうだろう。
 こんどこそがんばれよ、セガ(マスターシステムやボーグマンの不良在庫に泣かされたオレには、これくらい言う権利はあろう?)。

99.1.11…敗北! 敗北! 敗北!

 かくして悪の野望はついえた!

99.1.10…な、なぜ?

 昨日からの雪で名古屋は真っ白。さわやかな朝だ(我ながら、これほど似合わぬ書き出しもない)。さて、そのさわやかな朝にとどいた一通のメール。Hi-Low-Mixにリンクさせてもらったとのわざわざの知らせ。ありがたいことである。
 さっそくURLをクリックして相手ページにアクセスする…十八禁…しかもこれは…もうジョジョに正体を見破られた新手のスタンド使いみたいに笑うしかない。しぶい、しぶいね〜。

99.1.9…ジョブズ恐るべし

 去る1.6、私はスティーブ・ジョブズiCEO(自称)の発表にモニターの前で絶句した。驚異的なスペックのPowerMacG3の新型、そして五色の新iMac(しかもプライスダウン)! 続いて旧iMacの値下げ販売(じゅうにまんはっせんえんッ)が発表される。つい先日友人らにiMacを買わせた張本人としては複雑な気持ちである。5万円ぶんの償い×3…おお、神よ! まあ、オイラは8月からiのあるくらしをしていたからいいけどね。うーむ、あれだけ潤沢に流通させているiMacの新型をこの時期に発表するとは思わなかった。おそらくApple社内でも様々な異論反論があっただろうが、彼はそれを押しきって市場への衝撃を優先させた。彼の戦略には電撃戦に相通じるものを感じる。
 二年にも満たぬ期間でApple社に栄光を取り戻させたジョブズの手腕には恐れ入るしかない。Apple社歴代CEOの中でも最高の評価を受けるのはやはり彼だろう(一位ジョブズ、二位アメリオ、三位スカリーか?)。
 正直、個人的には彼の決断には同意できない点も多い。eMateは製造販売を継続すべきだったし、互換機メーカにはなんらかの方策を提示すべきだった(パイオニアやアキアのサブノートMacが見たかったな…)。ゆえに、私はまだApple社へのリンクを再開するつもりはない。だが、彼のくだした決断なくしてAppleの復活があり得なかったことは事実だとも認識している。
 iMacプロジェクトの発案者はおそらく彼ではない。どうやら相変わらず現実彎曲フィールドは彼の周りに張られているようだ。だが、同プロジェクトの成功は彼のカリスマ無しには考えられなかった。「Hello,again」とiMacに言わせ得る男はやはりジョブズしかおるまい(余談だが、彼ならピピンすら成功させたろう…ネットワークゲーム端末として)。
 ナポレオンばりの奇跡の復活をとげた現代のカリスマ、スティーブ・ジョブズ。彼の前に新世紀のウェリントンはあらわれるのか。それとも? ううむ、わくわくするのう(カリスマのくだらんボケでこけるのは、ありがちだが勘弁してほしいにょー)。

99.1.3…肩身が狭い

 新年早々悪夢にうなされる。やはりトラウマかにょー。
 さて、知ってる人は知ってるが、私は三人兄弟の長男である。今朝、年末よりこちらに来ていた次男夫婦が赴任先(ドイツ)へと戻った。正直ほっとしている。
 正月ということもあって、三男夫婦(市内在住)もちょくちょく家に顔を出していた。結果、三組の夫婦と余り物一つが顔をあわせることとなる。弟二人は私とまったく似ておらず、会話もほとんど噛み合わない。二人の嫁がなんとか私にあわせようとしているのが見えて、なにやら申し訳なく感じてしまった。
 明日からは会社。皆はいろいろ忙しいはずだが、私はそれを支援することすらできない。せいぜい余分な仕事が彼等に回らないようにするだけだ。
 なんちゅーか、こー、ゼア・リズ・ノー・スタンディング・プレースっちゅう感じ?

99.1.2…気になる話

 新年早々悪の野望をつのらせる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 さて、昨日雑誌を立ち読みしてペンティアム2のつえー奴(Xeonだったっけ?)の読みがジーオンだと知った。
 マイクロソフトのNCへの対抗策がザク(ゼロ・アドミニストレーション・キットの略)と知った時もびびったが、ううむ。次はゼネラル・ユーティリティ・ファウンデーションこと「グフ」とか、ドメイン・オーガナイズ・マネージャーこと「ドム」とかだして欲しいにょー。


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1998