〜あとがきと解説〜
ネタバレ注意!
品目
一.死線風麻婆豆腐(まーぼどうふ)♪(序章ネタバレ!)
一.死線風青椒肉絲(ちんじゃおろーす)♪(前半戦ネタバレ!)
一.死線風回鍋肉(ほいこーろー)♪(後半戦ネタバレ!)
一.死線風小龍包子(ショウロンパオズ)♪(殲滅戦ネタバレ!)
一.死線風五目炒飯(ごもくちゃーはん)♪(最終決戦ネタバレ!)
一.死線風満願全席(まんがんぜんせき)♪(終章ネタバレ!)
一.死線風麻婆豆腐(まーぼーどうふ)♪(序章ネタバレ!)
1.プロローグ〜プログラム開始一週間前〜
いきなり政府側の場面から物語は始まっています。ここで出てくるのはこの「死線」のキーパーソン・ブレイドウルフ。総統閣下もできるだけ威厳を出しておきました♪
そして一応断っておきますが、バルザックとマルサは中学生ではありません(笑)。この後、どう物語に絡んでくるか、それは後々わかりますので・・・・
2.海音寺中学校1学期終業式〜プログラム前日〜
そしてプログラム対象の不幸なクラスの日常風景です。仲のよい男女グループ、いいですねぇ。これから夏休みだというのでかなりはしゃいでおります。ここでは遠山慶司の視点から描かれています。
裏話ですが、慶司は昔、健吾が黛さんが好きなことを他の人に話しそうになりました。この時、地獄耳で駆けつけた健吾に空中延髄蹴りを食らわされて生死の境をさまよったことがあります(笑)。この時、その場にいた武士と被害にあった慶司は決して他言しないように誓ったといいます・・・ こんなのだから慶司は殺気に敏感なのです。いや〜、長い裏話でした♪
3.拉致〜死への送別〜
さて・・・、お約束の拉致に入るわけですが、某特殊部隊の強襲のような方法をとりました。しかし、この時、他のクラスの生徒たちは騒がなかったのかという疑問も残ります。ですが、この時の糟谷先生の長話はここで意味をなしてくるわけです。他のクラスはHRは少ない時間で終わり、C組の生徒だけが長々と長話をして、他の生徒を帰らせたわけです。「他のクラスの連中は待っていなかったのか」という厳しい質問もありますが・・・、そこは少人数。専守防衛軍得意の「強制退去」で万事OK! それでも校長の話の時に全員眠らせれば・・・というツッコミには・・・、ま、まぁ今日はこの辺で・・・(汗
4.プログラム開会式〜プログラム開始前〜
拉致された生徒たちの喧騒、そして旧担任と新担任の登場。この辺はお決まりのパターンです。しかしこのクラスは結構物分りの生徒が多いです。威嚇射撃で全員沈黙! まあ森担任の威圧的な言動もありますが・・・
糟谷先生は森担当官の気まぐれで処刑!! 賛成したにもかかわらず、処刑されたのってこれが初めてではないでしょうか・・・(汗) プログラムは巻き込まれた生徒だけではなく、担任にも死を与えることなんですね・・・(合掌)
5.転校生〜プログラム開始〜
ここで転校生の紹介。全員あきらかに中学生離れしています(汗)。1名挑発的な態度、1名不機嫌な態度、1名は明らかに思考回路がぶっ飛んでます(笑)。こんな転校生が目の前に現れたらいやだろ〜なぁ・・・ しかしこんな転校生を混ぜた不幸なプログラムは開始します。40人になったクラスの運命はいかに・・・
一.死線風青椒肉絲(ちんじゃおろーす)♪(前半戦ネタバレ!)
6.おもわぬ襲撃
慶司君、4分待てば健吾と合流だったのですが・・・ 秋文襲撃により、次の玉野笑美出発前の2分間で二人とも廃校前から消えてしまいました・・・ この襲撃はのちの慶司の運命を大きく狂わせることになります。当の本人はそれに気づかずひらすら森の中を逃げ回っていますが・・・
7.恐怖、来訪!
生徒を送り出した森と兵士たちの談笑。ここまでよくある風景なのですが・・・、まさか生徒が乱入してくるなんて想像もしていなかったでしょうなぁ。
しかしわずか16歳で中将なブレイドウルフさん・・・、かなり出世してますなぁ。そこらへんのエリート官僚なんか目じゃない御人です。森がびびるのも無理はありません。彼の伝説は後に語られることになるでしょう・・・
8.金色の殺戮者
小澤嬢・・・一番個性がなかったキャラでした・・・ デビットのキャラを見出す目的で出したキャラだったので・・・哀れです。しかしデビットと小澤嬢・・・、デビットは190cmオーバー、小澤は普通の女子中学生の標準身長・・・、巨人と小人の遭遇でしたね(笑)。もう勝負が目に見えている対決でした。
9.残虐の淑女
「残虐天使」能登刹那嬢、降臨です。本プログラム屈指の武器・イングラムを持って、さっそくオタク・赤平を射殺します。
問答無用ですね〜、この辺までは原作の桐山に近い雰囲気をもっています。実は彼女、自分の中ではお気に入りです(笑)。所狭しと暴れまわってくれるでしょう・・・
10.狂女
今作の「危ない性格四天王」の一人、真中嬢の登場です。さっそく騙しうちでクラスメイトをあっさり殺害。おとなしい子を狙うあたり、かなり計算のできる子ですな。
井口さんの「支給品」は真中嬢の戦いの転機となります。実は設定では一番彼女が女子の中で身長が低いです。しかし、宗教信仰者というステータスを持っているのでダークホースの活躍が期待されます。
11.最凶最悪の魔女
そして「危ない性格四天王」筆頭格・浪瀬真央です。可哀想な生贄はオタクコンビの片割れ・和久君。なにやら「踊る大○査線」を思い出しそうな名前ですが(笑)、浪瀬を前にしては猛獣の前の子豚状態です。
「キャハ♪」が口癖の浪瀬ですが、やることは金○一の殺人犯も顔負けの手法で殺しております。ちなみにこの「最凶」は「最強に凶悪」という意味です、しかも天然で。後々出てくると思いますが、女子ジェノのエースです、間違いなく。
12.少女たちの砦
はい、立て篭もっております、仲良し女子グループ(笑)。このグループはかなり結束力が強いです。ついでに誰一人ここに来る間、襲撃を受けておりません! 運も強いと思われます(笑) 美津さんと御手洗君の馴れ初めって友達から恋人へって・・・・どうなんでしょ?
しかし同じ学年で名カップルとして有名な二人。果たして美津さんは御手洗君に会えるのか・・・ しかし砦には人影が一つ・・・
13.刃狼、来たる
ブレイドウルフ、カタカナってなんか雰囲気でないんで「刃狼」にしました。こっちの方がかっこいいし・・・
終業式後の集まりの真相が明らかに。ってかこんなイベントかます奴は普通はいません(汗)。よく4人が承諾したもんだ・・・ 大塚さんもピュアですねぇ・・・中学生はこんなものと信じたいものです(笑)
さて「刃狼」の投擲距離ですが・・・これにはいろいろ苦労しました。松坂並の直球と設定したのですが、どうみても松坂超えてますね・・・ しかも正確無比・・・、野球選手としても伝説になれるのでは(笑)
14.刃狼の牙〜狼VS少女たち〜
さて菊原さんと長川さん。二人とも銃装備、しかも菊原さん初めての戦場なのに非常に落ち着いております。相手が相手なら退けられたでしょうな。
しかし相手は最悪でした・・・ 菊原さんは奇襲で斬られ、長川さんにいたっては撃つ瞬間に弾道上から消えて一閃・・・ 二人ともいい性格だったのに早期離脱、もう少しうまくかけたらなぁ・・・と思った章でした。
15.決死の覚悟
笑美嬢も生きていればいいキャラしていた女の子でした。
しかし、刃狼。容赦と言う言葉を知りません。「なぜ笑美のロッカーを探り当てたのか?」その謎は後々に判明いたします・・・
美津グループで唯一暗い過去を持つ旭さん。この場面で美津さんの魅力が少し引き出せたらなぁというふうに思っておりました。旭さんは美津さんを親友というよりは「恩人」として見ています。そういった意味ではグループの生還よりは「美津さんの生還」を願っているようですねぇ・・・ 下手すればジェノ化の危険性を秘めた女性です(笑)
16.刃狼の素性〜砦の結末〜
6人少女全滅です・・・ 旭さんの不用意に近づかなければ腕は折られなかったのですが、それも刃狼の計算です。
彼は非常に不思議な男です。強さは抜群ですが、行動全般が不思議に包まれています。最後の沈黙も何かはわかりません。後々になれば、すべての謎が解けますが、現時点ではさっぱりです。
17.恋人たちの鎮魂歌
死ぬ間際に恋人が駆けつける・・・、シーンとしては感動的ですが、我ながらタイミングよすぎだと思います(汗)美津さんは最後は幸せに逝けたと思います。
が、残された御手洗君ははっきりいって可哀想です。完全に悲しみと怒りに支配されています。もはや完全に復讐鬼と化した御手洗君の運命はどのようなものになっていくのか・・・
18.美醜を兼ね備える者
「綺麗な薔薇には棘がある」の代名詞通りの松浦嬢。ファンクラブどころか親衛隊もあるところを見ると、どこかの学園漫画のアイドルのような女性ですね。しかし心がブスな女性ってのは好きになれません・・・・><
森担当官、最初は威圧感たっぷりだったのに、格上の「刃狼」がでてからは、キャラがしぼんでいますね・・・ まぁ低年齢でも伝説を残す「刃狼」が強いのだからしかたないことだとは思いますが・・・・、少し情けない感じのする威圧感漂う担当官・・・ 不思議な男です(笑)
19.爆音に咲く花
残虐天使・能登VS醜悪美女・松浦。女同士の熾烈な戦いです。マシンガンとグレネードランチャーの応酬というド派手な戦闘を繰り広げます。前半戦屈指の対戦カードです。
普通、グレネード弾避けるのって難しいんですよね・・・ 後で気づきました(笑)まあ松浦嬢もあまり扱いになれてない所もあったので・・・ 最後は頭脳プレイで能登嬢が勝利。彼女は勝つたびに台詞を残します。しかも率直ですな・・・
オタク赤平から奪ったジッポがこんなところで役に立つとは自分も手に入れた当時は思ってもいませんでした・・・ 閃きって大事ですね♪
20.刃狼、再び
この章を見たみなさんは大体お気づきかと思われるでしょうが・・・、そうです、この黛嬢こそヒロインです!
おそらく戦場で「刃狼」に出くわして見逃してもらったのは彼女一人だと思われます。彼女の兄・謙信もこの物語のキーパーソンになっていきます。彼女は生き残ることができるのでしょうか・・・?
21.優しきガーディアン
那節健吾合流の章です。彼の性格は個人的には好きです。黛嬢の鈍感さがMIXされていい味だしていると思います。彼のスコーピオンもプログラムの上位クラスの武器です。優しい彼が黛嬢を守るために、この武器を後々使うようになるか・・・、その辺はプログラム次第でしょう(笑)
22.絶望の残骸
当初の予定では21章の一部だったのですが、那節君合流と黛嬢との話が長引いたため、急遽作成した章。美津嬢と御手洗君合流の時といい、この放送もものすごいタイミングでかかってきます(笑)。
ここで那節君、片思いに終わります。しかも間接的って・・・、ちょっと書いてて可哀想でした。でも彼は強い男ですので、これくらいではめげません(笑)。ちなみに作者のお気に入りでは女は能登嬢、男では那節君になっております(笑)。今後の活躍に期待したいですな。
23.幸運と不運の分かれ目
沢崎君の不幸。「刃狼」に手を出したのはあまりに不幸でしたね・・・ もし他の生徒なら勝てたでしょうに・・・ 頭から一刀両断されています。この殺し方は他のオリバトにはさすがにないですね(そもそもできないって、汗)。
そしてなぜか登場回数が少ないにもかかわらず、柳屋オリバト作家の皆様から人気のある李君登場。何の苦労もなくボウガンゲットです。死者に興味はないようですね。裏話ですが、彼の生存願望はずば抜けています。「ラッキー」発言もそんなことから出ています。
24.無抵抗の正義
6章以来音沙汰なかった遠山君の再登場。逃げ回って落ち着いたっと思ったらまた別の襲撃者が・・・ しかも両方とも、銃所持者です(笑)。彼は主人公にありがちな「不殺主義者」です。本来ならここで殺されるのですが・・・、転校生・本条君が彼の運命を大きく変えます。よくも悪くもお互いに影響を与え続ける本条君と遠山君の異色コンビ誕生です。
しかし、本条君。どうみても原作の川○君ですね・・・ う〜ん、これからちょっとは変化を入れていくつもりですけど、おそらく読んだ人は「あ、川○じゃん!」と思ったでしょうなぁ・・・
25.転校生の実力
「金色の狂戦士」ことデビット君再来です。実は彼は今作の「危ない性格四天王」の一人です(笑)。萌子ちゃん、おそらく映画の見すぎだったのでしょうね。片手で銃を撃って、脱臼しています。この状態でデビットにあったのはもはや不幸としか言いようしかないです・・・
転校生の素性が少し明らかになりました。デビットと本条は「専守防衛軍」・・・、15歳で兵隊になるとは書いてみて我ながらすごい国だと思いました(汗)
26.刃狼伝説
「刃狼」の伝説が少し明らかになります。6歳で初デビュー、10歳でブレイク・・・ どこかの俳優クラス並の人生を送っております(笑)。「OMEGA」の詳細はいずれ出ると思いますが・・・、なんともいい語呂になったものだと自分で思います。
甘い遠山、厳しい本条、二人の性格が分かれております。でも正反対な性格ほど仲がよかったりしますよねぇ・・・ 不思議です。
27.狂信者の行進曲
かなり根性悪い性格しています、真中嬢。もはや騙し討ちは彼女のステータスになっていますね。狡猾な手口は原作の相○嬢と通じるものがあります・・・ 選民思想な演技派少女・・・、女優になれそうっすねこの子は・・・
この話、当初は井口さんが生きているってことをダシにして、家島嬢をおびき寄せる作戦だったのですが、一回目の放送が流れた後だということを書いた後気づきまして・・・(汗)急遽、「遺品でおびき寄せ作戦」に変更したわけです(笑)こんなのだったら1回目の放送にしとけよ・・・と突っ込みを食らうところですが・・・・・
28.プライドの鍔迫り合い
財閥のお嬢様と孤高の剣士の対決。元々仲が悪かったのか、かなり遠慮のない戦いです。しかしここも突っ込みどころは満載です(汗)そもそも鎖を持っていない状態で鎌が振れるのか? かなり興奮状態にあったので持つ暇もなかった・・・と思います(笑)
実はこの戦い、まだ案があったのです。例えば墨田嬢の長い髪を利用して、髪を振り回して天王寺嬢の顔にぶつける・・・とか。あまりに現実性がないのと、鎌振ってたら髪切られるのではということでボツになりましたが・・・
二人の戦いに乱入してきた「魔女」により闘いは混沌としてきます。
29.「最凶」の欲望
「最凶の魔女」浪瀬さんが暴れる章ですね。墨田嬢と小船嬢のエピソードは自分の中では最初なかったのですが・・・ 小船嬢の強さと墨田嬢の思春期にありがちな弱さがでていてよかったのではないかと。
この章で浪瀬嬢は「明るい殺人鬼」から「明るい快楽殺人鬼」へとランクアップです(笑)完全にイッちゃってますね〜。自分の前にこんなのがでてきたら逃げたくなりますよ、絶対に。天王寺さんは哀れです、ご冥福をお祈りします。
30.いじめられっ子の逆襲
おそらく世のいじめられっ子はこういう場面を思い浮かべるのではないでしょうか? 強者を倒すこと、秋文君は頑張っております。しかし陸奥君の実力は想像以上でした。不良のボスのタイプは、いい人と悪い人がいますが(原作の桐○君は例外)、陸奥君は間違いなく外道です。陸奥君のUZIサブマシンガン、これで今作のサブマシンガンは3丁になりました。かなり銃器類が強いプログラムですな。
2回目の襲撃、果たして陸奥グループの運命は・・・
31.バーサーカー降臨
襲撃者の正体はデビット君。実は2階から狙撃していたんですね〜。いとも簡単に校内に侵入を許したわけですが、陸奥君たちは素人、デビットは現役バリバリの兵士です。この辺で差がでています。銃を手に入れてマシンガン相手だとわかると、さっさと撤退。この当たりからも優秀な兵士だということが伺えます。
一方、仲間を全員殺された陸奥君、全然動じていません。豪胆かつ外道な性格が出ています。ちなみに彼、「危ない性格四天王」の最後の一人です(笑)。今後、どういう進路をとっていくかはお楽しみです。
32.笑いを凌駕する闇
玉野笑美ちゃんの思い人だった浜田君の登場章。結構楽天的な思考があったのでしょうが、死体を見てからは混乱しまくりです。っていうか口より上がない死体みたら誰でも混乱するでしょうな。
刹那嬢に止めを刺される時はお笑いらしく、ツッコミを拝命してから止めを食らっています。しかし刹那嬢、イングラムで即死ってことがありません(笑)。必ず何か言って止めを刺します。まぁ、女の子がイングラムを自在に操れるわけありませんので・・・
33.野心と武心
自己中心的を極めた娘・神部嬢。まぁ簡単にいってしまえば度胸と実力のない相○嬢みたいなものです(笑)。とにかく、彼氏の陸奥君に頼りっぱなしです。しかし陸奥君の周りはこんなのばっかだな・・・・
春日部君は武人って感じをだしたかったので・・・ しかも天然系(笑)。プログラムだというのにほとんど緊張感ありませんね・・・ 接近戦では無類の強さを誇りますが、果たしてメリケンサックとナイフだけで生き残れるのか・・・?
34.陸上の華
究極の努力マシーン・三国嬢。いやぁ、作者も見習いたいものです(汗)。勢い凄まじい能登刹那嬢に襲われます。片手にイングラム、片手にグレネードランチャー。傍目から見ると殺人マシーンですね、恐ろしいです。しかし、さすが転校生を投入するだけあって、このクラスは運動神経がいい奴がそろってます。自分で書いててなんですが(笑)、よく弾を避けます。
途中、陸上部仲間の橘由紀夫君のおかげで助かった晶ちゃん。かなり信頼しあえる仲ようですね。また1チーム完成です。南行こうが、北に行こうが、危ないのは確かですがね・・・(汗)
35.もう一人の"最凶"
神部嬢の過去。本来は陸奥の腰巾着くらいの設定だったのですが、意外と膨らみました、この子。栄光と没落の両方を経験する元お嬢様・・・、まさかこのようなキャラに成長するとは作者も驚きです(汗)
ですが巨大な「悪」陸奥君に喰われるのは予定通りです(汗)。神部嬢も「悪」の類でしょうが、「悪」の桁が違います、この子は。容赦ないです、陸奥君。ここで殺しの快感に目覚める陸奥君。ある意味、浪瀬嬢に近づきました。果たして彼はクラスメイトを嬉々として狩るのか?
一.死線風回鍋肉(後半戦ネタバレ!!)
36.闇夜の道中
久々登場の凸凹パーティ(笑)。大甘ちゃんの慶司と照れ屋・本条のトーク全開の章です。
ここで出てくる本条君の「友達」も多少ながら関わってきます。まぁ読めるかもしれませんが・・・(汗)。
でも実際走って進みながらこんな話をするのは不可能ですがね(苦笑)。
37.狂った歯車
目的地・住宅地に到着。んでもっていきなり慶司は見張り役に指定! 本条君、何気に銃渡してますが・・・信用しすぎですかね? 本条君は文句いいながらもかなり慶司を気に入っている模様です。
そして狂ったリーダー・大和君に遭遇。ここで語られているように実は彼は能登VS三国の戦闘の目撃者です。本物の殺し合いと自分の恐怖が、狂気を呼び起こしたわけですね〜。
そして、ここでおそらく疑問に上げられる点を一つ。「なぜ本条は大和の腕ではなく、頭を狙わなかったのか?」これに関しては狙ったけど、少し外れて腕に当たったとしかいいようがありません。投げナイフまで完璧だとそれこそバケモノですから(笑)
38.生死を分けた瞬間
慶司の苦悩を描いて見ました。実際人を殺したらこんな気分になるんじゃないかな〜と思います。気分のいいものじゃないでしょ。
そこで本条理論が爆発。大人の理論を展開してみましたが、中学生でここまで悟っている奴がいたらさすがに引きます(笑)。うわ〜、本当に川○みたいになってきたな〜。でもおっさん臭くはありません(キッパリ)。少なくとも風貌は。
39.慎重な暗殺者
「正義」を貫く拳士・春日部。ヒーロー志向の少年によくありがちですが・・・、まぁ彼の場合強くなる=弱い者を守る=正義の三点方程式が成り立っているわけです。
春日部と旭との接点は最初なかったのですが・・・、なにげに展開♪ こんなこと言われたらさすがに惚れるでしょう、と思います。
不良のボス相手でも堂々とした態度で一切妥協しない要求。男、いや漢ですね、彼は(笑)
それだけにここで退場は少し寂しかった(作者的にも)。でも体術系の決戦も面白かったのでやってみたかったな〜と後で後悔・・・ この反省はいずれ後で・・・
しかし李の「暗殺拳」は自分で書いてなんですが、あとで恥ずかしくなりました。あんたは北斗○○の継承者か!? と自分で突っ込みたくなりました・・・(欝)
40.最凶の魔女VS残虐天使
女子ジェノ最強決定戦! 武装では最強・そして残虐、容赦なしの能登と、明るく楽しく殺戮♪ がモットーの殺人中毒少女・浪瀬。
どっちともイッちゃってる同士の二人ですが、実際この章は銃撃戦の難しさを痛感した章でした。なんとか能登VS松浦とは違う味を出したかったのですが・・・、さすがに違いがでたかどうかわかりません(汗)
結局は浪瀬のイカれた特攻に敗れた能登ですが、グレネードランチャーを置いていきます。彼女自身、これを餌に、と思っていますが、本能的にはこれで手打ちに逃がしてくれくらいの気持ちでしょうね。なにせ、怖いですもん、浪瀬(作者がいうか、オイ)。
41.無垢の白・神威の黒
能登の過去&信念について。これは作者も苦労しました、説明が(汗)。要するに、一切の妥協もしない、鋼鉄の信念をもって世界を信じていた少女なわけですね〜。
普通の人はどこかで妥協して生きていますが、能登の場合は受け入れることもせず、ただ絶望して傷ついている。一言で言えば、白すぎる「純粋」というわけです。混ざり合う余地がない。それゆえに傷ついているわけです。
一方の神の意志の元に容赦なく人を屠る真中嬢。彼女を「黒」と形容しましたが、彼女も一切の妥協を許さないドス黒い「黒」という能登とは正反対であるし、同じでもあるのです。まぁ、難しいですが・・・(汗)
イングラムと防弾チョッキ、原作桐山と同じ装備となりましたが、彼女はさらに暗躍するのか? 超人ひしめき合うプログラムでのダークホースですね♪
42.探索者との邂逅
やっとでてきた御手洗君。復讐に燃えて、相手を探して右往左往・・・ いくら体力があるとは言え、ご苦労様です・・・(汗)。
そして作者は書いて気づいてしまった。ある重大なことに・・・
オリバトを書いて銃に関して幾分か興味がでてきたので、色々調べてみたりしたのです。そうしたら御手洗君の支給武器『H&K
PSG−1』・・・・重量が8kgもあることが発覚! こんな重い物持ちながら、廃工場や学校のところまで走っていってたのかい!? さすがに作者も後でびっくりしました。もしかしたら一番体力があるのは御手洗君なのでは・・・・(汗)
ま、まぁもう書いてしまったことは仕方ないので・・・ ここではどこか頭のネジが飛んでる秀才・張本君との出会いです。彼にとって、この出会いはまさしく人生のターニングポイントと言うべき場面です。
奇妙なタッグがまたここにも誕生した瞬間です。ある意味危険なパーティですが・・・
43.最凶同士の決闘
最凶魔女・浪瀬と最凶不良・陸奥との一戦。サブマシンガンVSグレネードランチャー対決第三弾でもあります。
まぁ、いい加減飽きたと思いますが、そういわずに(笑)。しかし浪瀬は武器を有効利用してますね〜。無謀戦術といい、奇襲といい、兵士に向いているのでは。
陸上選手(槍投げ)という経歴がでてきましたが、ついに明かされた過去。
プログラム経験者かと思わせて、実は犯罪者(汗)。快楽を感じない体、初めての快楽を求めて親兄弟も殺している正真正銘の快楽殺人鬼というわけです。
さすがの陸奥君もびびってしまって、最後は結構情けなかったです。仕方ない気もしないこともなかったんですがね〜。
44.散華光牙
陸上コンビの再登場。ってか橘君は上に行く気がないというよりかは、やる気がないように見えますね(笑)。一方の三国嬢は熱血スポ根を思い出す熱い少女。いいコンビなんでしょうね〜。
ただ、両者の思いが少し違うってのも特徴ですね。というか、橘も気づけよってな感じで(笑)。どうもこのクラスは鈍感と敏感がはっきりしているようです。
刃狼・鵜飼の突然の奇襲。ここで分担させらちゃいます。刃狼は何か目的のある行動をしているようですが・・・ 少なくとも真面目にプログラムには乗っていませんね♪
最初の予定では三国嬢は鵜飼に一撃与えてここで果てる予定だったのですが、次回に続きます。
45.気高き魂
腹を撃ち抜かれても走り続ける少女・三国。かな〜りきつかったと思います。作者的にも、この苦痛をもう少しアピールしたかったのですが・・・ 書いててどんどん好きになっていったのは三国だけですね(笑)
小船捜索隊の御手洗君と張本君に会えたのはまさに奇跡とも言えるでしょう。ここで橘への思いがわかります。橘は三国を「性別を超えた親友」と思っていたのに対して、三国は「尊敬できる=自分が好意を寄せる人」と思っていたのですね〜。
彼と彼女が生きていたら、きっと思いが通じ合っていたでしょうな・・・
46.守り続けたいモノ
こちらは捜索隊でも、遠山捜索隊の視点で♪ 那節君の優しさと風花嬢の意志の強さが見られます。割り切れてないようですね〜、那節君。それでこそ、青春です(笑)
那節君の過去を振り返っていますが、あれでスマイルされたら、そりゃ純情な少年は惚れますよ、お嬢さん(汗)。
惚れた彼女をその場に置いて、危険なところに一人で突っ込む那節君。次に始まる戦闘で奮闘しますが・・・、風花ちゃんは言いつけ守らず突っ込んでますね〜。さて、どうなるんでしょうか・・・
47.最凶襲来、そして・・・
那節君が遭遇したのは、最悪の快楽殺人魔女・浪瀬(どんどん長くなっている、笑)。浪瀬の方は久しぶりに武装で優位に立ちましたねぇ。だんだん殺し方にこだわりを持っているのか、今回はUZIを使っています。
あ、そういえばこれ言うの忘れていましたが、陸奥・浪瀬の持っているUZIはノーマル・ミニ・マイクロのうち、マイクロの方です。後々銃研究でわかったのですが、ノーマルは片手じゃ持ちきれないこと(約4kg)がわかりまして・・・・(汗)
風花嬢は最悪のタイミングで突っ込んできました。もしこなければ、那節君は勝っていたかもしれません。もしこう着状態でも、二人が来ていたわけですから・・・ そういった意味でこの結末は最悪のパターンです(汗)
48.那節健吾
タイトル通り、那節健吾の章です。実際迷いました。何に迷ったかというと「那節君を生かすかどうか」です。というか「那節君と遠山君、どっちと主役にするか」で迷ったくらいですから(笑)
結果的には、ここで退場ということにしました。作者的にもこれほど苦心したこともなかったのですが、この死は遠山君と風花嬢の成長に大いに繋がるからと思うわけです。実際かなり親密になってますしね・・・彼ら。本条君はナイスなツッコミです(笑)
まぁ色々わけがわからないのに伏線を引いたりしてるわけですが・・・、どこで発動するかはわかりませんけどね(汗)
49.地獄に挿し込む光
女子ジェノ筆頭・浪瀬の過去についてです。「無痛覚」と「無快感」を併用して持つ少女。もしこんな人が実際いたらどうでしょうか? 下手すると生きている実感がないかもしれません。
それまでの浪瀬の人生はまさに「お人形」というにふさわしいかもしれません。モチーフは「人工機械のような少女」です。痛みも感じなければ、快感を感じることもない、まさに機械・・・
そんな彼女が「快感」を感じることができたらどう行動にでるでしょうか? もう言う必要はありません。実際やっていることは許されざることですが、彼女は「人間」になるために行動しているのかもしれません。
50.探し当てた探索者
再び小船捜索隊。こっちの張本君はクールなのですが、さすがに実際の死に触れて、本気で小船嬢を心配しています。そしてナイトはついにお姫様を見つけ出します(笑)
そしてここからは完全に二人の世界に・・・(おそらく遠山=風花以上、笑)。はっきり言って御手洗君が可哀想になりました(汗)。ここでも張本君はネジが飛んでいる発言をしています。この男に恥という感情はないのか・・・
再び復讐の旅路につく男に、見送る男・・・ 短いながらも二人には堅い友情が結ばれたようですね。御手洗君、君も男がレベルアップしているよ! おそらく張本君に会わなければ、ただの復讐鬼に終わっていたのでしょうねぇ・・・
次からは怒涛の展開です。ああ・・・、二人の世界が・・・(涙)
51.誰がために鐘は鳴る
一瞬のうちに愛する人を奪われた張本君、そして久々登場の金髪の悪魔・デビット。張本君も結局、復讐の鬼となるのはまさに運命の皮肉か・・・ 二人のバトルが始まります。
本来はここは張本君も最初の弾丸でダメージを受ける予定だったのですが、あまりにもキャラができてきたので急遽、デビットとの戦闘に変わりました。
ここで張本君の運動能力についてですが、はっきり言って並です。それでもデビットの攻撃を避けているのは、それを補う予測能力が高いためです。予測して次の行動に出るのが早ければ、運動能力がなくても意外と付いていけるというわけです。
最後は現役兵士のデビットに屈しますが、恋人と共に眠れたのは彼のとって幸せだったのか・・・ さすがにそれは筆者でもわかりません。
52.生きる意味〜死者か生者か〜
張本・小船カップルから離脱した御手洗君。復讐を決めたものの、その無意味さと感情の狭間で迷っています。そして銃声、彼にとって喪失は二度と体験したくないことだったのでしょう。
思えば彼はいろんな死を看取ってきました。恋人・美津亜希子嬢、自分の手のうちで死んでいった三国嬢、放送で聞いた親友・那節君の死・・・ おそらく一番精神的ダメージを被った人ではないでしょうか?
そんな死を受け入れてきた彼でも、恋人の死だけはどこかで拒否していたようですね・・・ 人間はそこまで強くはなれないと思います。むしろ、彼は普通だと思う。
李君の奇襲と最後の慈悲の篭った一撃で安らかな眠りにつく御手洗君。一番苦しんだ彼は美津さんの魂に会えてきっと幸せだったでしょう。必ずしも生きることが幸せではないのかも知れません・・・