しすの暗黒理力
〜 あとがきと解説 〜


第一部 試合開始

前口上
 大東亜共和国で行われている“プログラム”の歴史は、かなり古く初回は1947年に第1回目が行われたという記述があります。
 しかし、原作が1997年であるためか、オリバト界では1990年から2000年前後の年代に設定されているものが多い様に思います。
 そこで“死神の花嫁”では思い切ってプログラム開始20周年の1966年 第一号のプログラムを描いていく事にしました。
 銃器どころか日用品までレトロな匂いのする作品ですが、最後までお付き合いいただければと思います。
 

プレリュード
 四月の新クラス発表の際、異常に緊張したのは私だけではないはずです(笑)
 仲の良かった友達と別れたり、絶対に一緒になりたくない人と同じクラスだったり・・・。
 そんな雰囲気を短くまとめてみました。
 そして、謎の言葉が紡がれています。
 完結した折に、もう一度読んでいただければ幸いです。

1.First Impression(野猿 feat CA)
 主だった人物の紹介です。
 前作同様、設定の定まっていない者は名前が出てきません。
 良い意味で個性的なクラスになったと思います。
 前作でかなりツッコまれましたので、今作では最初に登場した藤井亜衣を主人公にしています。
 間違いありません!

2.愛のナースカーニバル(BON−BON BLANCO)
 やめようと思ったのですが、性懲りも無くサブタイトルを曲名にしてしまいました(汗)
 1話目で紹介しきれなかった人物を数人登場させています。
 勘の良い方はこの後の展開が容易に想像できるのではないかと思います。

3.最初の扉(犬神サーカス団)
 今回も拉致シーンを割愛いたしました。原作の七原や川田のような描写を入れる余地がなかったので軽く説明を入れただけで終わっています。期待した方がいらっしゃいましたらスイマセン。
 いくつか伏線を張っているのですが、それほど複雑ではないようにしております。

4.炎の男(北島三郎)
 担当官登場、そして生徒達に「死刑宣告」が行われます。
 同時に生贄も出た訳ですが、二人とも少々変わった方法を取ってみました。
“死神”を書き始めた直後に担当官のモデルとなった方が亡くなり、変更も考えたのですが、どうしてもやりたいエピソードがあるので、そのまま続けています。
 担当官が物語にどう関わってくるのか、お楽しみに。

5.青春生き残りゲーム(スピッツ)
 ルール説明です。
 プログラムには欠かせないものですが、担当官の個性を発揮する場でもあると思います。怒矢担当官はいかがでしょうか?
 彼の個性の一つとして外来語を敵性言語とみなし、一切使いません。もし、使ったとしたら作者のミスですのでご了承ください(笑)
 担当官補佐には、前作にも登場した若き日のあの人と、謎の人物を起用しています。
 


   次のページ  あとがき表紙  名簿一覧  表紙