杉琴。の戯言
〜 あとがきと解説 〜
崩壊編
第41話〜『注意』
『崩壊編』の最初は、初の担当教官側の話です。
島居のキャラクター設定ですが、元ネタの方が本当にこういうキャラクターなのかどうかは知りません。ただ、こういう一面があっても面白いかも、と考えて盛りこんでみました。
そして担当教官の古嶋。彼は二人の男女に注目してるようです。
二人の男女、という表現だけで読者の皆様には誰のことを指しているのかは一目瞭然な気もしますが(汗)、彼らの正体についてはもうしばしお待ち下さいませ。
第42話〜迷走の章・10『雑談』
結構久しぶりの『迷走の章』。今回はモール組(の一部)の話です。
結局あの後奈美江は無事モール組に合流し、康の思惑通り冬子の監視役となっている様子。しかし悠斗や永市がそれに疑問を抱くなど、微かに不穏な空気も見えます。
さらに持ち直してきているはずの悠斗の精神状態も、冬子と自分を比較する→その感情に気付き自分を卑下するというサイクルを繰り返しており、どうも安定しません。作者自身「しっかりしろ!」と言ってやりたくなるレベルです。
そして冬子がここで初めての自分語り。
色々と情報が出てきた話となりましたが、これらの情報が今後の話にどう影響するのかは、またいずれ……。
第43話〜反逆の章・2『交流』
真実を知るために、誰かを探している蛍。
今回、その相手が女子生徒であることが仄めかされました。また、その他にも少しだけですが、謎のキーワード『捩じ曲がった運命』なるものが語られています。
現状において、蛍はこの物語の重要なカギを握っている最重要人物といえるでしょう。
そんな彼女が遭遇したのは、奈美江を探し続けていた恭子。重要な情報は得られませんでしたが、ゲームに乗っていない生徒の信用を得られたのは大きいといえるでしょう。
崩壊編は、もう少しだけ動きが少ない回が続きますが、ご容赦のほどを……。
第44話〜後悔の章・1『籠城』
新章・『後悔の章』が登場。その主人公は、これまでに何度か名前の挙がっていた直美です。
ようやく初登場となった彼女ですが、悠斗と距離を置いた理由などは、ここでも明確には語られずじまい。この辺りについてはもう少し物語が進んでから明かしたいと思います。
そして直美を含めた仲間たちは、康たちと同じようにグループを組んで篭っています。しかし康たち以上に、はっきりとした不協和音が……。
本来ならばこういう状況を打破できるのが直美なのですが、この状態ではどうしようもないわけで……どうにも怪しい雰囲気。
今回はほぼ顔見せ回でしたが、彼女たちの今後は――?
第45話〜『怒号』
今回は、随分久しぶりに書いた気のする隆彦たちの話です。
この話は当初と大幅に予定を変更して書いています。主に変わったのは、幸靖と久信の扱いについて。
久信の登場自体は予定通りだったのですが、今後の話の展開の都合もあって、幸靖がそれなりに出番を増やし、久信の扱いも当初と殆ど違うものになりました。
そのこと自体がどういう意味を持つかは、今後の話のあとがきででも書けたら、などと思っています。
さて、予想はしていたであろう久信の『やる気』を目の当たりにした隆彦たち。精神的なダメージは大きいものと思われます。
しかし一方で反撃を受けた久信も負傷。これがどう影響してくるのか……要注目です。
第46話〜『軋轢』
見張りに立つモール組リーダー、康の視点です。
部外者監視のために同じ部外者である奈美江との合流を決めたわけですが、これはダブルスタンダードと判断されてもおかしくない行為。
そのせいか、最初の仲間である永市との関係も徐々に変化し始めているようで、少しばかり危険な兆候が見えてきているようです。
兎にも角にも、新たに隆彦たちとの合流を果たしたモール組。隆彦たちにとっては念願の仲間となるわけですが……これがどう影響していくのか、注目していただきたいと思います。
第47話〜門番の章・3『侵入』
随分久々の『門番の章』。『門番』の正体は、哲弥でした。
これについては、事前に結構的を射た意見をメールでいただいており、結構戦々恐々しながら書いていました。
『彼女』との関係性について色々と語られましたが、詳しい事情や、『彼女』の正体についてはもう少しお待ちください。
そして『彼女』の協力で侵入に成功した哲弥ですが、彼がまずはどういった行動に出るのか……ご注目いただきたいと思います。
なお、今回の話から『門番の章』は哲弥の三人称で話が進んでいくことになりますので、よろしくお願いします。これは『深遠の章』も同様になるかと思います。
第48話〜『背後』
敵となった久信を、どうしても諦め切れていなかった了祐。
この状況下では少々甘いといえるでしょうが、人間的にはかなりできているといえるはずです。
しかしそんな彼も、前回モールに侵入していた哲弥によって、あまりにも呆気ない最期を迎えてしまいました。
グループの中でもどうにも埋もれてしまっている感もあり、私自身としてはどうも了祐というキャラクターを上手く扱えなかったのでちょっと心残りですが、ここで退場です。
そして彼の死をきっかけに『崩壊編』本格始動です。
第49話〜『本音』
この話は、サブタイトルに相当悩みましたが、結局隆彦と幸靖のシーンからこのタイトルを採用しました。
これまでそれほど弱みをみせることなく生き抜いてきていた隆彦ですが、久信との戦闘をきっかけに少しずつ自信を失ってきている感じです。隆彦の判断や考え自体におかしなところはほとんどないのですが、果たして……。
そしてここまで出番が増えるとは思っていなかった幸靖。既に当初のプロットの倍は目立っています(汗)。もちろん、そんな変更には理由があるのですが、それはまたいずれこのあとがきで話しましょう。
康と永市の確執をきっかけに、せっかく得た仲間からの離脱を決めた隆彦ですが、同時に大事な仲間を失ってしまいました。
まだ誰も哲弥の侵入と獅子身中の虫の存在には気づいていないだけに、モール内の不穏な動きは続きそうです。
第50話〜『仮説』
了祐の死体発見と共に、モール組の動きも慌ただしくなってきます。
康は自分に一番近い健太にようやく自分の考えを打ち明けましたが、これがもう少し早くとも良かったはず。それならば永市ももう少し穏便に対応してくれたかもしれません。
さらに探索の過程で煙草の吸殻を発見しますが、健太から離れる時間を作ってしまったのはミスでした。結果、大事な仲間を失うことに……。
健太ですが、結局彼視点の話は一度も出てきませんでした。しかし彼については大体予定通りに動かせたので良かったです。ただ、サブタイトルのせいで彼の死が何だかおまけみたく見えてしまうような気もします(汗)
遂に初期メンバーにも退場者が出たモール組。『崩壊編』は、まだまだ終わりそうにありません。
第51話〜迷走の章・11『救済』
了祐に続き健太を失い、モール内の空気は明らかな危険域に突入しました。
そして悠斗は、ついに親友たちのことを構う余裕すらなくなってしまい――この状況ではもっともまずいと思われる行動を実行しようと考えています。
この段階でのグループ離脱は、正直なところかなり危険でしょう。康と永市はともかく、隆彦と幸靖あたりには本気で疑われかねない行為です。ですが悠斗にとっては、もはやこの道しか考えられないのだと思われます。
しかし実行前に、奈美江が姿を消してしまいました。おそらくは悠斗が考えているのと同じ理由なのでしょうが……果たしてこれがどう転ぶのか?
その結果は次回以降となります。
しかし……状況上仕方ないとはいえ、悠斗の話は本当に動かなさ過ぎて書きにくいったらないです(汗)
第52話〜情念の章・5『参戦』
一旦視点はモールから離れ、久信の話となります。
幸靖によって負わされた傷はなかなかの深手だったらしく、しばらく大人しくしているほかなかった久信。
しかし病院を発見し応急処置を行うことで、今後の戦いにはまた積極的に関わってくる気配が濃厚です。
さらに今回は唯一の未登場生徒となっていたちはるの動向が少しだけ判明しました。負傷している可能性が高そうですが、果たしてその安否は……?
おまけにモールの方角からのマシンガンの銃声。これを聞きつけた久信、どうやらモール方面へ向かうようです。
モール方面、マシンガン……もう大体の状況は理解できるかと思います。次回から、いよいよ事実上のモール組編だった『崩壊編』、終了へと向かっていくことになります。
第53話〜『途上』
ここにきてようやく初めての視点回となった奈美江。
悠斗の予想通り、モールからの単独脱出を図りますが、やはり単独行動は危険だったようで最悪の人物との遭遇となってしまいました。
土壇場でなかなかの気概こそ見せましたが、やはり状況があまりにも不利すぎ、呆気なく退場です。
当初はこの話、奈美江はもっともっと呆気なく死亡する予定だったのですが……いざ書き出してみると予想以上に筆が乗り、奈美江のキャラクターを思い切りこの一話に詰め込む形となりました。
ここまで話の都合上奈美江を出番の割に目立たせられなかった鬱憤晴らしのような気もしますが……(汗)
さて、奈美江が退場したことで『彼女』の正体はもう確定といって良いでしょう。ですが正体判明まではもうしばらくお待ちください。
第54話〜迷走の章・12『解体』
サブタイトル通りの、完全なるモール組の解体。
前回の奈美江を襲った銃声をきっかけに、本格的な侵入者――哲弥の攻撃が始まり、康たちのグループと隆彦&幸靖の二組に分裂。さらにそこから永市も離れてしまいました。
なお、前々回で久信が聞いた銃声は、奈美江が殺された時のものです。
そして悠斗は、あれほどにグループからの離脱を考えていたにもかかわらず、結局冬子共々残留という結果に。相変わらずの迷走ぶりといえるでしょう。
今後としては逸れた永市の捜索が主となりそうですが……果たしてどうなるのか?
モール組の話は今回でほぼ終了。これ以降は他の生徒の行動と『崩壊編』のまとめへと向かっていきます。
第55話〜『激情』
銃声を聞いてモールまでやってきた恭子。
しかしそこには奈美江の死体。これで恭子は目的を完全に失ってしまいました。精神的ダメージは相当なものだと思われますが、ここで折れはしませんでした。
恭子はこのクラスの女子の中では、精神的にはかなり強い部類に入る生徒なのではないか、と作者の私自身、思っていたり。作品の内容次第では主役格でも書けるキャラクターの気がします。
結局蛍を探すことにしたものの、そこで遭遇したのは蛍を襲ったことのある江里佳。当然ながら、有無を言わせず戦闘開始。
江里佳を哲弥と同じ存在と断じて禁忌を振り払った恭子ですが……?
第56話〜瞬間の章・4『開花』
今回は恭子を襲った江里佳側の視点です。
狂気を加速させた結果、単なる狂った生徒以上の脅威となりつつある江里佳。今回が初めての本格的な戦闘でしたが、結果はほぼ完勝。
とうとう初めての殺人に手を染め、その狂気は更なる危険域へ到達してしまった感があります。正直、彼女の内面を描くのは何とも難しいもので……。
書きながら、江里佳の感情に何とか自分を近づけなければいけないような気さえしてしまいました。
一方の恭子。武器にも恵まれ、私自身結構気に入っていたキャラクターだけにここでの少々呆気ない退場は勿体ない気さえしています。
しかし残念ながら、以前にここで書いた峻同様、彼女の延命は良い結果を生みそうにないという判断からここでの退場という結果になりました。
全てを狂気に染めてしまった江里佳の行く末は……?
第57話〜門番の章・4『排除』
正体を明かしてから初となる『門番の章』。
哲弥の『彼女』への信頼が強固なことが、あらためて確認できます。しかし話としてはさほど動きはなく……。
『彼女』の正体はもう皆さん分かっているとは思いますが、発表まではもう少しかかりますのでお待ち下さい。少なくとも『崩壊編』中には発表となるでしょう。
そして哲弥を襲ったのは、久々登場の伊織。戦闘突入も、案外あっさりと互いに退いて終了。
もっとも、この二人の対決は戦闘シーンを描くことが目的ではなかったので、これはこれでやむを得ないところもあったりします。
哲弥は伊織がゲームに乗る理由を知っていたようですが……この二人の再戦は果たしてあるのでしょうか?
第58話〜後悔の章・2『無茶』
精神的状況は殆ど変化なしの直美。
しかし、父親の記憶をきっかけに立ち直りの気配を見せてきています。
直美の父親のエピソードについてですが、これももう少し後になったら明かされる予定です。とりあえずは、父親の事故も大筋に関わってくることだけは明言しておきましょう。
立ち直り始めていた直美ですが、ここで悠斗を探しに丸腰で外へ飛び出すという突飛な行動に。
色々と問題大有りな行動だとは思いますが、まだまだ精神的に安定しきってはいないという証拠。
やる気の人間は数多いこの状況で、果たして無事に悠斗と出会えるのか……?
第59話〜守護の章・2『待伏』
久々(というかまだ二回目)の『守護の章』。
伊織も、出番がなかったからといって積極的に動いていなかったわけではないようです。ここまで伊織が出会った相手に厄介な相手が多すぎたのだとも言えますが……。
さらに、第52話で動向について一部判明したちはる。回想ながらここでも登場。
今回の話で、少なくとも彼女が負傷していることは確定しましたが、果たしてその安否は……?
なお、今回までの時点で会場南部にいるのが確定しているやる気の生徒は、哲弥、久信、伊織、江里佳。
これまでの拙作における中盤戦ラスト周辺ということもあって、凄まじいことになっています。そして、伊織が捕捉した女子生徒の正体は……。
第60話〜『破綻』
モール脱出後の、モール組の話となります。
未だ一緒にいる冬子を引き離すべく、遂に康は悠斗から真実を聞き出すことになりました。
その結果は成功でしたが、やはりこれはモールにいる段階でやっておくべきだったのでしょう。外で行ったことにより、最悪の相手を呼び寄せてしまいました。
結局ろくに抵抗もできず、退場という結果に……。
康はここまで話をよく引っ張ってきてくれていたのですが、この段階での退場というのは、残念ながら彼が『この物語のメインキャラクターではなかった』ということの証明といえるかもしれません。
やり方次第ではもっと活躍できるキャラクターだとは思いますが、彼の役割はここで終わってしまっていました。
最期に康が気付いた事ですが、これが真実だとすると、もう一つの可能性が見えてきます。それについては、もう少し先に書くことになるでしょう。
第61話〜情念の章・6『妄執』
康を仕留め、悠斗に狙いを定めた久信。
しかしここで、冬子に気を取られてしまったことが全ての過ちでした。結果、予期せぬ悠斗の猛攻により章主人公最初の退場者となってしまいました。
その死に様はなるべく壮絶なものとしたい、と考えていましたので、とにかく悠斗によって徹底的に痛めつけられる形となりました。
なお、以前第45話の項で書いた変更点の意味ですが、あの場面で久信を負傷させた理由は、この退場シーンで悠斗に一方的にやられる理由づけのためです。
いくら何でも、無傷の状態から悠斗が久信に勝利する展開は不自然かと思ったこともあります。
ともかく、これまでの話を大いに引っ張ってくれた久信もここで退場。これからは章主人公といえど、退場していく可能性は大いにありますのでご注意ください。
さて、そして久信に襲いかかり見事に倒した悠斗は果たして……?
第62話〜迷走の章・13『自失』
久信を殺してしまった悠斗。どうやら狂ってしまったわけではないようですが、限りなく危険な状態です。
精神的にも酷く揺れ動き、疲弊しきっていて大混乱を起こしてしまいます。
おかげで感情表現がかなり滅茶苦茶になっていますが、それだけ悠斗の精神状態がアンバランスなことになっているのだと思っていただけると幸いです。たぶん今までの中でも、一番精神的にカオスなことになっているでしょう。
ぐちゃぐちゃな状態のままひたすらに思考していた悠斗ですが、そこで一発の銃声。
果たしてこの銃声の主は――? ……といっても、さすがに読者の皆様には誰が撃ったかは丸分かりかもしれませんね(汗)
第63話〜反逆の章・3『惨状』
第43話以来の登場となった蛍。
今回は一旦話を落ち着けるような意味で挿入されている話になります。重要人物のはずの蛍ですが、こういう間を置くような話にばかり登場していますね(汗)
銃声を辿って蛍が見つけたのは、前回までの舞台であった路地。当然康と久信の死体と遭遇します。
しかし、面識がほぼないせいかその反応は相当淡泊です。今後もこういうパターンが多くなってきそうなのが『反逆の章』ですね。
ですが、悠斗と冬子はどうやらこの場から既に離れてしまったようで……果たして二人はどこに?
さらに蛍が探している相手が直美であることも判明。少しずつですが、蛍周辺の話も進んでいます。
蛍と直美の遭遇は果たしてなるのか。要注目です。
第64話〜後悔の章・3『邂逅』
今回はここにきて出番増の直美の話。
第59話で伊織が待ち伏せたのは直美だったわけですが、結局伊織は今回も失敗……。それだけでなく負傷までしてしまいました。
怪我自体は軽そうですが、果たして今後の展開はどうなるのか……?
また、今回は多少ながら雪乃についても掘り下げていっています。彼女の出番もそろそろ増えてきそうな感じなので、当初の予定より描写を濃くしてみました。
そして最後に、姿を消していた悠斗が登場。その状態は今のところはっきりしていませんが、悠斗については次回。
いよいよ『崩壊編』も終了間近となってきています。どうなっていくのかは、次回をお待ち下さい。
第65話〜迷走の章・14『安息』
いよいよ『迷走の章』も最後。
直美たちの前に現れた悠斗ですが、どうやら銃撃を受け重傷だったようで……そのまま退場となってしまいました。
散々に迷い続け苦しみ抜いた悠斗ですが、何とか作者の私としては安らかな最期を与えてやりたいと思っていましたので、それが何とか成し遂げられたような気がしています。
ここまで話を引っ張ってきてくれた悠斗に、心より感謝を。
悠斗を撃った当人は一体どこへ行ったのか? そして悠斗の最期を看取った直美たちですが、悠斗の言葉を受けてどう展開していくのか……。
章主人公の退場者もこれで二人目。
そして次回で『崩壊編』も終了となります。次の話は、さらに大きく話が展開していきます。
第66話〜深遠の章・4『妖艶』
『崩壊編』ラストにして『深遠の章』主人公、そして悠斗を撃った犯人判明の回です。
といっても、正体は予想通り冬子、という結果でした。しかし、私自身この話が書きたくて書きたくて仕方がなかったので、文章量も久々に多めになった気がします。
同時に、均の分の支給武器の行方や冬子の細かな行動内容も判明。ここまで隠してきた部分を明らかにするだけあって、過去の文章の読み返しもやたら多くなってしまいました。
冬子の目下の問題は武器。今のままでは少々動きづらいのは事実です。
さらに、哲弥と冬子を結び付ける『あの日』や『要塞』なども詳細はまだ明かされていませんが、これは重大なネタバレなので少しずつ明かしていく形になるかと思います。
そして次章のタイトルは『惑乱編』。ギリギリまで悩んだタイトルなのですが、どうなっていくのか……ご期待下さい。